パリの超高級三ツ星レストランを守るため立ち上った、問題だらけの寄せ集めシェフ軍団の奮闘を描くコメディ。監督・脚本は、「Les deux mondes」のダニエル・コーエン。出演は、「ダ・ヴィンチ・コード」のジャン・レノ、「変態“ピ”エロ」のミカエル・ユーン、「黄色い星の子供たち」のラファエル・アゴゲ。
あらすじ:“カルゴ・ラガルド”はパリ有数の超高級三ツ星フレンチレストランだったが、20年間三ツ星を守り抜いてきたベテラン・シェフのアレクサンドル(ジャン・レノ)のスランプで大ピンチを迎えていた。次の品評会で星を1つでも失えば店の運命は終わるというのに、新しいメニューが思いつかない。そんな折、アレクサンドルは老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)と出会う。ボノは、天才的な舌を持つ若いシェフだったにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになっていた。そんなボノのほか、老人ホームの厨房で働いていた素人シェフたちも加わり結成された、問題だらけの寄せ集めシェフ軍団は、由緒あるレストランを守るために立ち上がるが……。 (作品資料より)
<感想>この映画も2週間前に鑑賞したもの。ご馳走がたくさん映像で見れるので、食事の前に見るとお腹がグ〜ゥ、グ〜ゥなってきます。でも、よくよく見れば邦画の料理をテーマにした作品と比べると、ドアップ映像はあるもそんなに食欲をそそられるわけではない。
以前見たアニメの「レミーのおいしいレストラン」に近い作品になっている。中でも天才シェフのグストーにそっくりなアレクサンドル。グストーの体系になって貫録十分なジャン・レノが演じているのだから、そのアレクサンドルが自分のレシピを完全にマスターしているジャッキーに、自分の店をまかせる展開も同じで、内容が少しコメディ部分が強すぎるけれど、料理がみんなを幸せな気分にさせてくれるのは共通ですよね。
内容はドタバタコメディなので、アレクサンドルに扮するジャン・レノは殆ど料理しない。代わりに昔料理人だったジェッキーが、アレクサンドルのレシピを全部把握してそれを再現する料理の腕前の方が目立っている。彼には妊娠している婚約者がいて、今にも子供が生まれそう。なのに未だに定職につかずペンキ塗りのアルバイトをしている。
主人公のアレクサンドルが新メニューのアイディアが思いつかず、三ツ星レストランの★にかかわる一大事に。そこへペンキ職人のジャッキーと出会い、昔の自分のレシピのスープに出会う。自分の原点に戻るということなんですね。
ところがですよ、ミシュランの調査員が分子料理に関心が高い事を知り、この分子料理の店にジャンとミカエルが変装して出かけるんです。それがジャンが紋付き袴スタイルにミカエルが鬘を被り白塗りの化粧をして、まるで芸者スタイルの女装姿で、それにタドタドしい日本語をはなして、これって無理があります。ジャン・レノがいくら日本通だからといってやり過ぎですよ。この設定とドタバタ展開は、日本人には笑えるけど他の国の人たちには受けないんじゃないの。それと、新しい“分子料理”なるものが披露されるが、これって化学の実験みたいで美味しそうには見えない。まるで宇宙食ですね。
しかし、アレクサンドルが店の三ツ星を守ることより、娘の就職試験の朝に彼女に朝食を作ってやったり、面接についていったりする父親としての愛情と、自分にも新たに恋が芽生えたことの方が幸せに見えてよかった。ジャッキーだって、婚約者に子供が生まれ父親になるという幸せと、また得意のレストランのシェフに成れる喜びが伝わってくるのも素晴らしい。
なんでもそう、確かに新作料理って珍しさはあるものの、やはり伝統料理には勝てない。それを巧く融合して時代に沿うようにするのもいいかもですね。疲れて帰ってくると、温かい家庭の料理が食卓に並んでいる。それだけでも幸せな気持ちになれるもの。独身の方には、コンビニのおでんが一番だと思います。
2013年劇場鑑賞作品・・・37 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
あらすじ:“カルゴ・ラガルド”はパリ有数の超高級三ツ星フレンチレストランだったが、20年間三ツ星を守り抜いてきたベテラン・シェフのアレクサンドル(ジャン・レノ)のスランプで大ピンチを迎えていた。次の品評会で星を1つでも失えば店の運命は終わるというのに、新しいメニューが思いつかない。そんな折、アレクサンドルは老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)と出会う。ボノは、天才的な舌を持つ若いシェフだったにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになっていた。そんなボノのほか、老人ホームの厨房で働いていた素人シェフたちも加わり結成された、問題だらけの寄せ集めシェフ軍団は、由緒あるレストランを守るために立ち上がるが……。 (作品資料より)
<感想>この映画も2週間前に鑑賞したもの。ご馳走がたくさん映像で見れるので、食事の前に見るとお腹がグ〜ゥ、グ〜ゥなってきます。でも、よくよく見れば邦画の料理をテーマにした作品と比べると、ドアップ映像はあるもそんなに食欲をそそられるわけではない。
以前見たアニメの「レミーのおいしいレストラン」に近い作品になっている。中でも天才シェフのグストーにそっくりなアレクサンドル。グストーの体系になって貫録十分なジャン・レノが演じているのだから、そのアレクサンドルが自分のレシピを完全にマスターしているジャッキーに、自分の店をまかせる展開も同じで、内容が少しコメディ部分が強すぎるけれど、料理がみんなを幸せな気分にさせてくれるのは共通ですよね。
内容はドタバタコメディなので、アレクサンドルに扮するジャン・レノは殆ど料理しない。代わりに昔料理人だったジェッキーが、アレクサンドルのレシピを全部把握してそれを再現する料理の腕前の方が目立っている。彼には妊娠している婚約者がいて、今にも子供が生まれそう。なのに未だに定職につかずペンキ塗りのアルバイトをしている。
主人公のアレクサンドルが新メニューのアイディアが思いつかず、三ツ星レストランの★にかかわる一大事に。そこへペンキ職人のジャッキーと出会い、昔の自分のレシピのスープに出会う。自分の原点に戻るということなんですね。
ところがですよ、ミシュランの調査員が分子料理に関心が高い事を知り、この分子料理の店にジャンとミカエルが変装して出かけるんです。それがジャンが紋付き袴スタイルにミカエルが鬘を被り白塗りの化粧をして、まるで芸者スタイルの女装姿で、それにタドタドしい日本語をはなして、これって無理があります。ジャン・レノがいくら日本通だからといってやり過ぎですよ。この設定とドタバタ展開は、日本人には笑えるけど他の国の人たちには受けないんじゃないの。それと、新しい“分子料理”なるものが披露されるが、これって化学の実験みたいで美味しそうには見えない。まるで宇宙食ですね。
しかし、アレクサンドルが店の三ツ星を守ることより、娘の就職試験の朝に彼女に朝食を作ってやったり、面接についていったりする父親としての愛情と、自分にも新たに恋が芽生えたことの方が幸せに見えてよかった。ジャッキーだって、婚約者に子供が生まれ父親になるという幸せと、また得意のレストランのシェフに成れる喜びが伝わってくるのも素晴らしい。
なんでもそう、確かに新作料理って珍しさはあるものの、やはり伝統料理には勝てない。それを巧く融合して時代に沿うようにするのもいいかもですね。疲れて帰ってくると、温かい家庭の料理が食卓に並んでいる。それだけでも幸せな気持ちになれるもの。独身の方には、コンビニのおでんが一番だと思います。
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