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ベイマックス ★★★

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マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。メガホンを取るのは、『くまのプーさん』のドン・ホールと『ボルト』のクリス・ウィリアムズ。随所にちりばめられた日本のカルチャーへのオマージュに加えて、白くて大きな体を持つベイマックスの愛らしさにも注目。
あらすじ:西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと、兄の同級生である大学生たちと共に、タダシが死んだ事故の真相を追求するために動き出す。

<感想>「アナと雪の女王」の興奮がさめやらぬ間に、またもや凄いエンターテインメント大作が公開された。基本は兄弟の話で、兄の想いを受け継いだベイマックスというロボットがいる。ですが、弟のヒロにはベイマックスだけじゃなくて仲間がいて、皆で事件を解決していく。そういう意味ではオーソドックスなお話だと思います。
その仲間には、几帳面なワサビ、運動神経抜群のゴーゴー、科学が得意なハニー・レモン、怪獣大好きなフレッドと個性豊かな面々がいるのだ。

アメリカでの原題は「ビックヒーロー6」で、そのイメージだと6人の戦隊ヒーローものだが、観てみると少年とロボットの触れ合いのイメージが強調されているようだ。
それは人々の心とカラダを守るために作られたケア・ロボットのベイマックスである。どちらかというと、見た目はビニールの人形を膨らましたような、ドラえもんのような感じがしました。

目と口は鈴をモチーフにしているそうで、ロボットというから、飼い主のいうことを聞いて行動して、飼い主が危険な目に遭うと守ってくれる最強の癒し系キャラのロボットなのだ。
フワポヨな感じで真っ白なボディに一度でいいから触れてみたいという気持ちにさせられます。最愛の兄を失った天才少年ヒロに寄り添い、空の上から地獄の果てまでも守り抜くといった感動のストーリーなのである。スピード感あふれる迫力の映像に、細部までこだわったキャラクターの魅力。

東京とサンフランシスコを掛け合わせて作られた架空都市サンフランソウキョウには、日本人として馴染み深い匂いを感じとり、日本の鈴をモデルにしたベイマックスの顔にも愛着を覚えてしまう。空には鯉のぼりのアドバルーンなんて気が利いているじゃないの。

しかし、このままでは犯人捜しの役に立たないと感じたヒロは、空手技をベイマックスにプログラム。さらには戦闘用にアイアンマンのような装備を着用させて、「飛べ、キックだ、ロケットパンチだ」なんて無理ですから、ふわポニョボディでは敵と戦えない。これは心の医療用のケアロボットなのに。
でも、アーマーの背中や足にブースターを取り付け、飛行能力を備えて、機動力が格段に向上。さらにはロケットパンチも繰り出せるようになる。
そして、歌舞伎メイクのマスクを付けた正体不明の怪人は、博士ですから。本当だったらヒロの独創的な発明の極小ロボットの集合体をさまざまな形に変化させることができるのだが、直後に会場で起こった爆発事故に巻き込まれた兄のただしは、死んでしまったのだ。

ヒロの作った画期的な発明を盗み、極小ロボットの集合体を悪事に使っているし、「スターゲイト」のようなワームホール、異次元の世界へ飛んでいくゲートを作り、自分の娘をロケットに乗せて跳ばせてしまい、その後にゲートが壊れてしまい、娘は異次元空間で浮遊しているのだ。壊れてしまった「ワームホール」自分ではどうすることも出来ない博士。ヒロがベイマックスに乗ってワームホールの輪っかを潜って異次元の世界へと。ベイマックスがその光の輪っかの中から「助けて」という救援信号を聞き取ったのだ。中で浮遊している博士の娘を助け出すため、ヒロと博士の娘がベイマックスの腕のロケット噴射でゲートの外へと出ることに成功する。ですが、彼らが出てきたと同時に、輪っかが壊れてしまい、中にいるベイマックスが置き去りになってしまう。

それから、ヒロが兄のタダシからのベイマックスの作り方のメモリーフラッシュを見つけて、再び同じようなケアロボット、ベイマックスを作ることに成功するんですね。
甘くない現実社会を生きる我々の前に、ひたすら優しいベイマックスのような存在が現れたら夢のようですよね。予想どうりとはいえ一緒に胸を躍らせながら笑い、ささやかな憤りを感じたと思えばそれを上回るどんでん返しがあり、最後には哀しみと嬉しさの両方の涙を流してしまう。
吹き替えで観たので、兄のタダシの声に小泉孝太郎、兄弟の叔母のキャスの声には菅野美穂が、さすがにベテランらしく上手でした。
2014年劇場鑑賞作品・・・368 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング


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