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S−最後の警官−奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE★★★★

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小森陽一の漫画を基に、向井理と綾野剛が共演を果たしたポリスアクションドラマの劇場版。今回は海上を舞台に、日本の治安維持のために尽力するSAT(警視庁特殊部隊)、SIT(警視庁特殊犯捜査係)、NPS(警察庁特殊急襲捜査班)の奮闘を描く。向井や綾野をはじめ、新垣結衣、吹石一恵、土屋アンナ、高嶋政宏らおなじみのメンバーが再集結。ドラマよりさらにパワーアップした主人公たちの活躍はもとより、予測不能の展開なども見どころ。
あらすじ:既存のSATとSIT双方の特徴を併せ持ち、NPSこと警察庁特殊急襲捜査班が3番目の“S”として新たに設立される。生死を問わず犯人を制圧する方法ではなく、生かしたまま身柄を確保するというポリシーを掲げた彼らの存在は世間の注目の的だった。そんなある日、何者かによる立てこもり事件が起こり、NPSの神御蔵一號(向井理)らは現場に駆け付ける。さらに太平洋沖にて輸送船が乗っ取られる事件まで発生し……。

<感想>TVドラマ版も全部見ていました。もちろん元ボクサーだったが、気が優しいため警察官に転職。熱い正義感を見込まれてNPSの突撃要員に選ばれた、神御蔵一號を演じる向井理さんの大ファンです。今回もクールな狙撃手・蘇我伊織が再びアサルトスーツに身を包み、神御蔵との名コンビぶりを発揮してくれます。それにしても、タイトルの長いことといったら。

今回はオダギリジョー扮するテロリスト・正木との宿命のライバル同士の最終決戦が軸として描かれています。何を考えているのか分からない、ある種のモンスターとして見せている正木を、あくまで犯人として確保するという一號の理念も空回りしなければいいと思ってます。だから、彼との関係性を連ドラの時点からどう繋げていくのかが見どころの一つですね。

そして、プルトニウムを積んだ巨大タンカーがテロリストたちによって乗っ取られる事件が発生。タンカーは東京湾へと向かい、核弾頭のミサイルを東京目がけて発射するという計画に、日本は壊滅の危機に曝される。テロリストたちのリーダーは神御蔵たちと因縁のある正木圭吾。正木は、国際テロリストであり、以前に神御蔵たちに追い詰められた過去があり、復讐のチャンスを狙っているのだ。背後には警察のOBの霧山六郎がいる。それに、警察の幹部も。

そして同時に、都内で園児たちを乗せたバスが占拠される事件が同時に発生。テロリストのリーダーである正木は、バスの小学生を人質に政府に要求をつきつける。人質として全閣僚を要求。正木を射殺するのか、生きたまま逮捕するのか。一號は大きな選択を迫られる。

都内の園児たちを乗せたバスには、NPSたちが全員救助に向かうも、狙撃手である蘇我がSATに転属したため、自衛隊出身の女性狙撃手・新垣結衣扮する林イルマが担当。バスのハイジャック犯人を狙撃すべき任務につくが、誤って後ろにいたSSTの倉田隊長の息子の肩を撃ってしまう。重体に陥る息子の安否を気遣いながらも、林イルマは洋上に浮かぶ巨大タンカーの任務につく。

タンカーの上では、人質にとった全閣僚15人の身代金として30億円を要求し、総理大臣の辰巳啄郎はその金を用意してタンカーに乗る。しかし、正木は金目的ではないといい、東京を壊滅するための核弾頭ミサイルを発射させようとしていた。
そこで、正木が発射ボタンを総理大臣に渡して「ボタンを押せ」と命令するも、そこへSST 、SATやNPSが登場してテロリスト相手にドンパチが始まるのだ。狭いタンカーの船室での打ち合いは、見ていてイライラ感が募ります。

それでも、正木がミサイル発射のボタンを押したために、核弾頭のカウントダウンが始まり、船室の温度も灼熱地獄のようなゆらゆらと画面が揺れてます。
正木と一號の因縁の対決は、体と体のぶつかり合い、格闘技で決着をつけるんですから。それでも、生きて逮捕とは、外へ出るとテロリストたちも捕まり、その中の男が拳銃で正木を撃ち殺します。結局は金のもつれでしょうか。

それに、プルトニウムを燃料にしているミサイル、みんな放射能汚染されてますよね。800度にまで達しているんですよ。そこで生きているなんて、あり得ませんからね。
しかし、この女狙撃手は、腕はピカイチでただ自信を失くしてしまい、大事なプルトニウムの核弾頭の発射を止める射撃を何度も失敗するも、本当にこれで東京の最後かなぁと思う場面で、凄腕を発揮するのだ。これは手に汗でした。

今回は、SATとNPSは知っていたが、海上保安庁の特殊部隊・SSTの存在を知り、倉田隊長の青木崇高が、いつも海の上での仕事、息子の大事な時に立ち会えない辛さなどを演技して、自分も敵の銃弾を受けても戦う精神が凄いですね。それに、NPSの隊長大森南朋が、撃たれてしまいもうこれでダメかなぁと思っていたら、一號が止血をして生きるんだと激励して助かりましたね。
大ヒットシリーズ「海猿」の原作者である小森陽一が、09年から連載中の同名コミックが原作です。TVドラマよりも、スケールアップしてのSATとNPS、SITにSSTと言う、日本の特殊部隊の活躍が見られ、特にSSTは、「海猿」を思い出しましたね。
最後に、恋人ゆづるの吹石一恵が自分から一號に結婚を申し込むという、普通は男が女に申し込むんでしょうが。モタモタしていると、誰かさんに取られてしまうからね。
2015年劇場鑑賞作品・・・173映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

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