『ホステル』シリーズなどで知られるイーライ・ロスが製作を手掛け、呪われたピエロの衣装を着たことから子食いの怪物へと変貌していく男の運命を描くホラー。2010年、無名のフィルムメーカーがジョークで作った偽ホラー映画の予告編クレジットにロスの名前を勝手に入れてYouTubeに投稿したところ、すぐにロス本人から企画を持ち掛けられ、まさかの映画化が実現した。出演はテレビドラマ「TAKEN テイクン」などに出ているアンディ・パワーズが、父親のケントを、『キック・オーバー』などのピーター・ストーメアらが出演。
<感想>寝苦しい夜にはなんて言っても、ホラー映画ですね。父親が、息子の誕生日にピエロの道化師を依頼したのに、都合が悪く来なかったのだ。それで、たまたま、不動産業をやっている自分が仕事の空き家で、何気なく見つけたピエロの衣装を着て、息子に喜ばせようとしたのだが、夜になって化粧を落として衣裳も脱ごうとするも脱げないのだ。
次の日もダメで、仕方なく仕事場へそのピエロの衣装を着たまま、メイクもしたままで出かける。仕事の仲間たちにバカにされ、家へ帰って真っ赤な鼻だけでも取ろうとすると、食い込んでいて取れない。奥さんは歯医者さんで、私に任せてとピンセットで思いきりむしりとるも、鼻の皮まで付いて取れてしまう。
ピエロの衣装はダブダブだったのに、だんだんと自分の皮膚にぴったりと馴染んでいき、脱げそうもない。仕方なくそのままにして、上にコートを羽織って仕事場へと向かう。そのピエロの衣装箱のあった元の持ち主に電話をしてみたところ、兄貴が出て弟は亡くなったというのだ。それに、ピエロの箱も鍵が締まって開かない。
その兄貴の家へ相談に行くと、意外なことが判るのだ。その兄貴がピーター・ストーメアが演じていて、古い人形などを売っている骨董屋さんを営業している。
そのピエロの衣装には北欧地方に伝わる伝説では、ピエロの期限は森の中に住んでいて、肌は雪のように白く、鼻は真っ赤で、洞窟の中に住んでいて、子供たち食べて生き抜いていたらしい。実は、ピエロには悪魔が憑りついていて、子供を食べるというのだ。
それに、そのピエロの衣装を脱ぐのには、首を切り落とせば悪魔は退散するというのだ。兄貴は、ケントに睡眠薬入りの紅茶を飲ませて、眠らせる。そして、出刃包丁でケントの首を危うく切り落とされそうになるも、気が付いて暴れ回りそこから外へと逃げ出す。
そして、家へ帰ると妻の父親や親戚がみんな心配して来ていたのだ。ケントの虹色に染めたアフロヘアーを見て、それってカツラだろうとむしり取ろうとする義弟。やめろと義弟を殴ると、相手の腕の骨が折れるくらい凄い力なのだ。ケントの手も変形してきて悪魔になる自分が恐ろしい。
ピーター・ストーメアがやって来て、ケントの首を絞め、自殺しろと言うのだ。妻は、夫が持って来た黒いカバーのピエロの事が書いてある本を読む。何としても夫の状況を知ろうとする妻、だが、夫のケントは腹が減ると子供が食べたいと、森の中を彷徨いながらボーイスカウトのテントの所へと。
「おじさんお腹が空いているの。じゃ、これを」とポケットにあったお菓子をあげる少年。しかし、子供の手の指を食いちぎるケントなのだ。ホームセンターのトイレで、自分の歯が抜け落ちて牙のようなものが生えてくる。もうどう見ても変質者なのだ。
モーテルに行くと、隣の部屋の男の子が声を掛けて来る。これは、この少年が餌食になると思うわよね、そうなんですね、食べられてしまうんですよ。
それに、自分の家の飼い犬が、ピエロの鼻をむしり取ったのを食べてしまったので、犬が獰猛に凶暴化してしまう。妻は、まだ夫が悪魔に乗っ取られていないと信じているし。
ケントは、自分で何とかして首を落とそうと、ホームセンターで旋盤機(丸いノコギリ)を2個買い、モーテルで旋盤機を2台備え付けて、後ろ向きに自分が椅子に座って、旋盤機に頭が落ちて首が飛ぶようにと計画する。が、そんな計画は無理で、ケントは旋盤機の横にひっくり返るのだ。
妻が来て、「家へ帰りましょう」地下室へと鎖で縛られるケント。でも、息子がその鎖をといて、学校で虐められたコルトンのことを父親に言うのだ。怒ったケントは、虐めっこのコルトンの家へ行き、ゲームで遊んでいる少年に襲い掛かりハラワタを食いちぎってしまう。
ピーター・ストーメアは、「あいつの言うことは信用するな」と、だんだんと悪魔に替わっていくケント、妻は、あのピエロの服の入っていた家へと行き、ビデオカメラの映像を見てしまう。どうみても、夫はもうすでに悪魔が憑りついているのに、5人の子供を生贄にするか、しかし、ケントはすでに4人の子供を喰っているのだ。駄目なら後子供一人でもいいから、というピーター・ストーメアの言葉を信じて、妻は少女を誘拐してピエロのいるところへ置き去りにするも、少女が気付いてしまい逃げ出すのだ。
こういうのって、人間を食いちぎり殺す映像とかは映さないので、ホラーでもそんなに怖くない。しかし、食った後の骨なんかは映すので、子供にはキツイかもです。
ピエロの映画では『道化死てるぜ!』のホラーも、同じようにみんなに馬鹿にされて虐められ、精神が崩壊してしまい虐めた子供たちを殺してしまうという残虐な映画を見た事があります。
しかし、この作品では、最後はハッピーエンドで、奥さんがやっぱりケントの首を切り落とすんですよ。すると、不思議なことに中から夫の頭が現れて、無事に元どうりになってしまうという。でも、ピエロの服がまたもや、アイスランドから送られて来るという終り方なんですね。ピエロの悪魔が憑りついた人間には、しつこく付きまとうということなんでしょうか。
2015年DVD鑑賞作品・・・40映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
<感想>寝苦しい夜にはなんて言っても、ホラー映画ですね。父親が、息子の誕生日にピエロの道化師を依頼したのに、都合が悪く来なかったのだ。それで、たまたま、不動産業をやっている自分が仕事の空き家で、何気なく見つけたピエロの衣装を着て、息子に喜ばせようとしたのだが、夜になって化粧を落として衣裳も脱ごうとするも脱げないのだ。
次の日もダメで、仕方なく仕事場へそのピエロの衣装を着たまま、メイクもしたままで出かける。仕事の仲間たちにバカにされ、家へ帰って真っ赤な鼻だけでも取ろうとすると、食い込んでいて取れない。奥さんは歯医者さんで、私に任せてとピンセットで思いきりむしりとるも、鼻の皮まで付いて取れてしまう。
ピエロの衣装はダブダブだったのに、だんだんと自分の皮膚にぴったりと馴染んでいき、脱げそうもない。仕方なくそのままにして、上にコートを羽織って仕事場へと向かう。そのピエロの衣装箱のあった元の持ち主に電話をしてみたところ、兄貴が出て弟は亡くなったというのだ。それに、ピエロの箱も鍵が締まって開かない。
その兄貴の家へ相談に行くと、意外なことが判るのだ。その兄貴がピーター・ストーメアが演じていて、古い人形などを売っている骨董屋さんを営業している。
そのピエロの衣装には北欧地方に伝わる伝説では、ピエロの期限は森の中に住んでいて、肌は雪のように白く、鼻は真っ赤で、洞窟の中に住んでいて、子供たち食べて生き抜いていたらしい。実は、ピエロには悪魔が憑りついていて、子供を食べるというのだ。
それに、そのピエロの衣装を脱ぐのには、首を切り落とせば悪魔は退散するというのだ。兄貴は、ケントに睡眠薬入りの紅茶を飲ませて、眠らせる。そして、出刃包丁でケントの首を危うく切り落とされそうになるも、気が付いて暴れ回りそこから外へと逃げ出す。
そして、家へ帰ると妻の父親や親戚がみんな心配して来ていたのだ。ケントの虹色に染めたアフロヘアーを見て、それってカツラだろうとむしり取ろうとする義弟。やめろと義弟を殴ると、相手の腕の骨が折れるくらい凄い力なのだ。ケントの手も変形してきて悪魔になる自分が恐ろしい。
ピーター・ストーメアがやって来て、ケントの首を絞め、自殺しろと言うのだ。妻は、夫が持って来た黒いカバーのピエロの事が書いてある本を読む。何としても夫の状況を知ろうとする妻、だが、夫のケントは腹が減ると子供が食べたいと、森の中を彷徨いながらボーイスカウトのテントの所へと。
「おじさんお腹が空いているの。じゃ、これを」とポケットにあったお菓子をあげる少年。しかし、子供の手の指を食いちぎるケントなのだ。ホームセンターのトイレで、自分の歯が抜け落ちて牙のようなものが生えてくる。もうどう見ても変質者なのだ。
モーテルに行くと、隣の部屋の男の子が声を掛けて来る。これは、この少年が餌食になると思うわよね、そうなんですね、食べられてしまうんですよ。
それに、自分の家の飼い犬が、ピエロの鼻をむしり取ったのを食べてしまったので、犬が獰猛に凶暴化してしまう。妻は、まだ夫が悪魔に乗っ取られていないと信じているし。
ケントは、自分で何とかして首を落とそうと、ホームセンターで旋盤機(丸いノコギリ)を2個買い、モーテルで旋盤機を2台備え付けて、後ろ向きに自分が椅子に座って、旋盤機に頭が落ちて首が飛ぶようにと計画する。が、そんな計画は無理で、ケントは旋盤機の横にひっくり返るのだ。
妻が来て、「家へ帰りましょう」地下室へと鎖で縛られるケント。でも、息子がその鎖をといて、学校で虐められたコルトンのことを父親に言うのだ。怒ったケントは、虐めっこのコルトンの家へ行き、ゲームで遊んでいる少年に襲い掛かりハラワタを食いちぎってしまう。
ピーター・ストーメアは、「あいつの言うことは信用するな」と、だんだんと悪魔に替わっていくケント、妻は、あのピエロの服の入っていた家へと行き、ビデオカメラの映像を見てしまう。どうみても、夫はもうすでに悪魔が憑りついているのに、5人の子供を生贄にするか、しかし、ケントはすでに4人の子供を喰っているのだ。駄目なら後子供一人でもいいから、というピーター・ストーメアの言葉を信じて、妻は少女を誘拐してピエロのいるところへ置き去りにするも、少女が気付いてしまい逃げ出すのだ。
こういうのって、人間を食いちぎり殺す映像とかは映さないので、ホラーでもそんなに怖くない。しかし、食った後の骨なんかは映すので、子供にはキツイかもです。
ピエロの映画では『道化死てるぜ!』のホラーも、同じようにみんなに馬鹿にされて虐められ、精神が崩壊してしまい虐めた子供たちを殺してしまうという残虐な映画を見た事があります。
しかし、この作品では、最後はハッピーエンドで、奥さんがやっぱりケントの首を切り落とすんですよ。すると、不思議なことに中から夫の頭が現れて、無事に元どうりになってしまうという。でも、ピエロの服がまたもや、アイスランドから送られて来るという終り方なんですね。ピエロの悪魔が憑りついた人間には、しつこく付きまとうということなんでしょうか。
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