アイドルグループ、乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が映画で初めて主演を務め、『苦役列車』などの山下敦弘監督がメガホンを取った異色作。うそのオーディションで映画の主演に抜てきされた3人が中心となり、映画のストーリーとメイキング風ドキュメンタリーが混在し、うそと本当が交錯しながら一つの作品を構成する。アイドルである彼女たちが女優として山下監督のむちゃな要求に挑む姿だけでなく、ユニークで野心的なプロジェクトがどんな展開を見せるのか期待。
あらすじ:北石器山高校の超能力研究部に所属する育子、良子、あずみは、ある日のこと、同級生の森がスプーンを曲げる姿を目撃する。無理やり入部を迫るのだが、そんなイケてない女子たちのSFストーリーと同時進行で、乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が女優として成長していく舞台裏を描く異色のアイドル映画。
<感想>正真正銘アイドル映画ですから、観に行って失敗しました。乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が映画初主演ということで、メイキングやフェイクドキュメンタリーとなっていたのだが、高校生の超能力研究部というタイトルに惹かれて観に行った私がバカでした。
もう、すべてメイキングも映画の物語も作られた話で、この作品自体が全部映画なのですね。だから、映画を撮っているところも、監督が3人に演技を指示するところも、彼女たちがヘタクソな演技に演技を付けている監督も、全員でこの映画の中で演技をしているわけ。山下敦弘監督の「苦役列車」では、AKBの前田敦子がそれなりに良かったので、この作品での乃木坂46の3人にも期待してたんですけどね。
だから、タイトルの“超能力研究部“とは何ぞや!・・・後半部分でやっと3人がバイトをして貯めた15万円で宇宙への交信をする機械を購入して、リアカーで山の山頂まで運んで交信するのです。あんまし、映画のタイトルは関係ないですよね。
この映画は大橋裕之の「シティライツ」という漫画に収められている「超能力研究部の3人」を主人公にした、いくつかの短編を中心に構成したのが原作になっているそうです。アイドルが女優へと進化していく貴重な姿を舞台裏の、ドキュメントとして記録し、ドラマ部分と平行して映し出しています。
しかし、それだけではないんですね。どの舞台裏で3人を厳しく叱咤する山下監督自身も“演者”としてクレジットされているのですから。つまりは、ドキュメンタリー部分にも多分にフィクションの要素が含まれているのだ。
だから、撮影の休憩中に泣いているのも演技?・・・あとは、ふと漏らした弱音は?・・・まさにアイドルと嘘と本当が渾然となった革新的な映画なのだ。
3人の内、生田絵梨花演じる育子がメガネをかけていて、超能力研究部長で、外見も内面も典型的なオタク少女。超能力と恋に関しては抜群の行動力を発揮する。そして、もう一人秋元真夏が良子役でのメガネっ子だ。スナックを営む母親と2人暮らしで、店の手伝いもしてお客さんの接客もしている。おとなしい外見だが、したたかな一面もある。文句を言いながらも、良子の母親の手作りという焼うどんを上手そうに食べる3人。それに、橋本菜々未のあずみは、何とか衝突しがちな良子と育子の間に入り、お姉さん的な存在です。
3人でUFOを呼ぶ交信する機械を購入するために、良子の母親が営むスナックで歌う、ちあきなおみの「喝采」を歌うシーンとか、古い歌謡曲だよね。ユーミンの歌とか選曲しなかったのが不思議です。もしかして監督の趣味かも。
その間に、彼女らの好きな男性に告白するシーンとか、フラれてしまうシーンとか、反対に好きだと竹田くんに告られる良子が、あっさりとOKするシーンとかあって、それに、お祭りでキスをすることになり、女の子たちのマネージャーが事務所の許可を得てないので、キスシーンは困るといい、事務所に電話をして上司の男が来て、キスの真似事っていうか、フリをする唇は重ねないでというのだ。このシーンだけで、バカバカしい時間のロス。
清純がイメージのアイドルグループ、乃木坂46の3人の女の子だけに、映画と言えども汚れ役や、キスシーンはダメなのだ。撮影休日のシーンもあるのだが、これも演技でやっていることがバレバレで、口喧嘩をするところだって演技だし、悔しくて泣くところの演技なのだ。だから全てストーリーになっていて、メイキングにドキュメンタリーなんていっているけれど、撮影風景にしても演技で、ヤンキー女に絡まれるところも演技。ヤンキー女たちは、みんなプロらしく本気で「おめえら、アイドルグループに演技ができるのか」と絡んできて巧い。
それに、男子高校生の森くんに碓井将大くんが演じていて、イケメンで宇宙人ということなので、スプーン曲げとかして3人を驚かせて超能力研究部へと入ります。普通の学生服着た高校生で、見かけもなんら人間とかわりありませんから、父親が科学者で自分で宇宙人を呼び寄せる機械を作り、アンテナを立てて送信してUFOを呼び寄せるのだ。
本当にUFOが飛んで来た時には、嘘、本当か?・・・信じられないと我が目を疑いました。
乃木坂46の3人は、まだまだ、演技が下手です。これからもっと勉強した方がいいようですね。私的には、3人の中では生田絵梨花ちゃんが有望株ではなんて思っています。
2014年劇場鑑賞作品・・・362 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:北石器山高校の超能力研究部に所属する育子、良子、あずみは、ある日のこと、同級生の森がスプーンを曲げる姿を目撃する。無理やり入部を迫るのだが、そんなイケてない女子たちのSFストーリーと同時進行で、乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が女優として成長していく舞台裏を描く異色のアイドル映画。
<感想>正真正銘アイドル映画ですから、観に行って失敗しました。乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が映画初主演ということで、メイキングやフェイクドキュメンタリーとなっていたのだが、高校生の超能力研究部というタイトルに惹かれて観に行った私がバカでした。
もう、すべてメイキングも映画の物語も作られた話で、この作品自体が全部映画なのですね。だから、映画を撮っているところも、監督が3人に演技を指示するところも、彼女たちがヘタクソな演技に演技を付けている監督も、全員でこの映画の中で演技をしているわけ。山下敦弘監督の「苦役列車」では、AKBの前田敦子がそれなりに良かったので、この作品での乃木坂46の3人にも期待してたんですけどね。
だから、タイトルの“超能力研究部“とは何ぞや!・・・後半部分でやっと3人がバイトをして貯めた15万円で宇宙への交信をする機械を購入して、リアカーで山の山頂まで運んで交信するのです。あんまし、映画のタイトルは関係ないですよね。
この映画は大橋裕之の「シティライツ」という漫画に収められている「超能力研究部の3人」を主人公にした、いくつかの短編を中心に構成したのが原作になっているそうです。アイドルが女優へと進化していく貴重な姿を舞台裏の、ドキュメントとして記録し、ドラマ部分と平行して映し出しています。
しかし、それだけではないんですね。どの舞台裏で3人を厳しく叱咤する山下監督自身も“演者”としてクレジットされているのですから。つまりは、ドキュメンタリー部分にも多分にフィクションの要素が含まれているのだ。
だから、撮影の休憩中に泣いているのも演技?・・・あとは、ふと漏らした弱音は?・・・まさにアイドルと嘘と本当が渾然となった革新的な映画なのだ。
3人の内、生田絵梨花演じる育子がメガネをかけていて、超能力研究部長で、外見も内面も典型的なオタク少女。超能力と恋に関しては抜群の行動力を発揮する。そして、もう一人秋元真夏が良子役でのメガネっ子だ。スナックを営む母親と2人暮らしで、店の手伝いもしてお客さんの接客もしている。おとなしい外見だが、したたかな一面もある。文句を言いながらも、良子の母親の手作りという焼うどんを上手そうに食べる3人。それに、橋本菜々未のあずみは、何とか衝突しがちな良子と育子の間に入り、お姉さん的な存在です。
3人でUFOを呼ぶ交信する機械を購入するために、良子の母親が営むスナックで歌う、ちあきなおみの「喝采」を歌うシーンとか、古い歌謡曲だよね。ユーミンの歌とか選曲しなかったのが不思議です。もしかして監督の趣味かも。
その間に、彼女らの好きな男性に告白するシーンとか、フラれてしまうシーンとか、反対に好きだと竹田くんに告られる良子が、あっさりとOKするシーンとかあって、それに、お祭りでキスをすることになり、女の子たちのマネージャーが事務所の許可を得てないので、キスシーンは困るといい、事務所に電話をして上司の男が来て、キスの真似事っていうか、フリをする唇は重ねないでというのだ。このシーンだけで、バカバカしい時間のロス。
清純がイメージのアイドルグループ、乃木坂46の3人の女の子だけに、映画と言えども汚れ役や、キスシーンはダメなのだ。撮影休日のシーンもあるのだが、これも演技でやっていることがバレバレで、口喧嘩をするところだって演技だし、悔しくて泣くところの演技なのだ。だから全てストーリーになっていて、メイキングにドキュメンタリーなんていっているけれど、撮影風景にしても演技で、ヤンキー女に絡まれるところも演技。ヤンキー女たちは、みんなプロらしく本気で「おめえら、アイドルグループに演技ができるのか」と絡んできて巧い。
それに、男子高校生の森くんに碓井将大くんが演じていて、イケメンで宇宙人ということなので、スプーン曲げとかして3人を驚かせて超能力研究部へと入ります。普通の学生服着た高校生で、見かけもなんら人間とかわりありませんから、父親が科学者で自分で宇宙人を呼び寄せる機械を作り、アンテナを立てて送信してUFOを呼び寄せるのだ。
本当にUFOが飛んで来た時には、嘘、本当か?・・・信じられないと我が目を疑いました。
乃木坂46の3人は、まだまだ、演技が下手です。これからもっと勉強した方がいいようですね。私的には、3人の中では生田絵梨花ちゃんが有望株ではなんて思っています。
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