2014年からスタートした、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズの最終章となる劇場版長編。東京を混乱状態に陥れる謎のテログループを相手に、警察用レイバーを擁する警視庁特車二課パトレイバー中隊が壮絶な戦いに挑む。監督に押井守、出演に筧利夫、真野恵里菜らレギュラーメンバーが結集。東アジア情勢も盛り込んだリアルで壮大なスケールの物語もさることながら、武装ヘリとパトレイバーの激突をはじめとする迫力のアクションにも圧倒される。
<感想>2014年4月に公開された第1章から展開してきた実写化シリーズを観ていないものにとっては、こんなこと言うべきことではないが、アニメ版の『機動警察パトレイバー』も観ていなかったし、ついつい、巨大なロボットが怪獣と重量級のバトルを繰り広げる「パシフィック・リム」を想像してしまったので、何だか日本の人間型ロボット・レイバーが出てきた時には、時代遅れの警察ロボットでも、つい胸が躍ってしまいました。しかしですよ、全高8メートルの98式AVイングラム。
警察用のレイバーで、時代に取り残された旧型機となり不要の烙印を押されていたが、グレイゴーストを相手に奮闘するのですが、それが仁王立ちしたまま動かないんですよ。これではダメですよ。
グレイゴーストを使って日本を混乱に陥れる謎の集団。その正体は、13年前に起きた“幻のクーデター”を繰り広げた元自衛官の意志を受け継ぐ教え子だった。高い組織力で灰原をバックアップするテロリストたち。
グレイゴーストでレインボーブリッジを爆破、警視庁だけでなく、都庁も襲撃する。警察の特殊部隊をものともせず、機関砲で包囲網を突破していく。
自衛隊のヘリが出動するも、見えないヘリとパイロットの灰原零(森カンナ)の操縦技術に手も足も出ないのだ。彼女は死んだことになっており、お墓まである。
ですが、派手なガンアクションや、軍用ヘリの空中戦などが出てくるまでが遅いし、レイバー出動までのじれったさを感じずにはいられませんでした。後藤田率いる第二小隊、“見えない戦闘ヘリ”を追うも、見えないとはいえ、ヘリの整備工場があるはずと、テロ組織のアジトへ突撃する。公安の高島玲子さんのカッコ良さにいつもながら感服恐れ入りました。敵のアジトへ急襲するも逃げられてしまう。
後藤田は上層部の命令を無視して、2機の98式を機動させ、一か八かの作戦に出ます。それに戦いっていっても、両腕から発射するミサイルやロケットランチャーのような撃砲なのかと思っていたら、大型の拳銃型武器リボルバーカノンで、大きな拳銃のようなもので射撃するとは、それも、5分間限定という型落ちの旧型。これではとても、たった1機の最新鋭の改グレイゴーストことAH-88J2には適いっこないのだ。
それがテロ組織が、自衛隊から強奪した最新鋭の超ハイテク戦闘ヘリ“グレイゴースト”で、機関砲に対地ロケット、ミサイルで完全武装しており、機体全体を覆う熱光学迷彩パネルによって、文字どおり姿を消すことができるというもの。そして、訓練中に操縦した天才パイロットが、そのまま部隊を離脱してテロ組織へ合流したというのだから。それに、戦闘ヘリを運用するためのバックアップ部隊も当然のように存在していると。そのメンバーも元自衛隊員なのだから、その組織力は驚くべきもので、あの吉田鋼太郎が隊長として指揮を取っているようだ。
天才的な腕を持つパイロットが操縦するだけに、攻撃目標を的確に破壊していく能力も加わり、「見えない攻撃ヘリ」として、単独で首都を制圧するだけの攻撃力を持っているということなのだ。そのパイロットが、死んだと言われるもう、手も足も出ないということなのか。
観ていて、イライラ感が募るも、映画だからして何とか対処するのだろうなんて考えていたら、人間型ロボット・レイバーに乗っていた泉野明(真野恵理菜)という女性の隊員が、壊れたロボットから出て来て、自分の左腕に装着している拳銃型武器リボルバーカノンを持ち、耳に微かに聞こえるヘリのエンジン音を頼りに“グレイゴースト”目がけて撃ち込むのですから。これは無謀というもの、失敗したら泉野明が攻撃されていたでしょうに。
みんなも一斉に射撃を始め、かっこいいのは、高島玲子のスナイパーのような、スコープ付の機関銃で撃ち込む姿には感心しました。それでも、“グレイゴースト”に命中して東京湾に撃墜したのに、パイロットの灰原零が浮いてきて、ニヤって不敵な笑みをするところは、まだまだ続篇ありってことですかね。
まぁ、あくまではキモは警察VSテロリストの組織戦。二足歩行のロボットが存在したらどうなるのか?・・・そんな近未来的な設定と共に、CGも加え、8メートルもの“イングラム”を実際に製作するなど、映像面でもリアリティを重視しているので、良しとしましょう。
2015年劇場鑑賞作品・・・92映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
<感想>2014年4月に公開された第1章から展開してきた実写化シリーズを観ていないものにとっては、こんなこと言うべきことではないが、アニメ版の『機動警察パトレイバー』も観ていなかったし、ついつい、巨大なロボットが怪獣と重量級のバトルを繰り広げる「パシフィック・リム」を想像してしまったので、何だか日本の人間型ロボット・レイバーが出てきた時には、時代遅れの警察ロボットでも、つい胸が躍ってしまいました。しかしですよ、全高8メートルの98式AVイングラム。
警察用のレイバーで、時代に取り残された旧型機となり不要の烙印を押されていたが、グレイゴーストを相手に奮闘するのですが、それが仁王立ちしたまま動かないんですよ。これではダメですよ。
グレイゴーストを使って日本を混乱に陥れる謎の集団。その正体は、13年前に起きた“幻のクーデター”を繰り広げた元自衛官の意志を受け継ぐ教え子だった。高い組織力で灰原をバックアップするテロリストたち。
グレイゴーストでレインボーブリッジを爆破、警視庁だけでなく、都庁も襲撃する。警察の特殊部隊をものともせず、機関砲で包囲網を突破していく。
自衛隊のヘリが出動するも、見えないヘリとパイロットの灰原零(森カンナ)の操縦技術に手も足も出ないのだ。彼女は死んだことになっており、お墓まである。
ですが、派手なガンアクションや、軍用ヘリの空中戦などが出てくるまでが遅いし、レイバー出動までのじれったさを感じずにはいられませんでした。後藤田率いる第二小隊、“見えない戦闘ヘリ”を追うも、見えないとはいえ、ヘリの整備工場があるはずと、テロ組織のアジトへ突撃する。公安の高島玲子さんのカッコ良さにいつもながら感服恐れ入りました。敵のアジトへ急襲するも逃げられてしまう。
後藤田は上層部の命令を無視して、2機の98式を機動させ、一か八かの作戦に出ます。それに戦いっていっても、両腕から発射するミサイルやロケットランチャーのような撃砲なのかと思っていたら、大型の拳銃型武器リボルバーカノンで、大きな拳銃のようなもので射撃するとは、それも、5分間限定という型落ちの旧型。これではとても、たった1機の最新鋭の改グレイゴーストことAH-88J2には適いっこないのだ。
それがテロ組織が、自衛隊から強奪した最新鋭の超ハイテク戦闘ヘリ“グレイゴースト”で、機関砲に対地ロケット、ミサイルで完全武装しており、機体全体を覆う熱光学迷彩パネルによって、文字どおり姿を消すことができるというもの。そして、訓練中に操縦した天才パイロットが、そのまま部隊を離脱してテロ組織へ合流したというのだから。それに、戦闘ヘリを運用するためのバックアップ部隊も当然のように存在していると。そのメンバーも元自衛隊員なのだから、その組織力は驚くべきもので、あの吉田鋼太郎が隊長として指揮を取っているようだ。
天才的な腕を持つパイロットが操縦するだけに、攻撃目標を的確に破壊していく能力も加わり、「見えない攻撃ヘリ」として、単独で首都を制圧するだけの攻撃力を持っているということなのだ。そのパイロットが、死んだと言われるもう、手も足も出ないということなのか。
観ていて、イライラ感が募るも、映画だからして何とか対処するのだろうなんて考えていたら、人間型ロボット・レイバーに乗っていた泉野明(真野恵理菜)という女性の隊員が、壊れたロボットから出て来て、自分の左腕に装着している拳銃型武器リボルバーカノンを持ち、耳に微かに聞こえるヘリのエンジン音を頼りに“グレイゴースト”目がけて撃ち込むのですから。これは無謀というもの、失敗したら泉野明が攻撃されていたでしょうに。
みんなも一斉に射撃を始め、かっこいいのは、高島玲子のスナイパーのような、スコープ付の機関銃で撃ち込む姿には感心しました。それでも、“グレイゴースト”に命中して東京湾に撃墜したのに、パイロットの灰原零が浮いてきて、ニヤって不敵な笑みをするところは、まだまだ続篇ありってことですかね。
まぁ、あくまではキモは警察VSテロリストの組織戦。二足歩行のロボットが存在したらどうなるのか?・・・そんな近未来的な設定と共に、CGも加え、8メートルもの“イングラム”を実際に製作するなど、映像面でもリアリティを重視しているので、良しとしましょう。
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