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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。★★・5

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“Yahoo!知恵袋”の投稿から生まれた話題のコミックエッセイを「図書館戦争」「娚の一生」の榮倉奈々と「俳優 亀岡拓次」の安田顕主演で映画化したハートフル・コメディ。ある日突然“死んだふり”をして夫を出迎えるようになった妻と、彼女の謎の行動に振り回される夫が織りなす夫婦愛の行方を、妻のキュートな“死んだふり”の数々とともに描く。共演は大谷亮平、野々すみ花。監督は「デトロイト・メタル・シティ」「神様はバリにいる」の李闘士男。

あらすじ:バツイチのサラリーマンじゅんは再婚して結婚3年目を迎え、年下の妻ちえと幸せな日々を送っていた。ところがある日じゅんが帰宅すると、専業主婦のちえが口から血を流して倒れていた。動転するじゅんだったが、それはちえの“死んだふり”だった。以来、じゅんが家に帰るたび、手をかえ品をかえ迫真の“死んだふり”で出迎えるちえ。一度離婚を経験しているじゅんは、ちえの奇行の意味を図りかね、不安を募らせるのだったが…。

<感想>原作は知らなかったが、結構面白くて楽しめました。始めは、正直これで2時間もつのか不安でしたが、挿入されるいろいろな夫婦のエピソードが効果的でしたね。

結局は、と言ってしまうと、一言ですんじゃうのだけれども、榮倉奈々の妻が、趣向を凝らして死んだふりをするところが見どころだと思います。ロミオとジュリエットなんて定番すぎるよね。このお金いくら使ったのだろう?

他には、何があったっけ?、まぁ後輩の結婚生活の維持に、それなりの配慮をしているように見えた男の妻が、容易に解消できない鬱屈を抱えていたとかね。

榮倉奈々の父親(螢雪次朗)が、妻を亡くして落ち込んでいるときに、娘の後につながるような振る舞いをに助けられたとか。

特に主人公の同僚夫婦のフラストレーション描写が、ありそうで怖いですよ。どっちもいい人なのにね主人公がバツイチで、互いの結婚の意思を数年ごとに契約更改みたいに確認する、と言うバカ正直さもおかしい。もっともそれがストレスの原因だったりするわけだが。夏目漱石と森鴎外の文芸総覧ネタも意味深いですよね。「お月さまがきれい」とか、妻が愛読している本の中にヒントがあったのですね。

会社の同僚夫婦が心配して相談にのってくれるのだが、彼らにも夫婦の心配事があって、実は子宝に恵まれないのだ。病院へ行ったら、夫の精子が少ないということで、これではいくら小作りに頑張っても出来ないよ。結局はこの二人は離婚してしまった。

最初は日本人ではないのかと思ったほど、妻の言葉がたどたどしくて、この行為の裏にあるものを創作すれば広がりがでただろうに。思わせぶりなだけだったのが残念でした。

死んだふりをするってことは、妻が毎日の暮らしがたいくつで、夫にかまってもらいたいからだとばかり思っていたが、毎日のように、妻がバカバカしいことのために、無駄遣いを(ワニが5万円とか、高額なものもある)しているようなことで、よく夫婦喧嘩にならなかったと、本当だったら確実に喧嘩になっていたと思うよ。

それも、クリーニング屋の店番のパートタイムに出掛けるようになってから、少しづつ減ってきて、よくよく話し合えば済むものを、夫も妻に遠慮でもしているのか、本音を聞かないのもダメですよね。

最後は、妻の静岡の父親が病気で倒れて、一緒に静岡まで行き、今後の父親を引き取る話とか、どうするか、などを話して仲良くなり、その内に子供でも出来れば、忙しくてそれどころではなくなるってもの、雨降って地固まるってことなのね。

 

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