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キングスマン:ゴールデン・サークル★★★★

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「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督と原作者のマーク・ミラーが再びタッグを組み、世界最強のスパイ組織“キングスマン”の活躍を描いて世界的大ヒットを飛ばした痛快スパイ・アクションの続編。一人前のスパイに成長したエグジーを主人公に、アメリカの同盟組織と手を組み、新たな敵に立ち向かうキングスマンの戦いの行方を、スタイリッシュにして過激なアクション満載に描く。出演はコリン・ファース、タロン・エガートン、マーク・ストロングら前作のキャストに加え、チャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジス、ジュリアン・ムーアらが新たに参加。

あらすじ:ロンドンの高級テーラーの地下に本部を置く、どの国にも属さないスパイ機関“キングスマン”がある日、サイコパス女ポピー率いる世界的麻薬組織“ゴールデン・サークル”の攻撃によって壊滅してしまう。残されたのはエグジーとメカ担当のマーリンのみ。そこで2人はアメリカに渡り、同盟組織“ステイツマン”に協力を求める。するとそこで、死んだはずのハリーとも再会するエグジー。テキーラ、ウイスキー、シャンパンらステイツマンのアメリカン・スタイルに戸惑いつつも、ゴールデン・サークルの恐るべき陰謀を阻止すべく決死の戦いに臨むエグジーだったが…。

<感想>2015年の「キングスマン」がとっても痛快だったから、待ちに待った続編であります。しかも、まさかあの男までが帰って来るとは、予告編を観てびっくりしました。冒頭が、かつてキングスマンの候補生でありながら不合格になったチャーリー(エドワード・ホルクロフト)が、手下と共にエグジーを襲撃してくる。疾走する車の中での格闘とか、カーチェイスが炸裂するシーンとか掴みは最高ですね。そこでも、エグジーが高級スーツがダメになるのを気にしながら、水中で必死のサバイバルを演じる。まさか、恋人がスウェーデンの王女とは、その夜は彼女が両親にエグジーを紹介する大事な晩餐だったのですね。時間に遅れないようにと、チャーリーとの格闘でも気をもみながら頑張るタロン・エガートンでした。ですが、恋人のティルダもドラッグ中毒だったとは、解毒剤いるよね。

エグジーの車は、一見ただのタクシーに見えるのですが、内臓は秘密兵器だらけだし、それにチャーリーの右腕も武器満載の鋼鉄製の義手なんですね。

だから、エグジーとの車での格闘でまたもや右腕を失くしたチャーリーだったのですが、その右腕は車の床下から出て来て、車のドアに秘密のデーターがあったのを盗んでいくんですよ。したたかなチャーリーは、世界的麻薬組織“ゴールデン・サークル”の仲間となって活躍するわけ。

サイコパス女ポピーに扮したジュリアン・ムーアの恐ろしいことといったら、自分の手下がミスをすると人間ミンチの機械に入れて、その肉をハンバーグにして手下に食べさせるエグイ女党首。ですので、数億人を人質にして陰謀を企てる麻薬組織壊滅に奔走する物語となっている。

今回は、命からがらアメリカにある同盟組織の“ステイツマン”へ行き、一緒に“ゴールデン・サークル”と戦うことを誓うのです。表向きはウィスキー工場である“ステイツマン”。そこのボスには、ジェフ・ブリッジスが、演技派も初参戦し、アクションも笑いも前作より大増量ですから。

嬉しいことに前作のミッションで死んだと思われた恩人のエージェント、あのハリーことコリン・ファースとの再会。彼が蝶々の科学者として、記憶を失くして生きていたんですね。この記憶を失くしたイキサツは前回で死んだはずだが、アメリカにある“ステイツマン”にて超科学治療により復活。しかし副作用で記憶喪失になっていた。その記憶を戻すために、エグジーがひらめいたのが飼っていた犬、ヨーキーを利用して彼の記憶を取り戻すことが出来たのですから。

ケンタッキー州に本部を置く組織で、コテコテのカウボーイスタイルで、テキーラのチャニング・テイタムに、ウイスキーのペドロ・パスカル(投げ縄の名手)

それに、メカニック担当のジンジャーことハル・ベリーと、ボスのシャンパンことジェフ・ブリッジス。

麻薬組織のゴールデン・サークルは、ボスのポピーが牛耳っており、カンボジアの山奥にアメリカンな“ポピーランド”を建設し、麻薬で荒稼ぎをしている。そこにエルトン・ジョン(本人)を誘拐して専属歌手として歌わせている。

何故にエルトン・ジョンが出演とは、監督が大ファンであり、ジョンは本人役として出演してくれて、奇抜なステージ衣装に身を包んで華麗なアクションまで披露するのだから。

気の毒な死に方をしたのは、せっかく助かったメカ担当のマーリンことマーク・ストロングが、敵のアジトであるカンボジアのポピーランドの目の前で、仕掛けてあった地雷を踏んでしまったエグジーを助けようと、自分が代わりに地雷を踏んで、敵の手下どもとぶっ飛んで死んでしまうという悲しい最後です。

バトルの基本は高性能武器から。ハリーの防弾傘に対抗して、エグジーのアタッシュケース銃は、盾の役割やPCの役割もある。車は水陸両用であり、爆弾香水など新ガジェットが満載。パスカルのウィスキーが高電圧投げ縄を駆使したバトルも痛快ですが、彼が敵である“ゴールデン・サークル”の仲間だったとは気が付かなかった。

先に気づいたのが、記憶を取り戻したハリーであり、パスカルを拳銃で撃ってしまう。それを、エグジーがまだパスカルが敵の回し者ということに気づかず、“ステイツマン”にある救命ヘリに救助を頼むわけ。生き返ったパスカルだが、相変わらずポピーの手下であり、窮地にさらされるエグジーなのだ。

麻薬組織のボスポピーが、毒物入りのドラッグを世界中に流出し、それによって顔に青筋が出始め、次は錯乱し、死に至るという恐ろしいドラッグ。その解毒剤をエサにしてドラッグの合法化を要求するという前代未聞の脅迫計画を実行に移していた。この危機にエグジーらはどう立ち向かうのか?・・・アメリカ大統領のあくどい考えがずるい。

アルプスの雪山が敵の解毒剤を隠してあるところだと聞くと、宙刷りのゴンドラに乗り、1分間に最高30回転するケーブルカーをわざわざ作ったそうで、エガートンとパスカルを実際に乗せ。グルグルと回して撮影したアクションも見ものですぞ。

とにかくアクションの切れ業が凄いし、笑いのギャグも巧妙に織り込まれてるし、ドキドキしたり笑ったりと、観ているこちらの気持ちを鷲づかみにされたのも同然ですから。前回よりもスピード感も増して一度飛び乗ったら、クライマックスまで一気に運ばれて行き、興奮さめやらぬ状態になりますからね。

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