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ブレア・ウィッチ ★★・5

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製作費わずか6万ドルという低予算作品ながら、1999年に世界中で記録的な大ヒットとなったホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の17年ぶりとなる続編。監督は「サプライズ」「ザ・ゲスト」などのホラー作品を手がけ、ハリウッド版「デスノート」の監督も務めるアダム・ウィンガード。
タイトルが「ザ・ウッズ」だったようですが、邦題を原題に合わせて「ブレア・ウィッチ」に変更したそうです。

<感想>前作は観てないので、怖いもの好きという興味本位で鑑賞。2000年に「ブレア・ウィッチ2」も制作されたが、本作がオリジナルの監督も認める“正統な続編”であると言う。かの「パラノーマル・アクティビティ」シリーズも、同じ手法を使っている。

本作ではPOV、(主観撮影)のモキュメンタリー(疑似撮影)というオリジナルのスタイルのままに、ヘッドセットカメラやドローン撮影など新たなテクノロジーも用いられ、最新撮影機器も織り交ぜ描き出す。出演は、弟にジェームズ・アレン・マキュ-ン、ヴァロリー・カリーら。有名ではない俳優が6人出演し、安上がりな映像。音響だけ後で加えたのだろう。

20年前に、映画学科に所属する3人の大学生、ヘザーとヘザー、ジョシュ、マイクが、伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」をテーマにしたドキュメンタリー映画の撮影のため、メリーランド州のブラック・ヒルズの森へ分けは行った。だが、3人はそのまま消息を絶ち、手掛かりも発見されないまま捜索は打ち切られた。

それから物語の舞台が前作から20年後。失踪した学生の一人、ヘザーの弟ジェームズ(アレン・マキューン)は、姉らしき人物の映った映像をYouTube見つける。姉のヘザーを救い、ブレアの魔女の謎を解くべく、仲間と共に、あの森へ踏み込む。だが、そこには、彼らの想像を絶する恐怖が待ち受けていた。
その彼らが撮影したものと思われるフィルムとビデオが森の中で発見されたと言う、人物に会いに行く。そして、森の中へと入るも、川沿いに歩き、はだしで川に入った黒人の女・アシュリーが川で足をガラスか何かで切りけがをする。手当をする黒人の男ピーター。

この黒人の男女は、何かしら問題があるようなそんな感じがした。森の中で、足にケガをした女が、熱が出てテントの中で寝ているも、夜になると元気に歩き出し、次の日もいくらか足を引きずるも歩くのだ。それに、森でヘザーのフイルムを見つけた男・レインが案内係として一緒に行くも、途中で自分たちは帰ると言い出す。そして別れるも、後で2人は、恐怖に包まれた顔をして衣服もボロボロで、森の中で道に迷ったといい出て来るのが、一番の恐怖。その男が何度も出て来るし、森の中にある空き家でも出て来て、人間が狂ったような獰猛な感じで、狂気と化す。

初めは、テントを張る場所を探して、たき火を焚いて、夕食を用意して楽しそうに食事をする。夜になりテントの中で寝るも、夜中に奇妙な音を聞いたり、テントの周りに不自然に積み上げられた石を発見する。
足を怪我した黒人女が起きて、彼氏の黒人の男を探しに森の中へ行き、ドローンも飛ばしても森の木立に引っ掛かって落ちてこない。その黒人女アシュリーが、ドローンを見つけて木の上に登り、体重があるのに細い枝を登って、ドローンに手が届きそうになり、木が折れて落下して死んだ模様。そして、黒人のピーターも森の中へ行ったきり、突然の物音に同様して足を滑らしたのか、動物に襲われたのかは分からないが行方不明になる。

弟のジェームズと彼女のリサが森の中へと、雷鳴がとどろき雨が降って来るし、森の中では方角が分からないし、時計も狂っているのか時間が分からないのだ。森の中を堂々巡りをしているような、また元のテントの場所へと出て来る。そこには、魔女のおまじないのような木の切れ端で人形を作りぶら下がっている。これは、きっとあの案内係レインが作ってぶら下げたのだろう。その木の人形に魔女の呪いだと怖がる女。

そして、雨の中2人が森の中にある小屋を見つけ、ジェームズが先に入り中が暗いので、音もホラーらしくおどろおどろしい雰囲気で、幻覚か姉のヘザーらしき女が立っているように見えて、姉の名前を呼び追いかける。ボロ屋なので床下が抜け落ちているような、昔子供たちが行方不明になったという事件を表しているような、壁には小さな子供の手型がたくさんある。それに暗いし小さな懐中電灯ではよく見えない。なのに、ビデオで映しているし。
それに、女も小屋の中へと入るも、ジェームズは何処にいるのか探せない。そうこうしていると、あの案内係の男レインが狂ったように出て来るのだ。彼女は殴られて気絶をして地下室へと落とされる。その地下室の抜け穴から抜け出そうと、細い穴を這いずるも、恐怖を表す音楽がいかにもという感じ。その穴は小屋の外へと続いているのか、灯が見えるではないか。しかし、穴を出るとそこは小屋の中だった。またもや、レインに襲われて、リサは持っていたナイフでレインを殺すのだ。

もう、方向感覚が音痴になり、堂々巡りをしている感じ。小屋の中で初めにジェームズが何者かに襲われ、そしてリサも襲われてカメラが下に落ちて暗くなる。せめて、この女・リサだけでも助かって欲しいのに。何だか、全員死んでしまったような気配がして終わる。
またかという、擬似ドキュメンタリーとしての面白味が薄れているようだ。最初から、ドキュメント風に作られたフィクション映画だと身構えて観るも、音響の怖い雰囲気作りは良かったが、森の中の動物の声はいいとして、いのししとか熊とか出て来てもおかしくないのに、それに魔女が棲んでいるということなので、その魔女の幽霊らしきなものが見えてもよかったのにと思った。
それに、最後のオチが、誰か一人でも生きて帰れたら良かったのに、夢も希望もないただの脅かしホラーものになっているのが残念。
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