スパイダーマンシリーズ、「猿の惑星: 創世記」、「127時間」のジェームズ・フランコ主演・監督作品!。原題は「GOOD TIME MAX」2007年
米/監督・脚本・主演:ジェームズ・フランコ/脚本:メリウェザー・ウィリアムズ
出演:マット・ベル、ウィルマー・カルデロン、トリップ・ホープ、ロビン・コーエン。
ストーリー:医師を目指す勤勉で真面目な兄アダムと、兄よりも高いIQを持ちながら刹那的な生き方しかできず、ドラッグに手を出すマックス。ある日、麻薬がらみのトラブルに巻き込まれたマックスは、研修医としてカリフォルニアに行くアダムに同行して、ニューヨークを後にする。
西海岸に着いた兄弟は、それぞれの道を歩もうとするのだが・・・。
<感想>何やら「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ監督・主演によるアクション映画のように売られているが、「狼」も「激闘」もない上に、アクションでもミステリーでもサスペンスでもない。これは売る方便として仕方がないのは分かるが、本作はハリウッドスターでありながら、「ラビットバンディーニ」という自身のプロダクションを持ち、自主映画を作り続けてている“映画人”フランコが、今から6年前に作り上げた作品。
ドラッグによって壊れていく兄弟の絆と、そこからの再生をスピーディに生き生きと描いている。マックスはドラッグをやめて真面目な人生を歩もうとするのですが、やはりドラッグの誘惑に負け罠にはまり、会社の同僚をクスリ仲間にしたり、ケンカの末に部屋に糞をしたりと、大事な約束すら兵器ですっぽかす主人公の変人ぷりは相当なもんで、到底感情移入できるものではない。
それでも、演じる“役者”のフランコの魅力で、愛すべき人物になっている辺りが不思議な気がする。その才能は、音楽の使い方をはじめ、脚本や演出にも発揮されており、若きクリエイターに興味があるのなら観ても損はないと思います。
ニューヨークからロスへ向かう2人旅を、マックスが撮影したビデオ映像が時折インサートされ、現実との対比を見せるのが切なく効果的に使われているのが印象的です。
2013年DVD鑑賞作品・・・22 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
米/監督・脚本・主演:ジェームズ・フランコ/脚本:メリウェザー・ウィリアムズ
出演:マット・ベル、ウィルマー・カルデロン、トリップ・ホープ、ロビン・コーエン。
ストーリー:医師を目指す勤勉で真面目な兄アダムと、兄よりも高いIQを持ちながら刹那的な生き方しかできず、ドラッグに手を出すマックス。ある日、麻薬がらみのトラブルに巻き込まれたマックスは、研修医としてカリフォルニアに行くアダムに同行して、ニューヨークを後にする。
西海岸に着いた兄弟は、それぞれの道を歩もうとするのだが・・・。
<感想>何やら「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ監督・主演によるアクション映画のように売られているが、「狼」も「激闘」もない上に、アクションでもミステリーでもサスペンスでもない。これは売る方便として仕方がないのは分かるが、本作はハリウッドスターでありながら、「ラビットバンディーニ」という自身のプロダクションを持ち、自主映画を作り続けてている“映画人”フランコが、今から6年前に作り上げた作品。
ドラッグによって壊れていく兄弟の絆と、そこからの再生をスピーディに生き生きと描いている。マックスはドラッグをやめて真面目な人生を歩もうとするのですが、やはりドラッグの誘惑に負け罠にはまり、会社の同僚をクスリ仲間にしたり、ケンカの末に部屋に糞をしたりと、大事な約束すら兵器ですっぽかす主人公の変人ぷりは相当なもんで、到底感情移入できるものではない。
それでも、演じる“役者”のフランコの魅力で、愛すべき人物になっている辺りが不思議な気がする。その才能は、音楽の使い方をはじめ、脚本や演出にも発揮されており、若きクリエイターに興味があるのなら観ても損はないと思います。
ニューヨークからロスへ向かう2人旅を、マックスが撮影したビデオ映像が時折インサートされ、現実との対比を見せるのが切なく効果的に使われているのが印象的です。
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