台湾エミー賞5部門受賞の『ブラック&ホワイト』の映画版。新米の熱血刑事がチンピラとコンビを組み、国家をも巻き込む巨大な陰謀に立ち向かっていく姿を描く。監督・脚本はTV版を手掛け、本作が映画デビューとなるツァイ・ユエシュン。出演は「モンガに散る」のマーク・チャオ、「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」のホァン・ボー、「些細なこと」のアンジェラベイビー。
あらすじ:台湾の大都市・ハーバー・シティ。正義感は強いが、向う見ずな行動で上司の頭を悩ませる南署特捜課の新米刑事、ウー・インション(マーク・チャオ)は、現金輸送車の強奪事件を解決するものの、行き過ぎた行為で停職処分を言い渡されてしまう。一方、犯罪組織・三連会の構成員、シュー・ダーフー(ホァン・ボー)は、極道暮らしから足を洗い、恋人と幸せに暮らすことを夢見ていた。ダーフーは手元にある組織の金を利用してダイヤモンドを密売、一攫千金をもくろむが、取引現場を武装集団に襲われ、取引は失敗する。ある殺人事件を追って現場にやってきたインションもまた武装集団の攻撃に遭い、ダーフーと共に命からがら脱出するのだった。実は、取引に使われたアタッシュケースには、秘密裏に開発された大量破壊兵器の謎が隠されていた。インションは事件の真相を探るため、ダーフーと行動を共にすることになるが、そんな中、SIS(台湾情報局)がケース回収に動き出し、インションはSISから追われる身となってしまう。その一方で、破壊兵器を手にした謎の組織は、ある計画の準備を着々と進めていた。ダーフーを追う三連会の殺し屋、インションをマークするSIS、そして事件の鍵を握る美女ファン・ニン(アンジェラベイビー)の出現。深まる謎と危険が渦巻く中、インションは事件の裏にハーバー・シティ爆破計画があることを突き止める。タイムリミットは36時間。はたして二人は、ハーバー・シティに、そして台湾にしのびよる危機を回避することができるのか。(作品資料より)
<感想>だいぶ前に鑑賞したものだが、ハリウッド映画に近い台湾のアクション映画。人気テレビドラマの劇場版と言う事だが、アクション映画としては立派な仕上がりになってます。次々とアイデアを駆使しして派手なパフォーマンスを披露し、片時も飽きさせない。
冒頭一発で、主人公が見る悪夢の中でもう一発と、大量の破壊兵器を劇中で2回も炸裂させる念のいったデストロイ至上主義に持って行かれた。
陸、海(湾岸)、空のすべてを舞台に肉弾戦に銃撃戦と爆破の連打に驚いてはいけません。飛び散る火花と立ち昇る火炎はハンパなく過剰だし、人もガンガンと死にまくり、その主義を最後まで崩さないのには圧巻の一言。
思いきって制作費をかけ、街も全面協力で、ロケーションがリアル。カースタントや爆破シーン、格闘場面など大作なみのダイナミックなサービス満点映画。
ハリウッド映画に負けないほどの、イケイケドンドン的な台湾映画が今熱い。とにかく主人公二人も、気弱なチンピラやヤクザと猪突猛進の熱血刑事という、バディ・ムービーならではの凸凹コンビで、そこに事件を追う謎の美女、怪しい密輸仲買人、何やら思惑がありげな情報局員などの個性的キャラクターが絡んで、いい味を出している。
本作は制作に約10億円を投じた超大作で、日本でも放映された台湾のテレビドラマ「ブラック&ホワイト」の映画化作品。撮影は、映画の撮影や大型コンサートなどを招致し、エンタテインメントを入り口に観光客を呼び込むことに積極的な台湾南部の都市、高雄市をメインに行われた。
倉庫やコンテナが並ぶ港湾地帯や、ステンドグラスの円柱と天井が幻想的な地下鉄、美麗島駅など、高雄の近未来的で、無国籍な雰囲気も映画の魅力となっている。陸、海(湾岸)、空のすべてを舞台に肉弾戦に銃撃戦と爆破の連打に驚いてはいけません。飛び散る火花と立ち昇る火炎はハンパなく過剰だし、人もガンガンと死にまくり、その主義を最後まで崩さないのには圧巻の一言。
思いきって制作費をかけ、街も全面協力で、ロケーションがリアル。カースタントや爆破シーン、格闘場面など大作なみのダイナミックなサービス満点映画。
だが、ホウ・シャオシェンの撮影でも知られるリー・ビンビンが撮影をしているとは、エンドロールを見るまで気が付かなかった。が、港でのヘリと車の派手なアクションなど見せ場には事欠きません。難を言えば、クライマックスがCGに頼り切った飛行機アクションでは、サスペンに欠け、ハリウッド映画の二番煎じを狙ったのだろうが、韓国映画には負ける。
どちらかと言えば、ラブストリーやホームドラマ、文芸ものなどソフトな作品が多い台湾映画で、こんなに硬派なエンタテインメントも見事にこなすとは、観客が育ち、お金が集まる場所には、今後様々な才能が集まりこれからも多様な作品が誕生することでしょう。
2014年DVD鑑賞作品・・・52 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:台湾の大都市・ハーバー・シティ。正義感は強いが、向う見ずな行動で上司の頭を悩ませる南署特捜課の新米刑事、ウー・インション(マーク・チャオ)は、現金輸送車の強奪事件を解決するものの、行き過ぎた行為で停職処分を言い渡されてしまう。一方、犯罪組織・三連会の構成員、シュー・ダーフー(ホァン・ボー)は、極道暮らしから足を洗い、恋人と幸せに暮らすことを夢見ていた。ダーフーは手元にある組織の金を利用してダイヤモンドを密売、一攫千金をもくろむが、取引現場を武装集団に襲われ、取引は失敗する。ある殺人事件を追って現場にやってきたインションもまた武装集団の攻撃に遭い、ダーフーと共に命からがら脱出するのだった。実は、取引に使われたアタッシュケースには、秘密裏に開発された大量破壊兵器の謎が隠されていた。インションは事件の真相を探るため、ダーフーと行動を共にすることになるが、そんな中、SIS(台湾情報局)がケース回収に動き出し、インションはSISから追われる身となってしまう。その一方で、破壊兵器を手にした謎の組織は、ある計画の準備を着々と進めていた。ダーフーを追う三連会の殺し屋、インションをマークするSIS、そして事件の鍵を握る美女ファン・ニン(アンジェラベイビー)の出現。深まる謎と危険が渦巻く中、インションは事件の裏にハーバー・シティ爆破計画があることを突き止める。タイムリミットは36時間。はたして二人は、ハーバー・シティに、そして台湾にしのびよる危機を回避することができるのか。(作品資料より)
<感想>だいぶ前に鑑賞したものだが、ハリウッド映画に近い台湾のアクション映画。人気テレビドラマの劇場版と言う事だが、アクション映画としては立派な仕上がりになってます。次々とアイデアを駆使しして派手なパフォーマンスを披露し、片時も飽きさせない。
冒頭一発で、主人公が見る悪夢の中でもう一発と、大量の破壊兵器を劇中で2回も炸裂させる念のいったデストロイ至上主義に持って行かれた。
陸、海(湾岸)、空のすべてを舞台に肉弾戦に銃撃戦と爆破の連打に驚いてはいけません。飛び散る火花と立ち昇る火炎はハンパなく過剰だし、人もガンガンと死にまくり、その主義を最後まで崩さないのには圧巻の一言。
思いきって制作費をかけ、街も全面協力で、ロケーションがリアル。カースタントや爆破シーン、格闘場面など大作なみのダイナミックなサービス満点映画。
ハリウッド映画に負けないほどの、イケイケドンドン的な台湾映画が今熱い。とにかく主人公二人も、気弱なチンピラやヤクザと猪突猛進の熱血刑事という、バディ・ムービーならではの凸凹コンビで、そこに事件を追う謎の美女、怪しい密輸仲買人、何やら思惑がありげな情報局員などの個性的キャラクターが絡んで、いい味を出している。
本作は制作に約10億円を投じた超大作で、日本でも放映された台湾のテレビドラマ「ブラック&ホワイト」の映画化作品。撮影は、映画の撮影や大型コンサートなどを招致し、エンタテインメントを入り口に観光客を呼び込むことに積極的な台湾南部の都市、高雄市をメインに行われた。
倉庫やコンテナが並ぶ港湾地帯や、ステンドグラスの円柱と天井が幻想的な地下鉄、美麗島駅など、高雄の近未来的で、無国籍な雰囲気も映画の魅力となっている。陸、海(湾岸)、空のすべてを舞台に肉弾戦に銃撃戦と爆破の連打に驚いてはいけません。飛び散る火花と立ち昇る火炎はハンパなく過剰だし、人もガンガンと死にまくり、その主義を最後まで崩さないのには圧巻の一言。
思いきって制作費をかけ、街も全面協力で、ロケーションがリアル。カースタントや爆破シーン、格闘場面など大作なみのダイナミックなサービス満点映画。
だが、ホウ・シャオシェンの撮影でも知られるリー・ビンビンが撮影をしているとは、エンドロールを見るまで気が付かなかった。が、港でのヘリと車の派手なアクションなど見せ場には事欠きません。難を言えば、クライマックスがCGに頼り切った飛行機アクションでは、サスペンに欠け、ハリウッド映画の二番煎じを狙ったのだろうが、韓国映画には負ける。
どちらかと言えば、ラブストリーやホームドラマ、文芸ものなどソフトな作品が多い台湾映画で、こんなに硬派なエンタテインメントも見事にこなすとは、観客が育ち、お金が集まる場所には、今後様々な才能が集まりこれからも多様な作品が誕生することでしょう。
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