高野苺のコミックを基に、未来からの手紙によって運命を変えようと奮闘するヒロインの姿をファンタジックかつ爽やかに描く青春群像劇。手紙により10年後の自分が後悔していることを知った女子高生が、大切な人を救おうと行動する姿を映す。NHKの連続テレビ小説「まれ」の土屋太鳳と山崎賢人がヒロインと相手役で再共演。『君に届け』やテレビドラマ「鈴木先生」などに携ってきた橋本光二郎が、長編映画で初のメガホンを取る。土屋と山崎のほかにも、『マジックナイト』などの竜星涼や『神さまの言うとおり』などの山崎紘菜らが出演。
あらすじ:高校2年生の高宮菜穂(土屋太鳳)に、10年後の自分から手紙が届く。そこには、26歳になったときに後悔していることが数多くあること、転校生の翔(山崎賢人)を好きになるが、彼が1年後に死んでしまうことがつづられていた。当初はイタズラだと思った菜穂だったが、手紙に書かれていることが現実に起こり始める。菜穂は後悔しないため、そして翔を救うために行動を起こす。
<感想>始めは高校生の菜穂が、新学期で桜を見て遅刻しそうになることから始まる。舞台が松本市で有名な桜の名所があるところ。とても綺麗な桜のトンネルに主人公と同じく私も桜を見てから学校へ行くと思った。主人公の高宮菜穂を演じた土屋太鳳の喋り方が、たどたどしいのに違和感があり、可愛いからいいのかと。それと問題の翔少年の山崎賢人くんは、上手いと思いました。
6人の高校生たちの愛とか友情とかの、間延びした薄っぺらさは何だか観なかったことにしたいほど。だから、未来を変えるというよりは、要するに現在をより良いものにするという、コンセプトには納得しました。
未来からの手紙が、何時の間にか自分のカバンの中に入っていたということから始まるのだが、これって、通学用のカバンの中ってSFとしては片手落ちのようが気がした。家の庭の木の下からタイムカプセルみたいに出てくるのが普通だろうに。
それに、主人公が手紙を全部すぐに読まないで、少しずつ出し惜しみして読んでいくところなんか、いかにも高校生らしく、未来から来た手紙が手元にあるのに、それもこれから起きることが事細かに書いてあるのに。一気に読まないのも映画としての構成なのだろう。
心情を説明するモノローグの多用といい、原作がコミックなんだから成立しても実写では一考の余地があったはずだろう。現在と過去が交錯するのですが、過去を変えても平行世界で異なる未来が広がるのはいいとしてもだ、どうやって過去に手紙が届いたのかが曖昧過ぎるのだ。
どうやって手紙を過去へ送るのかが、何の納得できる説明もないままに、それでもラストで明かされる過去への手紙を書く主人公の菜穂と、結婚したのだろう赤ちゃんを抱いている須和弘人の二人が、10年後にはこの世にいない翔への後悔の念のために書いたのであろう過去への手紙を、缶の中へ入れて土に埋めるシーンが見られる。
等身大の青春映画ならぬ、おままごとのような、原作の少女漫画は見た事ないが、簡単に人を死なせて、それを未来からの手紙で主人公と友人たちで、何とか防ごうとするのにも無神経すぎる。
過去に起きた友人の事故死を、未来からの手紙で知り、それをくい止めようと懸命になる主人公なのだが、日記を書いていたようなので、それが引出の中から出て来て先生のいう、世界はパラレルワールドになっているということを聞き、可能性を考えてもいいと思うようになる。
手紙によって少しずつ変わっていく高校生の時代に、手紙の中の翔の人生が彼女たちの友情で変わって行き、寂しそうな翔がサッカー部に入ったり、リレーでアンカーとして優勝したり、文化祭のプールでの花火を見る二人も、本当は実現していないことだったりして。だから1年後に事故死というのは防げないことで。
過ぎ去った過去は変えられないが、未来は自分しだいでいくらでも変えられるのだ。それでも思いだして、翔の誕生日の日に5人で実家へ行く友情とでもいうか、最後の夕焼けのオレンジ色の空に、過去のことはどうにもならない、悔やんでも仕方のないことで、これからの未来をどう生きるかが人生だろうと思う5人がいた。
2015年劇場鑑賞作品・・・261映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:高校2年生の高宮菜穂(土屋太鳳)に、10年後の自分から手紙が届く。そこには、26歳になったときに後悔していることが数多くあること、転校生の翔(山崎賢人)を好きになるが、彼が1年後に死んでしまうことがつづられていた。当初はイタズラだと思った菜穂だったが、手紙に書かれていることが現実に起こり始める。菜穂は後悔しないため、そして翔を救うために行動を起こす。
<感想>始めは高校生の菜穂が、新学期で桜を見て遅刻しそうになることから始まる。舞台が松本市で有名な桜の名所があるところ。とても綺麗な桜のトンネルに主人公と同じく私も桜を見てから学校へ行くと思った。主人公の高宮菜穂を演じた土屋太鳳の喋り方が、たどたどしいのに違和感があり、可愛いからいいのかと。それと問題の翔少年の山崎賢人くんは、上手いと思いました。
6人の高校生たちの愛とか友情とかの、間延びした薄っぺらさは何だか観なかったことにしたいほど。だから、未来を変えるというよりは、要するに現在をより良いものにするという、コンセプトには納得しました。
未来からの手紙が、何時の間にか自分のカバンの中に入っていたということから始まるのだが、これって、通学用のカバンの中ってSFとしては片手落ちのようが気がした。家の庭の木の下からタイムカプセルみたいに出てくるのが普通だろうに。
それに、主人公が手紙を全部すぐに読まないで、少しずつ出し惜しみして読んでいくところなんか、いかにも高校生らしく、未来から来た手紙が手元にあるのに、それもこれから起きることが事細かに書いてあるのに。一気に読まないのも映画としての構成なのだろう。
心情を説明するモノローグの多用といい、原作がコミックなんだから成立しても実写では一考の余地があったはずだろう。現在と過去が交錯するのですが、過去を変えても平行世界で異なる未来が広がるのはいいとしてもだ、どうやって過去に手紙が届いたのかが曖昧過ぎるのだ。
どうやって手紙を過去へ送るのかが、何の納得できる説明もないままに、それでもラストで明かされる過去への手紙を書く主人公の菜穂と、結婚したのだろう赤ちゃんを抱いている須和弘人の二人が、10年後にはこの世にいない翔への後悔の念のために書いたのであろう過去への手紙を、缶の中へ入れて土に埋めるシーンが見られる。
等身大の青春映画ならぬ、おままごとのような、原作の少女漫画は見た事ないが、簡単に人を死なせて、それを未来からの手紙で主人公と友人たちで、何とか防ごうとするのにも無神経すぎる。
過去に起きた友人の事故死を、未来からの手紙で知り、それをくい止めようと懸命になる主人公なのだが、日記を書いていたようなので、それが引出の中から出て来て先生のいう、世界はパラレルワールドになっているということを聞き、可能性を考えてもいいと思うようになる。
手紙によって少しずつ変わっていく高校生の時代に、手紙の中の翔の人生が彼女たちの友情で変わって行き、寂しそうな翔がサッカー部に入ったり、リレーでアンカーとして優勝したり、文化祭のプールでの花火を見る二人も、本当は実現していないことだったりして。だから1年後に事故死というのは防げないことで。
過ぎ去った過去は変えられないが、未来は自分しだいでいくらでも変えられるのだ。それでも思いだして、翔の誕生日の日に5人で実家へ行く友情とでもいうか、最後の夕焼けのオレンジ色の空に、過去のことはどうにもならない、悔やんでも仕方のないことで、これからの未来をどう生きるかが人生だろうと思う5人がいた。
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