ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンが共演を果たし、ジョゼフ・フィンダーのベストセラー小説「侵入社員」を映画化したサスペンス。巨大企業のトップとして君臨し互いに激しい開発競争を繰り広げる首脳陣の攻防が展開していく。ライバル社にスパイとして潜入する若手社員を『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースが熱演。男たちの野望と狂おしいまでの栄光への執着に戦慄する。
あらすじ:躍進中のIT企業ワイアット社に勤務するアダム(リアム・ヘムズワース)は、成功のチャンスをつかもうと必死だった。ある日、彼はCEOニック(ゲイリー・オールドマン)の前で新ソフトのプレゼンをするものの失敗し、トップにたてついたせいで本人とチーム全員が解雇されてしまう。やけくそのアダムは仲間と一緒に会社の金で高級クラブに繰り出すが……。
<感想>ハイテク技術を使って、なんとか勝ち組にのし上がろうとする貧しい青年、リアム・ヘムズワースが野心でギラギラした顔ではなく、品のよささえ漂わせているのが現代的でいい。迎えるIT産業の巨頭ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンも迫力ある。スキンヘッドで今までにない見た目で、キャラクターの強さが増して凄みを出している。方やゲイリー・オールドマンの狂気は、こんな人が上司にいたら、付き合いきれない怖さだ。
監督の腕と豪華な音楽と俳優陣の演技力で、面白い映画に仕上がっております。しかし、クビにした人間をライバル会社にスパイとして送り込み、口封じに事故に見せかけて殺害。こんなこと米国では本当に普通にあるのか?・・・。
しかも一流企業で。その会社ではお抱えの殺し屋を雇っている。その殺し屋から、巻き込まれた主人公が、パンチ一発で逃げ失せるって、かなり強引な展開ですから。でも面白ければそれでいい、アメリカってそういうことがある国なんだと思って観ていればOKなんですから。
それに、ヒロインとの恋愛も、この映画に恋愛はいるのか?・・・やっぱりイケメン青年と美女が出てくれば、恋愛はありです。キスシーンで盛り上がるしね。
だって、主人公がマッチョでイケメンのリアム・ヘムズワースだし、相手はジョニデと婚約したアンバー・ハードですよ。何もなかったらつまんないじゃないですかね。上半身裸でベッドシーンOK!
そして、高級スーツに身を包み、スポーツカーに乗り込む姿にもうっとりでした。それに、最近のスパイ映画には絶対に登場するPCからのデータを盗むシーン。データを移す最中に人が入って来て、ハラハラドキドキの緊迫としたシーン。ですが、データによる最新セキュリティの破り方が、今や映画のスリリングなシーンに、成り得ないということを証明するあっさりとした処理も新鮮でした。
一瞬、懐かしくみたハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの憎悪剥き出し対決シーンをもっと観たかったが、「エアフォース・ワン」以来17年ぶりに共演を果たし、こんな演技合戦もなんだか懐かしいものになったことに驚く。
ニューヨークを舞台にビジネスの世界では、誰でもが嘘をつき、善悪を問わないという物語なのだが、最後、大企業の悪を暴いてやるところなんてスッキリしました。
でも、主人公が父親の住むアナログな世界に回帰していくのは物足りなかったです。父親には、珍しくリチャード・ドレイファスが出演している。
野心ゆえに老練たちに翻弄される青年が、友人の協力と最新の技術で大逆転する展開がスリリングでよかった。
過去作の「ラスベガスをぶっつぶせ」(08)と語り口も作劇もおんなじで、このロバート・ルケティック監督の映像はいまだにどこかMTV的で、演出も洗練されてないような気がしました。スパイものに重要な視線の配置もうまくないし、けれども、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの競演が観られるだけでももう満足でした。
2014年劇場鑑賞作品・・・350 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:躍進中のIT企業ワイアット社に勤務するアダム(リアム・ヘムズワース)は、成功のチャンスをつかもうと必死だった。ある日、彼はCEOニック(ゲイリー・オールドマン)の前で新ソフトのプレゼンをするものの失敗し、トップにたてついたせいで本人とチーム全員が解雇されてしまう。やけくそのアダムは仲間と一緒に会社の金で高級クラブに繰り出すが……。
<感想>ハイテク技術を使って、なんとか勝ち組にのし上がろうとする貧しい青年、リアム・ヘムズワースが野心でギラギラした顔ではなく、品のよささえ漂わせているのが現代的でいい。迎えるIT産業の巨頭ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンも迫力ある。スキンヘッドで今までにない見た目で、キャラクターの強さが増して凄みを出している。方やゲイリー・オールドマンの狂気は、こんな人が上司にいたら、付き合いきれない怖さだ。
監督の腕と豪華な音楽と俳優陣の演技力で、面白い映画に仕上がっております。しかし、クビにした人間をライバル会社にスパイとして送り込み、口封じに事故に見せかけて殺害。こんなこと米国では本当に普通にあるのか?・・・。
しかも一流企業で。その会社ではお抱えの殺し屋を雇っている。その殺し屋から、巻き込まれた主人公が、パンチ一発で逃げ失せるって、かなり強引な展開ですから。でも面白ければそれでいい、アメリカってそういうことがある国なんだと思って観ていればOKなんですから。
それに、ヒロインとの恋愛も、この映画に恋愛はいるのか?・・・やっぱりイケメン青年と美女が出てくれば、恋愛はありです。キスシーンで盛り上がるしね。
だって、主人公がマッチョでイケメンのリアム・ヘムズワースだし、相手はジョニデと婚約したアンバー・ハードですよ。何もなかったらつまんないじゃないですかね。上半身裸でベッドシーンOK!
そして、高級スーツに身を包み、スポーツカーに乗り込む姿にもうっとりでした。それに、最近のスパイ映画には絶対に登場するPCからのデータを盗むシーン。データを移す最中に人が入って来て、ハラハラドキドキの緊迫としたシーン。ですが、データによる最新セキュリティの破り方が、今や映画のスリリングなシーンに、成り得ないということを証明するあっさりとした処理も新鮮でした。
一瞬、懐かしくみたハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの憎悪剥き出し対決シーンをもっと観たかったが、「エアフォース・ワン」以来17年ぶりに共演を果たし、こんな演技合戦もなんだか懐かしいものになったことに驚く。
ニューヨークを舞台にビジネスの世界では、誰でもが嘘をつき、善悪を問わないという物語なのだが、最後、大企業の悪を暴いてやるところなんてスッキリしました。
でも、主人公が父親の住むアナログな世界に回帰していくのは物足りなかったです。父親には、珍しくリチャード・ドレイファスが出演している。
野心ゆえに老練たちに翻弄される青年が、友人の協力と最新の技術で大逆転する展開がスリリングでよかった。
過去作の「ラスベガスをぶっつぶせ」(08)と語り口も作劇もおんなじで、このロバート・ルケティック監督の映像はいまだにどこかMTV的で、演出も洗練されてないような気がしました。スパイものに重要な視線の配置もうまくないし、けれども、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの競演が観られるだけでももう満足でした。
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