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ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中 ★

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メンバーたちが体を張った過激なパフォーマンスを繰り広げ、一般人を笑わせたり憤慨させ、アメリカのみならず世界中で人気を博すシリーズの劇場版。メンバーのジョニー・ノックスヴィルふんする86歳の男が8歳の生意気な孫を連れ、アメリカを横断しながら大暴れする。監督は、『ジャッカス3D』なども手掛けてきたジェフ・トレメイン。孫の目の前で、はたまた孫と共に、スーパーで万引きをしたり美少女コンテストに出場したり、いたずらの限りを尽くす迷コンビの珍道中に衝撃を受けること請け合い。
あらすじ:アーヴィング(ジョニー・ノックスヴィル)は、86歳のエッチなじいさん。8歳の孫ビリーの父親を捜すために、二人はアメリカ横断の旅に出ることに。スーパーで万引き、結婚式のシャンパンタワーを崩壊、美少女コンテストで孫に下品なダンスをさせるなど、二人が過激で破天荒な行動で波乱を巻き起こす。

<感想>昨年10月のアメリカ公開時に興行収入1位を獲得したという、オバカで、破廉恥で、下ネタ満載のドッキリ、悪ふざけの作品です。主役のジャッカスを演じるジョニー・ノックスヴィルは、前にも「ジャッカス・ザ・ムービー」で演じていたノックスヴィルが、今度はフィクションを加えた内容。特殊メイクでヨボヨボのお爺ちゃんに変身、メイクを担当したのが「ダークマン」のメイクをやっていたトニー・ガードナー。
42歳の彼が、余りにも見事な老けメイクに、破天荒な老人がイタズラをしてドッキリをやる行為に、皆が騙され呆気に取られるシーンが続出ですから。

冒頭のシーンでは、爺ちゃんが病院の待合室で待っているところへ、医師が現れ妻の死を告げる。それを聞いていた隣の老夫人が、気の毒にと思って居ると何気に老人は立ち上がり、これでワシは自由になった。これから女とじゃんじゃん遊びハメを外せると大喜びだ。驚き呆れかえる待合室の人たちといった具合に、この爺ちゃんが素人さんたち相手に、常識をフライングしたイタズラを次々と仕掛ける、ドッキリ映画である。
物語は、ロードムービーで、娘が薬物中毒で刑務所に入り、その子供、孫を連れて父親のところへ送り届けるために、アメリカを車で横断するという。それに亡くなった奥さんの遺体を、車のトランクの中へ入れての珍道中だ。どうやら、葬儀の最中に娘が孫を連れて来て、葬儀がメチャクチャになり追い出されたらしい。

フィクションなのだが、その道中でやりまくる数々の悪戯やドッキリはすべてガチ、という塩梅だ。そうするとどうなるのかって、たちの悪い感じになっているので、こういう手合いの映画を好む人には受けるかもしれませんが、私にはどうも前に観た「ムービー43」と同じく引いてしまって笑えなかった。館内には客のまばらで、笑っている人はいないのだ。アメリカ人には受けるのだろうが、日本人好みではない。

内容も、もの凄くえげつなくて、下ネタ満載で、マーケットでパンにハムとかその場で食べ始めて証拠を失くせばいいとか、レストランでは食事の最中にオナラの連発、それに最後は中身が出てきたと壁に○○チをぶちまける始末。公共の施設で、小さい孫を連れて、こういった行いはどうかと思います。
エンドクレジットで、民間人の前でこういう無礼な態度は、いくらボケ老人だと偽っても許されません。監督さんとか謝ってましたが笑えませんから。
いくらか微笑ましい映像は、孫を使ったナンパとか、遊戯用の子供の乗り物がぶっ飛ぶ所、それに「リトル・ミス・サンシャイン」の真似なのか美少女コンテストに男の孫が参加して、化粧が上手いのか金髪カツラと、ピンクのドレスが似合っていてダンスを踊るシーンなどが良かった。

父親に引き渡すシーンも、ジーンときちゃったけれど、父親は児童手当が目的で引き取るのが見え見えで、その場所へ児童愛護協会の面々がいたのが良かった。でも、いくら人形でも婆ちゃんの遺体を、川に捨てるのはどうかと思う。
何だか、普通の人たちがみんなデブデブで、太った人ばかり出ているのが笑いを取るためなの、太っている人たちは騙しやすいからなのか。
孫を演じた少年は、「ザ・ファイター」でクリスチャン・ベールの少年時代を演じたジャクソン・ニコルくん、実に芸達者でふてぶてしく演じていて、主演のノックスヴィルを喰っていたように見えました。末恐ろしいガキです。
2014年劇場鑑賞作品・・・200 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング


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