フランス発、「殺人タイヤ」の恐怖を描いた異色のパニックホラー。
砂漠に捨てられた1本のタイヤ、ロバートに命が宿ったことから、ロバートは自分に物を破壊するテレパシー能力が備わっていることを知る。ゴミや小動物を標的にテレパシーを送り、目にするものを次々と破壊していくロバート。次第にターゲットは人間へと移り、そんなロバートの目の前を謎の美女が通りかかって……。
2010年フランス映画 原題:rubber監督:クエンティン・デュピュー
キャスト:スティーブン・スピネラ、ロキサーヌ・メスキダ、ジャック・ブロトニック他(シネマトゥデイより)
<感想>命の宿った古タイヤが、人間を殺してしまうというフレンチ・ホラー。まったく人を小馬鹿にしたような本作。その殺人鬼のタイヤに、宇宙から来たエイリアンが宿って地球の人間を襲うのかと勘違いしてしまった。まったくもってそんなことは一つも描かれていないからである。
ナンセンスでおバカな映画だと冒頭で講釈を言ってますが、それはこの作品の中で古タイヤを望遠鏡で覗いている人達へ言ってること。
初めっから、そのタイヤが殺人を犯すシーンを見物する人間たちが、望遠鏡で覗いているのも何か変だ。突然道路に土に埋もれて転がっていた古タイヤが、突然ブルブルと震え出し、ペットボトルを踏み潰したことで破壊衝動に目覚め、次は空き缶を吹っ飛ばすシーン。まるで超音波でも出しているみたいに。そして夕陽に向かって進む古タイヤ。
その古タイヤ、ロバートという名前が付いているんです。タイヤだから何も食べなくても平気だし、それを双眼鏡で覗いている人間達は何なのよ、理解不能だ。
野ウサギをブルブル震わせて念力かなんかでぶっ飛ばすのだから、人間だって殺すことが出来るのだ。
こへ赤いオープンカーに乗って奇麗な女がやって来る。その車がエンスト、トラックが通りがかって古タイヤのロバートを撥ね飛ばす。赤いオープンカーはエンジンかかるしで行ってしまった。
そのトラックがガソリンスタンドで給油していると、そのおじさんの頭をブルブル震わせてまるでスイカを割ったように吹っ飛ばすロバート。そのおじさんがかけていたサングラスが地面に落ちて、そのサングラスに古タイヤが映るシーン。
して赤いオープンカーがモーテルへ、そこへ古タイヤも行く。まるで古タイヤがその女性に惚れてしまったかのように。15号室の部屋のドア開けっぱなし、シャワーを浴びている女。
その様子を一部始終双眼鏡で見ているバカども。子供もいるし、車椅子の老人もいる。こいつら何なの?古タイヤのファンなの?共感してるし。
女がドア閉めるしで、そのモーテルの一室では見物たちを殺すための食糧、ターキ―に毒を仕込んで、次の朝にみんなに食べさせるのだ。
モーテルでは、メイドが部屋を片付けに来た。シーツが古タイヤの汚れで真っ黒、シャワーを浴びているタイヤのロバート。メイドに追い出される古タイヤ、するとその女の頭も吹っ飛ばされて殺される。
別の部屋の少年、どうやらこのモーテルの主人らしい父親に、ピザを買って来いと言われ、自転車で買いに行く。帰りにあのタイヤが殺したカラスの死骸を、ピザにトッピングして父親のところへ持って行く。そのころ、望遠鏡で見物していたみんながターキ―の毒で苦しみ出す。どうして見物人たちを殺してしまうのか分からない。
古タイヤのロバートはプールに入ってるし、浮かないので沈んでいる。ピザを頼んだ父親は古タイヤを見て「捨ててこい、普通の古タイヤだこれは」。
保安官たちは、これは現実じゃないと言い切る。だが、保安官も古タイヤのブルブルで頭を吹っ飛ばされる。車椅子の老人一人がターキ―を食べなかったので助かった。一部始終を見ていたので、今までの殺人事件は、全部古タイヤが犯人だと主張するも、これは現実ではないのだと言う。
老人に言われて仕方なく保安官が、ライフルで古タイヤを撃つ。平べったくなった古タイヤ。これで事件は解決だというが、今度は三輪車に殺人鬼の魂が乗り移ったというのだ。この車椅子の爺さん殺さなくても良かったのに、古タイヤがブルブル振動させて吹っ飛ばすんだから。
ああら不思議、道端の古タイヤが動き出す。それもたくさんの古タイヤだ、三輪車の後をついて行くのだ。
最後まで見てしまって、こんなこと言うのも何だが、B級映画どころかこんな内容でよくも映画化したと呆れてしまう。頭をからっぽにしてこの新感覚を見よっていってもね。
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砂漠に捨てられた1本のタイヤ、ロバートに命が宿ったことから、ロバートは自分に物を破壊するテレパシー能力が備わっていることを知る。ゴミや小動物を標的にテレパシーを送り、目にするものを次々と破壊していくロバート。次第にターゲットは人間へと移り、そんなロバートの目の前を謎の美女が通りかかって……。
2010年フランス映画 原題:rubber監督:クエンティン・デュピュー
キャスト:スティーブン・スピネラ、ロキサーヌ・メスキダ、ジャック・ブロトニック他(シネマトゥデイより)
<感想>命の宿った古タイヤが、人間を殺してしまうというフレンチ・ホラー。まったく人を小馬鹿にしたような本作。その殺人鬼のタイヤに、宇宙から来たエイリアンが宿って地球の人間を襲うのかと勘違いしてしまった。まったくもってそんなことは一つも描かれていないからである。
ナンセンスでおバカな映画だと冒頭で講釈を言ってますが、それはこの作品の中で古タイヤを望遠鏡で覗いている人達へ言ってること。
初めっから、そのタイヤが殺人を犯すシーンを見物する人間たちが、望遠鏡で覗いているのも何か変だ。突然道路に土に埋もれて転がっていた古タイヤが、突然ブルブルと震え出し、ペットボトルを踏み潰したことで破壊衝動に目覚め、次は空き缶を吹っ飛ばすシーン。まるで超音波でも出しているみたいに。そして夕陽に向かって進む古タイヤ。
その古タイヤ、ロバートという名前が付いているんです。タイヤだから何も食べなくても平気だし、それを双眼鏡で覗いている人間達は何なのよ、理解不能だ。
野ウサギをブルブル震わせて念力かなんかでぶっ飛ばすのだから、人間だって殺すことが出来るのだ。
こへ赤いオープンカーに乗って奇麗な女がやって来る。その車がエンスト、トラックが通りがかって古タイヤのロバートを撥ね飛ばす。赤いオープンカーはエンジンかかるしで行ってしまった。
そのトラックがガソリンスタンドで給油していると、そのおじさんの頭をブルブル震わせてまるでスイカを割ったように吹っ飛ばすロバート。そのおじさんがかけていたサングラスが地面に落ちて、そのサングラスに古タイヤが映るシーン。
して赤いオープンカーがモーテルへ、そこへ古タイヤも行く。まるで古タイヤがその女性に惚れてしまったかのように。15号室の部屋のドア開けっぱなし、シャワーを浴びている女。
その様子を一部始終双眼鏡で見ているバカども。子供もいるし、車椅子の老人もいる。こいつら何なの?古タイヤのファンなの?共感してるし。
女がドア閉めるしで、そのモーテルの一室では見物たちを殺すための食糧、ターキ―に毒を仕込んで、次の朝にみんなに食べさせるのだ。
モーテルでは、メイドが部屋を片付けに来た。シーツが古タイヤの汚れで真っ黒、シャワーを浴びているタイヤのロバート。メイドに追い出される古タイヤ、するとその女の頭も吹っ飛ばされて殺される。
別の部屋の少年、どうやらこのモーテルの主人らしい父親に、ピザを買って来いと言われ、自転車で買いに行く。帰りにあのタイヤが殺したカラスの死骸を、ピザにトッピングして父親のところへ持って行く。そのころ、望遠鏡で見物していたみんながターキ―の毒で苦しみ出す。どうして見物人たちを殺してしまうのか分からない。
古タイヤのロバートはプールに入ってるし、浮かないので沈んでいる。ピザを頼んだ父親は古タイヤを見て「捨ててこい、普通の古タイヤだこれは」。
保安官たちは、これは現実じゃないと言い切る。だが、保安官も古タイヤのブルブルで頭を吹っ飛ばされる。車椅子の老人一人がターキ―を食べなかったので助かった。一部始終を見ていたので、今までの殺人事件は、全部古タイヤが犯人だと主張するも、これは現実ではないのだと言う。
老人に言われて仕方なく保安官が、ライフルで古タイヤを撃つ。平べったくなった古タイヤ。これで事件は解決だというが、今度は三輪車に殺人鬼の魂が乗り移ったというのだ。この車椅子の爺さん殺さなくても良かったのに、古タイヤがブルブル振動させて吹っ飛ばすんだから。
ああら不思議、道端の古タイヤが動き出す。それもたくさんの古タイヤだ、三輪車の後をついて行くのだ。
最後まで見てしまって、こんなこと言うのも何だが、B級映画どころかこんな内容でよくも映画化したと呆れてしまう。頭をからっぽにしてこの新感覚を見よっていってもね。
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