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グリンチ★★★・5

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Dr.スースの名作絵本を「ミニオンズ」「SING/シング」のイルミネーションがアニメ映画化したファミリー・ファンタジー。人の幸せが大嫌いなひねくれ者のグリンチが、村中からクリスマスをなくしてしまおうとして繰り広げる大騒動の行方をユーモラスかつハートウォーミングに綴る。声の出演はグリンチ役にベネディクト・カンバーバッチ。また日本語吹替版では大泉洋が担当。監督は「ペット」のヤーロウ・チェイニーと、これまでは主にケヴィン・スミス作品のプロデューサーとして活躍し、本作が長編監督デビューとなるスコット・モシャー。

<感想>「ミニオン」でおなじみのアニメスタジオ、イルミネーションの待望の新作は、一度目にしたら忘れられない強烈なキャラが主人公。全身グリーンの毛むくじゃらで、へそまがりな性格。そんなグリンチが大騒動を巻き起こす物語。原作はクリスマスの風物詩とも称される、世界中で人気を誇っている絵本。とにかく人々を困らせたいグリンチが考え付いたのは、なんと“クリスマス盗んでしまう”という突拍子もない作戦だった。

本作の舞台はクリスマスが大好きな人たちが住む「フーの村」。そんな村のはずれの洞窟で忠実な愛犬マックスと孤独に暮らすグリンチは、他人の幸せが大嫌いなひねくれ者。目覚めのコーヒーから、クセのある食生活、そしてファッションにもこだわるなど、グリンチの日常が超ユニークに描かれている。そして表情や行動が、やたら可愛すぎる愛犬のマックスとのコンビも絶妙であります。

だから、フー村の人々が幸せな気分に包まれるクリスマスが近づくと、いつにも増して不機嫌になってしまう。そんなとき、フー村からクリスマスをなくしたしまえばいいんだと気づく。

それにグリンチがクリスマスに仕掛ける作戦には、数々のマニアックな発明品が駆使されたりして、ワクワク感も半端じゃないのだ。まず真っ赤なソリにたくさん荷物が詰めるように工夫したり、トナカイを探しに森へ行くも、たくさんいるのにヘマをして逃げられてしまい、残った最後の太ったトナカイ1匹を連れて帰ることに。次の日に、ソリを引っ張るトナカイがいないのだ。実は奥さんと子供がいて、家へ帰ってしまう。

しかたなく、さっそくサンタに変装するグリンチと、トナカイに扮したマックスを従えって、小さなワンコじゃソリは引っ張れない。ところがエンジンンが付いているらしく、マックスでもソリを引っ張られた。村の人たちが寝静まるのを待って、夜中にソリを走らせて、村中からプレゼントばかりか、ツリーやクリスマスに関するあらゆるものを盗み始めるグリンチだったが…。

村へソリに乗って行くと、そこでグリンチはピュアな少女シンディ・ルーと出会う。グリンチはシンディの家で、ついビスケットを食べてしまう。すると、寝ていたシンディが起きて来てサンタクロースを見つける。まさか、グリンチがサンタに化けているとは知らずに、グリンチサンタがシンディに尋ねる、君はクリスマスのプレゼントには、何が欲しいのかと。

しかし彼女は何もいらないと言う。彼女の願いは母親を楽にしてあげることだった。シングルマザーの母親は、双子の弟の世話や、スーパーへ働きに行って、帰ってからは家事や洗濯、弟たちの世話など目まぐるしい日々を過ごしている。だから、ママに楽になって欲しいのだ。

邪悪なだけじゃないグリンチの心を温かくしてくれるシンディの言葉に、つい、少女の願いを叶えて上げたいと心を入れ替えるところなど。クリスマスの当日には、村の人々は楽しみにしていたツリーの飾りやプレゼントなど、全部盗まれてしまったのだが、みんなで手と繋いで歌を歌いクリスマスを祝うのだった。

そこへ、大きな荷物を積んだグリンチのソリがやってきて、村中の人達へクリスマスのプレゼントを返して回るグリンチ。村の人たちの心の広さと優しさに感動して、グリンチは、シンディの家にディナーに誘われた。

嬉しいな、初めてのお誘いに大喜びのグリンチが、すっかり心を入れ替えてやってくる。シンディの家には、友達や近所の人たちも大勢集まって賑やかで楽しいクリスマスになった。

それで、グリンチは自分のお得意の発明品を、シンディの母親にプレゼントしたのが、パンケーキを焼くマシーンに、ミルクを温めてカップに注ぐマシーン。それに食器洗い機に乾燥機。などなど、たくさんのプレゼントをして、ママの仕事が楽になるようにしてくれたんですね。

ですが、カラフルに飾られた村の風景や、プレゼントが積まれたツリーなど、クリスマスのキラキラとしたと鮮やかな映像が、全編に詰め込められているのが良かった。

吹き替え版で観たので、ひねくれ者のグリンチの吹き替えを演じたのは大泉洋さんで、グリンチ役がドハマリで、アドリブなんてあったような面白さ。

米・ニューヨークのアリス・タリー・ホールで開催された、日本語吹き替え版で主人公・グリンチの声優を務める大泉洋、少女シンディ・ルー役の横溝菜帆が出席。本国版でグリンチの声優を務め、「SHERLOCK シャーロック」「ドクター・ストレンジ」などで知られるベネディクト・カンバーバッチと初対面を果たしたそうです。

 

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