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シン・シティ★★★★

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“罪の街=シン・シティ”で繰り広げられる3人の男たちの愛と復讐をハリウッドスター総出演で描いた異色クライム・アクション。原作者のフランク・ミラーが自らメガフォンをとり、ロバート・ロドリゲスと共にモノクロをベースとした斬新な映像でコミックの世界観を忠実に再現。また、クエンティン・タランティーノがスペシャルゲスト監督として参加している。
あらすじ:<EPISODE 1>――その屈強な肉体と醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ。彼は、一夜の愛をくれた高級娼婦ゴールディを何者かに殺され、復讐に立ち上がる…。
<EPISODE 2>――罪から逃れるため過去を捨てシン・シティに身を潜めるドワイト。ある時、昔の恋人ゲイルが仕切る娼婦街で警察官が殺されるトラブルが起こる。発覚すれば警察との協定は破棄され、娼婦たちは窮地に陥る。彼女たちを救おうと一肌脱ぐドワイトだが…。
<EPISODE 3>――街の実力者の息子を相手に正義を貫くハーティガン刑事。しかし、相棒の裏切りに遭い無実の罪で投獄される。8年後、出所した彼はかつて救い出した少女ナンシーに再び危機が迫っていることを知り、最後の戦いへと向かう…。
幼女連続殺人事件を追いつつも、犯人が権力者の息子だっかことから、逆に逮捕されるハーティガン刑事(ブルース・ウィリス)。一夜を共にした娼婦が殺され、復讐に燃える前科者マーヴ(ミッキー・ローク)、悪徳警官を追いつめるドワイト(クライヴ・オーウェン)。3人の男たちが愛と信念をかける、3つのエピソードが展開していく。

<感想>明日から公開される「シン・シティ/復讐の女神」の前作である「シン・シティ」(2005年10月1日公開)は、自分でDVDを購入していたのでもう一度見直して観ました。
シャープなモノクロ映像に、女のドレスなどポイントだけ色づけされた「パートカラー」が斬新。銃や刀を使ったバイオレンス場面は強烈だが、流れる血がミルクのように真っ白だったりと、残酷度を薄める美しさもたたえている。
ロドリゲスの盟友、クエンティン・タランティーノがゲスト監督として参加したシーンでは、緊迫しつつも、とぼけた味もある男同士の会話に、彼のセンスが際立ちます。オールスターキャストが、原作のキャラそっくりの外見になって熱演、そして怪演ですから。

まず、映像は最後までモノクロ。女のドレスの色と真っ赤な口紅の色が印象的な映像です。全編、斬新でスカッとします(笑)。映画全体の世界観はかなり廃退的だが、そう本当にそのとうりと思う点が多数ありました。
かなりフェミニズムの強い映画。「か弱い者を甘く見ると、後で痛い目に遭うよ!」がテーマです??ちょっと怖い話かもしれない作品。
アングラで私はかなり満足していますが、したたかに生きる、強い女に対応できない人は、ギョッとし、ついていけないし、引いちゃいますね。

又は、開き直って、こんな感じかぁと見ないと、文句を付けたくなります。キャスティングの豪華さも、大きな魅力の一つです。ミッキー・ローク、ブルース・ウィリスを始めとして、マイケル・マドセンがブルース・ウィリスの相棒に、あと、それぞれのパートにハードボイルドな主人公がいる中で、まだ有名でなかったクライヴ・オーウェンが地味だった印象がありました。でも、そのシーンで、セクシーな女性たちがビルの上から笑いながら銃をバンバン撃つところ。バックの空が赤くてステキでしたね。

顔じゅう傷だらけのミッキー・ロークや、姿がよく見えないが、超人的な戦闘技術を披露するイライジャ・ウッド(ケビン)がインパクト大で、女性キャストのセクシー度も半端じゃない。最後までキープされるテンションの高さには、恐れ入るばかりで見応え有る作品です。
マーヴ役のミッキー・ロークは、まさにアメコミのヒーローって感じでカッコよかった。何回も車にひかれているのに死なないし、不死身電気椅子のシーンが面白い。それに、銃や刀を使ったバイオレンスシーンは強烈なのに、流れる血がミルクのように真っ白だったりするので驚きです。

殺人兵器ミホ(デヴォン青木)とか、バッサバッサと切っていくけど、すごいクールでカッコ良かった。あとは、ジャッキー・ボーイのデル・トロがトイレに突っ込まれるシーンも面白かった。

イライジャ・ウッドは、本当に不気味であの「だるまにされながらも叫ばないシーン」の顔は最強ですぞ。そして、私が唯一バイオレンスシーンで目を覆いそうになったのは、イエローの怪物ニック(ロアーク・ジュニア/イエロー・バスタード)の、○○○をブルース・ウィリスがちぎるところ。続編には、私の好きなブルース・ウィリスはもう出ないけど、他の人たちは出るみたいなので、楽しみですね。
あとは、マーヴ(ミッキー・ローク)の顔面ドライブも印象的でした。それに、イライジャ・ウッドやナンシー役のジェシカ・アルバなど、他にも日系女優のデヴォン・青木もかなりしっかり役で良い感じです。ハリウッド・スター総出演の本作で、「男運のないウェイトレス・シェリー」を演じ、子悪魔ぶりを発揮したブリタニー・マーフィが気になる存在です。
ちょっと元気に、アングラな作品なので、一般受けするとは思いませんが、私には、スカットする斬新な映画でした。
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