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バーフバリ 王の凱旋★★★★

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「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督が伝説の戦士バーフバリの数奇な運命をVFXを駆使した迫力の映像で描き、本国インドのみならず世界的大ヒットとなった歴史アドベンチャー大作「バーフバリ」2部作の後編。主人公シヴドゥが知る父バーフバリと母デーヴァセーナを巡る悲劇の物語と、裏切りの暴君バラーラデーヴァに戦いを挑むシヴドゥの復讐の旅路を壮大なスケールで描き出す。主演のプラバースがシヴドゥと若きバーフバリの2役を熱演。

あらすじ:蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利を収め、母シヴァガミ(ラムヤ・クリシュナ)から王位を託されたアマレンドラ・バーフバリ(プラバース)は、自ら治めることになる国を視察するために、忠臣カッタッパ(サティヤラージ)と共に身分を隠し、旅に出る。

その旅でバーフバリはクンタナ国王の妹デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)と恋に落ちるが、王位継承争いに敗れたバラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)は、バーフバリとデーヴァセーナの仲を裂き、バーフバリを王座から引き降ろすべく邪悪な策略を巡らせていた。

アマレンドラと共に巨大な帆船に乗ったバーフバリは、祖国マヒシュマティへと旅立つ。その道中、デーヴァセーナは「私の王よ、勇猛なる戦士よ。あなたと共に生きましょう。たとえ地の果てに行こうとも、生涯お供しましょう」と情熱的な思いを込めて舞い踊り、バーフバリも加わってダイナミックなミュージカルシーンが繰り広げられる。白鳥をかたどった帆船が雲を突き抜けて空を飛び、バーフバリとデーヴァセーナが“愛の波動”とでもいうべきエネルギーを放つなど、本シリーズならではの壮大な世界観が十二分に展開。

<感想>最強の英雄バーフバリの三代に渡る壮絶な愛と復しゅうが、怒とうのごとく描かれる!苦難を乗り越えれば乗り越えるほど愛は燃え上がる! ふたりの愛のきずなも熱い!とにかくとんでもないスケールで、ケタ外れに面白かった!

前作よりもアクションシーンや戦闘シーンが多めであり、さらにはセットなのかCGにVFXと盛りだくさんであり、見渡すかぎり絶景づくしでスケールも格段アップしておりました。

主人公の怒涛のごとく圧倒的な強さに惚れ惚れとし、正義感とリーダーシップ、愛情の深さなど、最強の戦士なら彼と恋に落ちる相手もまた武芸に長けたバトル・プリンセスであります。当初は反発し合っていたふたりが、侵略者を相手に共闘していくなかで惹かれ合い、美しく華麗なコンビ技を披露するほどになる!3本の矢を弓に付けて射ることを教える夫となる英雄に惚れ、いくら国母の命令でも、愛していない人に嫁ぐことは出来ないときっぱり言い切る王女デヴァセーナの心意気。

それに、インド映画と言えば、歌いあげ優雅に踊り、熱く愛し合い、勇猛果敢に戦って、輝く栄光を手に入れる。エンタメに不可欠な要素がたくさん詰め込まれた一大叙情詩でもあります。

映像には、バーフバリとデーヴァセーナが熱い口づけをかわすシーンもあります。その他にも、アクロバティックなアクションや絢爛(けんらん)豪華な映像、ド派手な演出が詰め込まれており、バーフバリの衣服が燃えてよろいが現れるシーン。

デーヴァセーナが刀を振ると周囲の敵が吹き飛ぶシーン、空中高くジャンプしたバーフバリが、3本の矢を同時に放つアクションシーン、バーフバリとデーヴァセーナの連携バトルシーンなどが続けざまに登場。

インド映画ならではのミュージカルシーンや大量の象、雲を突き抜けて空に飛び出す船など、こちらの想像を超える大掛かりなシーンなども大量に収められている。

兄のバラーラデーヴァと弟のバーフバリの対峙では、どうみても兄のバラーラデーヴァが有利なのに、戦闘シーンでは互角の戦いになっていた。

兄王バラーラデーヴァが乗っている、プロペラ刃のついた牛車で軍勢を稲刈りのように切り倒す兵器が、観る者の心をガッチリト掴む。人の創造を遥かに超えたアイテムが出て来るのに、最後は茫然として涙が出て来る。

ダムを決壊して大水を流し、丸太を弓代わりにして、自分と家来が弾丸となり宮殿の中へと飛んでいくって、誰が考えたのか知りませんが、次から次とアイデアが浮かぶ戦法には驚きましたね。そして、果敢に立ち向かうバーフバリの抵抗に、兄のバラーラデーヴァも力尽きてしまう。

それに、家来のカッタッパの爺さんが、犬となって国母のいいなりになり、最後には、バーフバリを後ろから刺し殺し、兄貴のバラーラデーヴァが即位して王座に就く。

それに、国母も弟の嫁、勝気な性格のデーヴァセーナを取り押さえて殺せと命じ、弟のバーフバリも捕えて処刑しろと命じる。そして、バーフバリの赤子を世継ぎと認めて国王にすると宣言する母親。

自分の息子に騙され、弟のバーフバリの赤子を殺せというのを、国母が赤子を抱えて守り逃げる。追いかける兵隊、川で国母は赤子を持ち上げて助けるのには、何て愚かな母親なのかと、今更ながらに悔やまれる。

一回は死んだと思われたバーフバリが生き返ってまた現れるシーン。これはちょっと何だかなぁ、国母も自分の愚かさを後悔して、国を立て直そうと頭の上に火を灯した皿を乗せて、“火の願掛け”宮殿の中を3度参りというのを成功させるわけ。これにより、兄のバラーラデーヴァも叶わなく降参する。

しかし、インド映画には何でもありだから、英雄は生き返って、また国を取り戻すという物語には、少し抵抗があったのは私だけかしら。

2018年劇場鑑賞作品・・・1アクション・アドベンチャーランキング

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