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ジョーカー・ゲーム ★★

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第30回吉川英治文学新人賞などを受賞した柳広司の小説を原作にしたスパイサスペンス。もう一つの第2次世界大戦前夜という架空の時代を舞台に、ある機密文書をめぐって各国諜報(ちょうほう)員を相手にし烈な争奪戦に挑む日本人スパイ嘉藤の姿を描く。監督は、『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠。『俺俺』などの亀梨和也をはじめ伊勢谷友介、深田恭子と豪華な顔ぶれが結集する。亀梨が繰り出す体を張ったアクションに加え、大規模ロケを敢行したシンガポールのエキゾチックな街並みも見ものだ。

あらすじ:架空の第2世界大戦前夜。陸軍士官学校で学ぶ嘉藤(亀梨和也)は、規律に反したことで極刑に処されるところを、結城(伊勢谷友介)なる謎の男に救われる。彼は諜報(ちょうほう)組織のD機関を設立した人物で、嘉藤の卓越した頭脳や身体能力を見込んでスカウトする。数々の厳しいテストをクリアしてスパイとなった嘉藤は、人類の歴史を変えかねない発明について記された機密文書ブラックノート奪取を命じられる。それを求めて魔の都と呼ばれる都市に潜入した彼の前に、リン(深田恭子)という女が出現し……。

<感想>舞台は国際都市、魔の都、アジアのどこか。米国大使が持つブラックノートを狙い、イギリス、ドイツ、ソ連の諸外国とD機関潰しを企む帝国軍が、南方の国際都市に大集合。インドネシアのバタム島にオープンセットを組み、日本人30人&海外スタッフ150人の大所帯での撮影。

結城中佐役の伊勢谷友介くんは申し分のないキャスティング、「魔王」の異名をとる元カリスマ・スパイにピッタリでした。彼の言うスパイにとっては死は最悪の選択。「死ぬな、殺すな」それがD機関のモットーであると。日本の精鋭諜報部隊D機関が、各国のスパイと機密情報争奪戦を繰り広げる物語。ユダヤ人科学者が開発した新型爆弾の設計図“通称、ブラックノート”を奪う初ミッションです。

米国大使グラハムがアメリカに帰国するまでの2週間が勝負。写真館の店主に成りすました亀梨くんは、大使がチェスマニアという情報を得て大使館に潜入。チェスをしながら警備をチェックし、所有物からも性格を分析。
金庫を開けて中にある手帳をカメラで写し取る。だが、それは偽物で、大使の趣味である女の裸写真とか。で、ブラック・ノートは何処に。それが、チェスの駒の中に、フイルム状のブラック・ノートを発見する。しかし、そこへ英国スパイがやって来て、危し亀梨くん。それに、潜入操作をしていたのは、他に女スパイのリンと言う名前の深田恭子ちゃんが。亀梨くんは、リンがアメリカ国籍をゲットするために、大使の女になって昼はメイドとして働くリン。気の毒な身の上話を聞き、気持ちがグラグラの亀梨くん。彼女が弄ばれているように錯覚して、助けようと奮闘するんですよ。それに、牛舎の中で白いシーツに包まっての二人のラブシーンもありますから。

亀梨君の優しさが裏目にでて、二人が、英国スパイに捕まって拷問を受けるシーンも、あんましエグイことないし、もう殺されるという瞬間に「死ぬな、殺すな」の鉄則が頭を過ぎり、自分が英国のスパイ活動をすると言い、モールス信号で電報を使った騙しのテクがお見事でした。
暗やみの中や時計台で英国スパイ組織と乱闘騒ぎ、ほぼノースタントの亀梨くん、身体能力高すぎですから!・・・それに、柵や物干し竿を倒して追手の追跡を防ぎ、合気道で敵を吹っ飛ばすスピーディな路地裏アクション。このシーンでは「ザ・レイド」の助監督チームが参加していたそうです。
途中で、亀梨くんの七変化が、キュートなメイド姿からセクシーなチャイナドレス姿まで、そして米兵、トゥクトゥク運転手などトリッキーに早変わりです。深キョンのコスプレ姿もお見逃しなく。

「007」や「ボーン」シリーズのボンドや、ジェイソン・ボーンも、スパイ映画って主役がかっこいいんですよね。それに影の存在なのに白いスーツとか来ちゃっている。ですが、ハリウッドのスパイ映画と同じようなものと思っていてはダメですから。主人公の嘉藤を演じる亀梨和也君は、どうみても白いスーツを着た宝塚ジェンヌのような出で立ちで、確かに見るからに走り方やクルミを投げる方向、戦いながら落ちてくる花瓶をキャッチしたり、さすがに若いし訓練してるので綺麗にアクションしています。でも、カッコ付け過ぎ!
他のシーンは、壁を乗り越えるとか、屋台のクラッシュは何となくジャッキー映画のような感じがしました。それに、「ルパン」にも似ているところが多かった気がします。亀梨くんファンには、最高に新鮮でいいのではないかしら。
このお二人さん共演の夜メロが、2月6日からテレ朝で、毎週金曜日23時15分から「セカンド・ラブ」が始まるよ。
2015年劇場鑑賞作品・・・19映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング


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