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HK 変態仮面 ★★.3

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1992〜93年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された伝説的な人気漫画「究極!!変態仮面」を実写映画化。

ドMの刑事とSM女王を両親に持つ紅游高校拳法部員の色丞狂介(しきじょうきょうすけ)は、転校生の姫野愛子に一目ぼれしてしまう。そんなある日、愛子が銀行強盗に巻き込まれ、人質にとられる事件が発生。覆面を被って変装し、強盗を倒そうとした狂介は、間違って女性用パンティを被ってしまう。
しかしその瞬間、狂介の奥底に眠っていた変態の血が覚醒。人間の潜在能力を極限まで引き出した超人「変態仮面」に変身する。監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズや「コドモ警察」など異色コメディを多数手がける福田雄一。原作の大ファンを公言する俳優の小栗旬が脚本協力として参加。主演は、小栗監督作の「シュアリー・サムデイ」などで知られる若手俳優の鈴木亮平。(作品資料より)

<感想>実写化不可能と言われていた漫画が、映画になってしまった。白いパンツを肩にかけたパンティ・マスクの高校生ヒーローが、「コドモ警察」の福田雄一監督と原作ファンを公言する小栗旬によって実写映画化された。主演は実写版「ガッチャマン」(8月24日公開)でみみずくの竜を演じる注目株、鈴木亮平。
186?の長身と1年間鍛えた肉体で、主人公色丞狂介に成りきる。原作と同じシーンや、「それは私のおいなりさんだ」なんて、お約束の決めゼリフが満載。敵の顔に股間を押し付ける必殺の“変態の奥義”にも注目ですよ。

物語は、学園の乗っ取りを画策する空手部の主将や、風紀を厳格に取り締まる真面目隊、さらには、ある目的を秘めて姫野愛子に接近する新任教師など、そんな敵に向かって姿こそパンツ一丁で、頭に女子のパンティを被って奮闘する色丞狂介に応援したくなる。それが、パンティを被らないと全然弱い男になってしまうのが惜しい。
初めは変態男が、女子のパンティかぶって黒い網タイツはいてと、卑猥で如何わしく考えていました。ところが、そんな変態ぶりも意外と清潔感(わき毛剃っている)があって、他の変態仮面(わき毛があるし、髭も)が出て来るんですが、そいつらは女の子のスカートめくったり、身体をさわったりと私らが考えている変態男そのもので、ヒーローの変態仮面はそういうやつらを懲らしめるいいやつなんです。普通だったら警察が取り締まるのに、警官は出て来ません。変だと思えばそれまでで、あまり細かく考えないで楽しんだ方が勝ちですね。

鈴木くんの従来のイメージを覆す強烈なビジュアルと、バカバカしい展開に衝撃をうけ、呆気にとられこれは笑うしかないですな。いやこれほどまでに真面目にふざけ倒すことができるのは、日本映画界こそだし、何よりも監督福田雄一という唯一無二の存在があったからこそです。
そして監督の熱量に、それを上回る熱気さで応え、文字通り体を張って役に挑んだ鈴木亮平くんを初めとしたキャスト陣の本気度。それに原作ファンという小栗旬も脚本協力という形で参加して、極めて特殊なヒーローを大マジに撮った本作。
これってお子様向きじゃないかもと、お思いの親御さんたち、もはや説明不要ですから。とにかく観て下さい。そのバカバカしいほど真面目なド変態で、ちょっとエロっぽい場面もありますが、ハリウッドのエロ・コメディより断然日本の方が健康的です。
まぁ、少しふざけたところが多いですが、演じている役者さんが真面目にやっているので、観ている方としてはその熱意に大いに笑わせられ、すごくかっこよく見えました。
2013年劇場鑑賞作品・・・88  映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ

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