「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督が伝説の戦士バーフバリの数奇な運命をVFXを駆使した迫力の映像で描く歴史アドベンチャー大作。本作は2部作の前編。本国インドでは歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった。
あらすじ:胸に赤ん坊を抱いた老女が大勢の兵士たちに追われた末に滝へ追い詰められてしまい、老女は自らの命を犠牲に赤ん坊を救おうとする。村人に拾われた赤ん坊はシヴドゥと名付けられ成長。たくましい青年となった彼は巨大な滝の上の世界に興味をひかれ、ついにたどり着く。そこで出会った女戦士アヴァンティカと恋に落ちるシヴドゥ。アヴァンティカの一族が暴君バラーラデーヴァが君臨する王国と戦い続けていることを知り、自ら戦士となって王国に乗り込んだところ、王国に25年もの間囚われている実の母がいること、そして自分こそがこの国の王子バーフバリであることを知る。
<感想>制作国インド映画であることで、アメリカでも大ヒットを記録したと言うのだが、東北ではミニシアターで2週間の上映であります。客席もまばら状態でありこれでは2週間がやっとでしょうね。
物語が、伝説のバーフバリの3代に渡る運命をスペクタクルに描いている超大作であります。王の忘れ形見が市井で怪力筋肉青年に成長し、父親から王座を奪った伯父一族に対抗するインド産の戦国絵巻には楽しめました。序盤で主人公に滝登りをさせるという上昇運動の、豪快な視覚化が見事であり、そこに綺麗な美女が現れたりと、お馴染みの歌って踊っていつもの趣向もピタリと、いいところにハマって心が躍ります。
拾われた赤ん坊が成長し、滝登りもして上へ行くとそこは真冬で雪化粧。美しい女戦士アヴァンティカと恋をして、やがて自分の血筋の因縁深い過去を知りことになる怒涛の展開が描かれて、主人公のシヴドゥが、大木から樹の皮を剥がしてソリ替わりに雪山を滑走するシーンにぞくぞくとした。
それに、いつも思うのだけれど、女性は若くて美人なのに、男優さんはどうして中年の太目のおっさんなのか、インドの男優さんにいるのに、もっと若くてイケメンの男優を出してよね。
主人公が初めて滝登りをして都へと乗り込んでいき、民衆を味方につけていくシーンのカタルシスも清々しい。そして、主人公の生い立ちである父親の時代の戦闘シーンも描かれていて、弓矢を駆使した知力戦ありの、剣や鉄球をブン回す肉弾ファイトありのと、兵士の数では負けているも
甲冑姿の王子も戦闘にたち、まるで関羽のように両手に長い槍を持ち敵を蹴散らし、これでもかと大戦闘シーンの痛快さ、馬とともに数万の敵軍に向かって突撃し、一撃、数十人の兵士を吹っ飛ばす。いやはや、張り扇の音がパンパンと弾けるような威勢の良さに驚き、ドラマの部分が重くならないのもいい。
ドラマとミュージカルとVFXとCGを駆使した、アクションてんこ盛りで描かれていく。その重量級の濃さは、間違いなく見応えはあるのですが、かなり満腹状態になります。と思っていたら、何と、これは第一章とのこと。エンドロールでの音楽も途中で切れてしまい、続きの予告でもあるかと期待して最後まで見ていたら何も無しとは、がっかりでした。
2017年劇場鑑賞作品・・・86アクション・アドベンチャーランキング
あらすじ:胸に赤ん坊を抱いた老女が大勢の兵士たちに追われた末に滝へ追い詰められてしまい、老女は自らの命を犠牲に赤ん坊を救おうとする。村人に拾われた赤ん坊はシヴドゥと名付けられ成長。たくましい青年となった彼は巨大な滝の上の世界に興味をひかれ、ついにたどり着く。そこで出会った女戦士アヴァンティカと恋に落ちるシヴドゥ。アヴァンティカの一族が暴君バラーラデーヴァが君臨する王国と戦い続けていることを知り、自ら戦士となって王国に乗り込んだところ、王国に25年もの間囚われている実の母がいること、そして自分こそがこの国の王子バーフバリであることを知る。
<感想>制作国インド映画であることで、アメリカでも大ヒットを記録したと言うのだが、東北ではミニシアターで2週間の上映であります。客席もまばら状態でありこれでは2週間がやっとでしょうね。
物語が、伝説のバーフバリの3代に渡る運命をスペクタクルに描いている超大作であります。王の忘れ形見が市井で怪力筋肉青年に成長し、父親から王座を奪った伯父一族に対抗するインド産の戦国絵巻には楽しめました。序盤で主人公に滝登りをさせるという上昇運動の、豪快な視覚化が見事であり、そこに綺麗な美女が現れたりと、お馴染みの歌って踊っていつもの趣向もピタリと、いいところにハマって心が躍ります。
拾われた赤ん坊が成長し、滝登りもして上へ行くとそこは真冬で雪化粧。美しい女戦士アヴァンティカと恋をして、やがて自分の血筋の因縁深い過去を知りことになる怒涛の展開が描かれて、主人公のシヴドゥが、大木から樹の皮を剥がしてソリ替わりに雪山を滑走するシーンにぞくぞくとした。
それに、いつも思うのだけれど、女性は若くて美人なのに、男優さんはどうして中年の太目のおっさんなのか、インドの男優さんにいるのに、もっと若くてイケメンの男優を出してよね。
主人公が初めて滝登りをして都へと乗り込んでいき、民衆を味方につけていくシーンのカタルシスも清々しい。そして、主人公の生い立ちである父親の時代の戦闘シーンも描かれていて、弓矢を駆使した知力戦ありの、剣や鉄球をブン回す肉弾ファイトありのと、兵士の数では負けているも
甲冑姿の王子も戦闘にたち、まるで関羽のように両手に長い槍を持ち敵を蹴散らし、これでもかと大戦闘シーンの痛快さ、馬とともに数万の敵軍に向かって突撃し、一撃、数十人の兵士を吹っ飛ばす。いやはや、張り扇の音がパンパンと弾けるような威勢の良さに驚き、ドラマの部分が重くならないのもいい。
ドラマとミュージカルとVFXとCGを駆使した、アクションてんこ盛りで描かれていく。その重量級の濃さは、間違いなく見応えはあるのですが、かなり満腹状態になります。と思っていたら、何と、これは第一章とのこと。エンドロールでの音楽も途中で切れてしまい、続きの予告でもあるかと期待して最後まで見ていたら何も無しとは、がっかりでした。
2017年劇場鑑賞作品・・・86アクション・アドベンチャーランキング