「週刊少年マガジン」連載の人気漫画を、鬼才・三池崇史監督が実写映画化したサバイバルサスペンス。突如命懸けの不条理なゲームに巻き込まれた高校生たちが、生き残るために立ち向かう姿を描く。次々に与えられる課題に、負ければ命はないという緊迫感のもとでゲームに挑む若者たちを、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などの福士蒼汰と優希美青、『悪の教典』などの山崎紘菜と染谷将太、『桐島、部活やめるってよ』などの神木隆之介らが熱演する。
あらすじ:何事もない日々に飽き飽きしていた高校生・高畑瞬(福士蒼汰)の通う学校に突如ダルマが出現し、命を懸けたゲームの始まりを告げる。少しでも動いたら首が吹き飛ぶ第1のゲーム「ダルマさんが転んだ」をクリアした彼は、幼なじみの同級生・秋元いちか(山崎紘菜)と一緒に第2のゲームへと向かう。一方世間では、ゲームから生還した生徒たちを、神の子とあがめており……。
<感想>教室で、生死を賭けた壮絶なデスゲームが突如始まり、それに翻弄される高校生たちの物語でサバイバルシュチエーションホラー。バイオレンス描写で評価が高い三池崇史監督が映画化したもので、面白いかと問われるとちょっとだけ。確かにスリルを楽しめる作品ではあるのですが、原作も読んでいないし、このデスゲームで生き残ることに価値を見出せなくなる。
実際に努力は報われるべきだと思いますが、この映画のように結果そのものと努力はあまり関係ないことってあるから。つまり、努力なんてある種の絶対的な力の前ではほぼ無力だという、割り切りがこの物語の根底にはあると思うんです。
部屋に引きこもって、ゲームに熱中している中年オヤジの大森南朋さんが、ゲームで遊んでいるのを見て、もしかしてこのオヤジのゲームが虐殺ゲームだったりして。そんなゲームオタクの部屋の光景を見て虚しさを感じますね。
しかし、ゲームの中でその不条理な現実に対峙する高畑舜を演じた福士蒼汰はカッコ良かった。21歳にもなって高校生役が似合うなんてね、ネズミのコスチュームもね。それに天谷を演じた神木隆之介の存在感などは、彼は童顔だからしてこういう悪役も似合うんですよ。染谷くんが少ししか出番がなくてがっかり。
「ダルマさんがころした」のゲームでは、赤いビー玉がたくさん飛び出して、それに首が吹っ飛ぶ瞬間に血しぶきがドパーって、あんましグロクありません。
次が、巨大まねき猫の首に輪っかがあり、そこへ鈴を入れるゲームでも、背中をかくと気持ちがいいという猫の弱点を上手くいかしてました。声が前田敦子って、舜くんが鈴をネズミの着ぐるみに包み、バスケボールも同じくネズミの着ぐるみに包んで、猫の目を惑わす作戦には感心しました。
他にもコケシや白熊、マトリョーシカというゲームをクリアしなければ生き残れないのだ。このデスゲームのホスト役キャラクターがどんなアレンジで登場するかがお楽しみって寸法。
しかし、長いですよね、マトリョーシカのゲームの缶けりでお終いかと思っていたら、アイスの棒にもクジがあるってね。あの中年ネクラオヤジの部屋に、ビールの空き缶たくさんあったし、アイスの棒もあったのかもしれませんよ。花火が綺麗だった。
本当の最後が巨大な白い立方体が東京タワーの近くに浮かんでいる。中々終わらないので途中で飽きて来る。でもって全部CGで出来てるし。
それに、ボロ服着た神様のようなリリー・フランキーさん、台詞ないしただ出ているだけで、こいつが神様か?・・・。
主人公の舜がゲームを次々とクリアしていく、大概のドラマはどこかで希望が報われるし、最後には救われるのに。
本作のミッションをクリアすると言う意味では、「バトル・ロワイアル」や「人狼ゲーム」などの、そうしたデスゲーム映画の中でも、この作品はこれまでにない世界を切り開いていると思う。しかし、私が好きなのは、「カイジ」シリーズと「GANTZ」と「デスノート」だ。
2014年劇場鑑賞作品・・・346 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:何事もない日々に飽き飽きしていた高校生・高畑瞬(福士蒼汰)の通う学校に突如ダルマが出現し、命を懸けたゲームの始まりを告げる。少しでも動いたら首が吹き飛ぶ第1のゲーム「ダルマさんが転んだ」をクリアした彼は、幼なじみの同級生・秋元いちか(山崎紘菜)と一緒に第2のゲームへと向かう。一方世間では、ゲームから生還した生徒たちを、神の子とあがめており……。
<感想>教室で、生死を賭けた壮絶なデスゲームが突如始まり、それに翻弄される高校生たちの物語でサバイバルシュチエーションホラー。バイオレンス描写で評価が高い三池崇史監督が映画化したもので、面白いかと問われるとちょっとだけ。確かにスリルを楽しめる作品ではあるのですが、原作も読んでいないし、このデスゲームで生き残ることに価値を見出せなくなる。
実際に努力は報われるべきだと思いますが、この映画のように結果そのものと努力はあまり関係ないことってあるから。つまり、努力なんてある種の絶対的な力の前ではほぼ無力だという、割り切りがこの物語の根底にはあると思うんです。
部屋に引きこもって、ゲームに熱中している中年オヤジの大森南朋さんが、ゲームで遊んでいるのを見て、もしかしてこのオヤジのゲームが虐殺ゲームだったりして。そんなゲームオタクの部屋の光景を見て虚しさを感じますね。
しかし、ゲームの中でその不条理な現実に対峙する高畑舜を演じた福士蒼汰はカッコ良かった。21歳にもなって高校生役が似合うなんてね、ネズミのコスチュームもね。それに天谷を演じた神木隆之介の存在感などは、彼は童顔だからしてこういう悪役も似合うんですよ。染谷くんが少ししか出番がなくてがっかり。
「ダルマさんがころした」のゲームでは、赤いビー玉がたくさん飛び出して、それに首が吹っ飛ぶ瞬間に血しぶきがドパーって、あんましグロクありません。
次が、巨大まねき猫の首に輪っかがあり、そこへ鈴を入れるゲームでも、背中をかくと気持ちがいいという猫の弱点を上手くいかしてました。声が前田敦子って、舜くんが鈴をネズミの着ぐるみに包み、バスケボールも同じくネズミの着ぐるみに包んで、猫の目を惑わす作戦には感心しました。
他にもコケシや白熊、マトリョーシカというゲームをクリアしなければ生き残れないのだ。このデスゲームのホスト役キャラクターがどんなアレンジで登場するかがお楽しみって寸法。
しかし、長いですよね、マトリョーシカのゲームの缶けりでお終いかと思っていたら、アイスの棒にもクジがあるってね。あの中年ネクラオヤジの部屋に、ビールの空き缶たくさんあったし、アイスの棒もあったのかもしれませんよ。花火が綺麗だった。
本当の最後が巨大な白い立方体が東京タワーの近くに浮かんでいる。中々終わらないので途中で飽きて来る。でもって全部CGで出来てるし。
それに、ボロ服着た神様のようなリリー・フランキーさん、台詞ないしただ出ているだけで、こいつが神様か?・・・。
主人公の舜がゲームを次々とクリアしていく、大概のドラマはどこかで希望が報われるし、最後には救われるのに。
本作のミッションをクリアすると言う意味では、「バトル・ロワイアル」や「人狼ゲーム」などの、そうしたデスゲーム映画の中でも、この作品はこれまでにない世界を切り開いていると思う。しかし、私が好きなのは、「カイジ」シリーズと「GANTZ」と「デスノート」だ。
2014年劇場鑑賞作品・・・346 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング