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死霊館 エンフィールド事件★★★

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著名な心霊研究家ウォーレン夫妻の実体験に基づく大ヒットホラー『死霊館』の続編。史上最長のポルターガイスト現象とされるエンフィールド事件を題材に、人体浮遊など説明のつかない現象に悩まされる一家を救うため、ウォーレン夫妻が調査に乗り出す。前作に続きジェームズ・ワン監督と、夫妻役のパトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガがタッグを組む。共演には、『A.I.』などのフランシス・オコナー、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』などのマディソン・ウルフらが名を連ねる。
あらすじ:ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き……。
 前作の「死霊館」   「アナベル死霊館の人形」

<感想>前作の続編ということ、監督も同じだというので鑑賞した。実話だそうで、1977年、心霊研究家のウォーレン夫妻がアミティビルの惨殺事件の調査を終えた後、ロンドンで起きた奇怪なポルターガイスト事件の真相を探るため渡英する。
向かったのはシングルマザーのペギーと4人の子供が暮らすエンフィールドの古い家。ここで毎日のように起きる数々の不可解な現象に苦しめられる次女のジャネットを救うために、ウォーレン夫妻は調査を開始するのだが、・・・。

同じような住宅が並んでいる一軒家、その古びた家に離婚をして子供4人と暮らしている家族がいるのですが、暮らしは夫からの養育費と母親の収入で生活をしているようだ。ですが、夫からの養育費が途絶えており、母親はイライラが募り神経質になっている。
それでも、4人の子供たちは皆元気で、その中の次女のジャネットが霊感が強いのだろう彼女が毎晩夜中に起き上がり、幽霊とご対面をする。この家に住んでいた老人の霊がジャネットに取り憑いで、少女の体を借りて老人の皺声、ダミ声で話すのだ。

初めは心霊現象といっても、女の子に取り憑く前の住人の老人の幽霊であり、そのことが分かるとあまり怖くはない。TVクルーや調査隊もやって来て撮影するのだが。家の片隅や子供部屋のベッドの下の暗闇、大きな物音など子供のころに擦り込まれたリアルな恐怖を感じさせる。結局は心霊研究家のウォーレン夫妻のところへ以来される。

初めは、家族の生活が苦しいこともあり、次女の体にのり移った霊が困らせようとしている。カメラに写った映像から一連の怪奇現象(ジャネットがベッドの上に飛び上がっている写真)は、ジャネットの狂言だったという疑いが浮上するのだ。つまり、気の毒な家族に政府から援助してもらうための作り話、狂言ではと考えられるということになる。
しかし、ロンドンに来る前にウォーレン夫妻に、強力な尼僧シスターの悪魔が見えるのだ。夫が絵に描いているのがそうで、妻ロレインにもその悪魔が宿った強力な尼僧姿のシスターが見え隠れする。そして、夫が体に木の杭で打抜かれているのが見えるロレイン。何とかして、夫をその悪魔から守らなければ。

その悪魔の尼僧シスターが、少女ジャネットの体に取り憑き、老人のバックにいることを突き止めるあたりから、映画はホラー度がもの凄く恐怖に満ちた映像と、音響でどん底へと観客を怖がらせるのだ。
ロンドンと言うこともあり大雨が降り、家の地下室にまで水が入り、その暗い地下室へ行く夫のウォーレン。その水の中に悪魔のような老人の顔が写り込むし、母親の腕にも噛みつき歯形がくっきりと、それは、その老人の入れ歯ということが判明する。

子供部屋は、怪奇現象でベッドやクローゼットが壊されて、壁には十字架がたくさん吊るされているも、その十字架がクルクルと回り出すのだ。恐ろしい悪魔の怪奇現象や、物を飛ばして壊したり、人間を持ち上げて床に叩きつけるなどの怪奇現象とみられるシーンが多い。これも慣れてくると、あまり怖くなくなるから、またかぁ~って、変な感じですよね。
それに、クリスマスという時期でもあり、部屋にはツリーを飾り付け、プレスリーの「好きにならずにはいられない」のレコードで心が和むシーンもあり、何だか恐怖心が無くなってくるのだ。

一度帰ったウォーレン夫妻が戻ってくるところから、一家のために立ち上がるクライマックスには、俄然恐怖度が増加して、それは飛んでもなく恐ろしい恐怖へと誘うのです。
家はカギがかけられて外からは入れない。中には少女ジャネットが助けを呼ぶ声が聞こえるし、夫役のパトリック・ウィルソンの活躍による少女を助けるシーン。それは、ローレンが夢にまで見た、悪魔が夫を木の杭で体を射抜くシーンがまざまざと見せつけられること。夫とジャネットを助けないと、ヴェラ・ファーミガの悲愴な顔が青白く映りだし、絶対に悪魔祓いをしてやるという強い決心が見える。
悪魔の姿をした尼僧のシスターは、かなりやりすぎのような感じがしたが、ロレインが聖書に書いた名前、“ヴァイラ”地獄の侯爵よ、地獄へ戻れと唱えると、その悪魔は消えていくのだ。そして、アメリカへ帰った夫妻、自宅の地下室にある「博物館」に、また一つロンドンから持ち帰った「ヘソ曲がりの男」という周りドウロのオルゴールが増えていた。エンドロールで、この一家の母親ペギーが、亡くなるまでこの古い家に住んで、爺さんと同じ脳溢血で亡くなったというのだ。その後には怪奇現象なんて起きなかったのかは分かりませんが、なんというか因果関係が少しはあるのかなぁと思いましたね。

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