秦建日子のベストセラー小説を基にした、人気テレビドラマの劇場版第3弾にしてシリーズ完結編。国家の陰で暗躍する一団に関する機密を手にした警視庁捜査一課の女性刑事・雪平が、壮絶な戦いに身を投じていく。前作『アンフェア the answer』に引き続き、佐藤嗣麻子が監督を担当。篠原涼子、阿部サダヲ、加藤雅也をはじめとするレギュラーメンバーが結集。これまでの事件でちりばめられていた謎が収束する展開に加え、『クローバー』などの永山絢斗とEXILEのAKIRAのシリーズ参戦も見どころ。
あらすじ:警察病院占拠事件やネイルガン連続殺人事件を経て、国家を動かす謎の権力組織に関するデータを手中にした雪平夏見(篠原涼子)。組織と闘うすべを模索する中、ある転落死の現場で10年前に起きた推理小説事件の遺留品と同じしおりに奇妙なメッセージが記されて置かれているのに気付く。やがて、転落死体がネイルガン連続殺人事件の首謀者だった村上克明検事(山田孝之)であること、推理小説事件の犯人たちを結び付けたサイトが復活していることが判明。不穏な空気に包まれる雪平の前に、ある協力者が現れる。
<感想>黒いロングヘアーに黒のロングコート、ヒールの音を響かせて事件現場に現れる捜査一課のヒロイン、篠原涼子演じる雪平夏見のハードボイルド・サスペンスの劇場版第3弾。父親を殺した犯人を見つけるために刑事になったヒロイン・雪平は本懐をとげられるのか?・・・。TVも含めてずっと応援していただけにこれで終わりとは寂しい気がする。
篠原涼子演じる雪平夏見に対してのキャラが売りの人気TVドラマが、映画になって、彼女の高びしゃな態度と物の言い方といい、ロングヘアーにロングコートの出で立ち、コートの裾で証拠物件を飛ばさないか、彼女の髪の毛が現場に落ちないか、いつもの死体現場での寝ころびのポーズとか、プロとしての未熟な匂いがするなんてことが気になると、この映画は楽しめない。
でも、そろそろ事件の結末をはっきりしないと、権力側の裏切り合戦、世間のことなど知ったことじゃないって。冒頭から全裸のシャワーを浴びる篠原涼子のサービス映像が、ラストにも拝めるようになっている。この作品での、誰が裏切り者で、誰が見方なのかをはっきりさせないと辻褄が合わないのだ。
先日観賞した「S」は日本という国家に対してそれなりに信頼を置いていたのですが、こちらの闇の組織は、警察と検察と裁判所がよってたかって善人を食い物にしている、という設定の一種の妄想で出来ており、その被害者が例えば永山絢斗のお父さんであり。篠原が今回は彼の復讐劇に加担するわけ。
ですが、永山は別に瑛太の関係者と言う設定ではない。ですが、俳優としては瑛太の弟である永山絢斗が演じているので、”裏切り者”ではないのか?・・・何となく関係がありそうな気がしてならない。それはラストで判明しますから。
闇というがこれほど分かりやすい闇はないと思う。雪平の味方に見えた人間は、だいたい“実は敵だった”という作りだから。
刑事の山路を演じる寺島進が撃たれるも、胸に入れていたライターのお蔭で命が助かるし、薫ちゃんこと加藤雅也と佐藤浩市は殺されるなぁと思っていたら、やはりその通りになってしまった。特捜部長(吉田鋼太郎)に追い立てられる阿部サダヲは最後まで生き残っていたね。
今回は、津島(永山絢斗)を犯人に仕立て上げて、雪平に津島を庇わせるという進行で、敵には検察の武部(AKIRA)が命令しながら雪平を追い詰めていく。
雪平が持っている機密データーのUSBメモリはどうなるのかなど、シリーズファンには気になる謎にある終止符が打たれます。
取調室には、マンションから検事が転落した事件の重要参考人・津島・永山絢斗と、彼を問い詰める捜査一課長の阿部サダヲが。彼らの様子を監督室で見つめるのは、山路の寺島進と三上の加藤雅也。そこへ雪平が入って来て、津島が雪平にしか何も話さないと言い張ったために、雪平が尋問することに。
永山が自分を信じてくれと雪平に懇願し、2人でここから脱出するよう仕組む雪平の頭の良さがいい。
津島も検察の中の黒い闇を調べてデーターを持っており、そのデーターを世間に知らしめようとするのだが、日本では無理なことで、海外に逃亡して発表しようとするわけ。人にいい雪平が、自分の持っている極秘のデーターのUSBメモリを、永山に託してしまうのだ。いつもの雪平の台詞、「バカか、お前は」の台詞を津島に吐くが、それは雪平お前だろうにと、言いたい。
そして、二人で某国エレドニア(ウルグァイ)大使館へ逃げるまでのカーチェイス、それに大使館でのバトルでは、高層階にあるのでエレベーターで移動するも、それを検察の武部が邪魔をする。非常階段で登るのだが、津島が途中で検察に撃たれて怪我をしてしまい雪平が背負うことになるとは。か弱い女が男を背負って階段を上るシーンにはもうダメかと思った。やっとのことで、大使館に入るのだが、そこで津島が裏切り者だと分かり発砲してくる。そこで雪平も撃たれて、雪平を守ると言っていた一条が津島を射殺するのだ。一条も撃たれて死亡、またしても、信じていた者の裏切りに絶望感が漂う。
その後は、雪平が亡命して日本の闇を犯罪スキャンダル、ポスト紙に持ち込みメディアで発表する。エンドロールにて、今までの「アンフェア」シリーズの映像が映し出され、懐かしく思えて雪平と一条の許されぬ愛と、夫の佐藤に扮した香川さんも雪平を本当は愛していたのだと。豪華キャストたちに囲まれての映像が懐かしく思えました。
2015年劇場鑑賞作品・・・187映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:警察病院占拠事件やネイルガン連続殺人事件を経て、国家を動かす謎の権力組織に関するデータを手中にした雪平夏見(篠原涼子)。組織と闘うすべを模索する中、ある転落死の現場で10年前に起きた推理小説事件の遺留品と同じしおりに奇妙なメッセージが記されて置かれているのに気付く。やがて、転落死体がネイルガン連続殺人事件の首謀者だった村上克明検事(山田孝之)であること、推理小説事件の犯人たちを結び付けたサイトが復活していることが判明。不穏な空気に包まれる雪平の前に、ある協力者が現れる。
<感想>黒いロングヘアーに黒のロングコート、ヒールの音を響かせて事件現場に現れる捜査一課のヒロイン、篠原涼子演じる雪平夏見のハードボイルド・サスペンスの劇場版第3弾。父親を殺した犯人を見つけるために刑事になったヒロイン・雪平は本懐をとげられるのか?・・・。TVも含めてずっと応援していただけにこれで終わりとは寂しい気がする。
篠原涼子演じる雪平夏見に対してのキャラが売りの人気TVドラマが、映画になって、彼女の高びしゃな態度と物の言い方といい、ロングヘアーにロングコートの出で立ち、コートの裾で証拠物件を飛ばさないか、彼女の髪の毛が現場に落ちないか、いつもの死体現場での寝ころびのポーズとか、プロとしての未熟な匂いがするなんてことが気になると、この映画は楽しめない。
でも、そろそろ事件の結末をはっきりしないと、権力側の裏切り合戦、世間のことなど知ったことじゃないって。冒頭から全裸のシャワーを浴びる篠原涼子のサービス映像が、ラストにも拝めるようになっている。この作品での、誰が裏切り者で、誰が見方なのかをはっきりさせないと辻褄が合わないのだ。
先日観賞した「S」は日本という国家に対してそれなりに信頼を置いていたのですが、こちらの闇の組織は、警察と検察と裁判所がよってたかって善人を食い物にしている、という設定の一種の妄想で出来ており、その被害者が例えば永山絢斗のお父さんであり。篠原が今回は彼の復讐劇に加担するわけ。
ですが、永山は別に瑛太の関係者と言う設定ではない。ですが、俳優としては瑛太の弟である永山絢斗が演じているので、”裏切り者”ではないのか?・・・何となく関係がありそうな気がしてならない。それはラストで判明しますから。
闇というがこれほど分かりやすい闇はないと思う。雪平の味方に見えた人間は、だいたい“実は敵だった”という作りだから。
刑事の山路を演じる寺島進が撃たれるも、胸に入れていたライターのお蔭で命が助かるし、薫ちゃんこと加藤雅也と佐藤浩市は殺されるなぁと思っていたら、やはりその通りになってしまった。特捜部長(吉田鋼太郎)に追い立てられる阿部サダヲは最後まで生き残っていたね。
今回は、津島(永山絢斗)を犯人に仕立て上げて、雪平に津島を庇わせるという進行で、敵には検察の武部(AKIRA)が命令しながら雪平を追い詰めていく。
雪平が持っている機密データーのUSBメモリはどうなるのかなど、シリーズファンには気になる謎にある終止符が打たれます。
取調室には、マンションから検事が転落した事件の重要参考人・津島・永山絢斗と、彼を問い詰める捜査一課長の阿部サダヲが。彼らの様子を監督室で見つめるのは、山路の寺島進と三上の加藤雅也。そこへ雪平が入って来て、津島が雪平にしか何も話さないと言い張ったために、雪平が尋問することに。
永山が自分を信じてくれと雪平に懇願し、2人でここから脱出するよう仕組む雪平の頭の良さがいい。
津島も検察の中の黒い闇を調べてデーターを持っており、そのデーターを世間に知らしめようとするのだが、日本では無理なことで、海外に逃亡して発表しようとするわけ。人にいい雪平が、自分の持っている極秘のデーターのUSBメモリを、永山に託してしまうのだ。いつもの雪平の台詞、「バカか、お前は」の台詞を津島に吐くが、それは雪平お前だろうにと、言いたい。
そして、二人で某国エレドニア(ウルグァイ)大使館へ逃げるまでのカーチェイス、それに大使館でのバトルでは、高層階にあるのでエレベーターで移動するも、それを検察の武部が邪魔をする。非常階段で登るのだが、津島が途中で検察に撃たれて怪我をしてしまい雪平が背負うことになるとは。か弱い女が男を背負って階段を上るシーンにはもうダメかと思った。やっとのことで、大使館に入るのだが、そこで津島が裏切り者だと分かり発砲してくる。そこで雪平も撃たれて、雪平を守ると言っていた一条が津島を射殺するのだ。一条も撃たれて死亡、またしても、信じていた者の裏切りに絶望感が漂う。
その後は、雪平が亡命して日本の闇を犯罪スキャンダル、ポスト紙に持ち込みメディアで発表する。エンドロールにて、今までの「アンフェア」シリーズの映像が映し出され、懐かしく思えて雪平と一条の許されぬ愛と、夫の佐藤に扮した香川さんも雪平を本当は愛していたのだと。豪華キャストたちに囲まれての映像が懐かしく思えました。
2015年劇場鑑賞作品・・・187映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング