猛暑続く10月のある日、キャバナス湖周辺で大きな揺れが観測された事を受けて、地盤調査員のローレンは原因究明のため湖へと向かっていた。一方、休日を過ごそうと湖を訪れていたネイサンとジェニファーは、水面から謎のガスが吹き出すという異様な光景を目の当たりにしていた。不気味に湖から発せられた謎のガスは瞬く間に周囲に充満し、ネイサン達はその場に倒れ込んでしまう。ローレンが湖に着くと、窒息状態で亡くなっているネイサン達がそこには居た。
制作年:2012、アメリカ、劇場未公開、監督:ジョン・デビュー
出演グレース・シン・イム、ジャレッド・スター、ケイト・ベイリー(Amazonより)
<感想>劇場未公開作品。突然空気中にCO2(炭酸ガス)発生。CO2濃度の異常上昇により、呼吸が不可能になるディザスターパニック映画。こんなことって信じられませんが、この作品の最大の問題が、地震によって地下深くに埋められていたCO2が、湖の底から水面に吹き出しガスとなって、山の下にある街全体にガスが蔓延して人間が死亡するという。
ある企業が、土地開発を進めていて、山の地下にそんなものを貯蔵しているとは、それを知っている偉いさんたちは、地震が起きて貯蔵していたCO2が漏れてくるなんて事考えていなかった。
助かったのは、いち早くCO2発生だと気付き、酸素ボンベを背負い街まで歩いて行く地盤調査員の人たち数人。ところが、街へ行く途中には死体がごろごろと転がっており、街に入るとそれがもっと多くの死人が。
CO2ガスによると、人間は窒息して死んでしまうし、ガソリン車も動かなくなってしまう。だから密閉された家の中とか、地下室にいてガスが風向きで消えていくまで、家の中にいた人達は助かりました。
で、地盤調査員の人達は、ボンベを背負いながら街へ入ると助けてくれと窓辺で救援をさけぶ人達。外へ飛び出してきて酸素ボンベを奪おうとする人達。その中でも、救助を求めていた父親と息子は、強引に地盤調査員たちと一緒に山奥へと歩き進みます。
途中で橋を渡る時、橋が壊れていて重いボンベを背負って渡るには危険が伴います。そこで、橋にあった車に積んであるハシゴを使い一人づつ渡ります。教授は橋が崩落して谷底へと、高所恐怖症の男が引き返して死んでしまいます。父親と男の子も何とか渡り切ります。
酷いのが、こんな時に見せる人間のエゴというか、自分だけ生き延びたいという悪魔のような心。街で一緒に山へ来た父親が、ここで俄然生き延びたくて酸素ボンベを独り占めしようとします。父親が地盤調査員の男性ともめて、拳銃を発砲。それでも、この男は腹を抱えながらなんとか最後まで頑張るのですが、夜明けを待たないで死んでしまいます。
山の途中にある養護施設に酸素ボンベを取りに入る一行。外へ出て、そこに硫黄の匂いがして、自分だけ助かろうとする父親に、すかさずライターの火を投げつけると、爆発が起きてその父親が死亡。自分の父親が病床で酸素ボンベで呼吸していたのを、外して持ってきた罰が当ったのでしょう。
最後に助かるのが、女2人と少年という。その少年がこの出来事を、大人になって小説に書いているという内容でした。他にも街で密閉された家の中で、じっとしていた人達とか、電気自動車で逃れた人たちが生き延びたそうです。
それにしても、なんと安上がりな撮影と知らない俳優さんたち。アジアン女優の企業の女と、地盤調査員の男とのベットシーンなどが途中で入り込み、これはいらないのでは。それに美人でもないのに、気性が荒いというか言葉が乱暴。一番しっかりしていた地盤調査員の若い女が、張り切ってみんなを誘導して生き延びるという、こんな時って必ず女が強いのよね。
なにしろ、全編盛り上がりに欠け、酸素ボンベを背負って、ぺちゃくちゃ喋り、観ていて緊迫感がなく、CO2が蔓延して酸欠状態になり、息ができなくなる恐怖とかもあまり画面からは感じられません。森の地下深くに貯蔵した企業の内容も、詳しく描写して無いので、環境汚染を考える映画なら、もっと真剣に取り組んで欲しかったと思います。
2014年DVD鑑賞作品・・・56 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
制作年:2012、アメリカ、劇場未公開、監督:ジョン・デビュー
出演グレース・シン・イム、ジャレッド・スター、ケイト・ベイリー(Amazonより)
<感想>劇場未公開作品。突然空気中にCO2(炭酸ガス)発生。CO2濃度の異常上昇により、呼吸が不可能になるディザスターパニック映画。こんなことって信じられませんが、この作品の最大の問題が、地震によって地下深くに埋められていたCO2が、湖の底から水面に吹き出しガスとなって、山の下にある街全体にガスが蔓延して人間が死亡するという。
ある企業が、土地開発を進めていて、山の地下にそんなものを貯蔵しているとは、それを知っている偉いさんたちは、地震が起きて貯蔵していたCO2が漏れてくるなんて事考えていなかった。
助かったのは、いち早くCO2発生だと気付き、酸素ボンベを背負い街まで歩いて行く地盤調査員の人たち数人。ところが、街へ行く途中には死体がごろごろと転がっており、街に入るとそれがもっと多くの死人が。
CO2ガスによると、人間は窒息して死んでしまうし、ガソリン車も動かなくなってしまう。だから密閉された家の中とか、地下室にいてガスが風向きで消えていくまで、家の中にいた人達は助かりました。
で、地盤調査員の人達は、ボンベを背負いながら街へ入ると助けてくれと窓辺で救援をさけぶ人達。外へ飛び出してきて酸素ボンベを奪おうとする人達。その中でも、救助を求めていた父親と息子は、強引に地盤調査員たちと一緒に山奥へと歩き進みます。
途中で橋を渡る時、橋が壊れていて重いボンベを背負って渡るには危険が伴います。そこで、橋にあった車に積んであるハシゴを使い一人づつ渡ります。教授は橋が崩落して谷底へと、高所恐怖症の男が引き返して死んでしまいます。父親と男の子も何とか渡り切ります。
酷いのが、こんな時に見せる人間のエゴというか、自分だけ生き延びたいという悪魔のような心。街で一緒に山へ来た父親が、ここで俄然生き延びたくて酸素ボンベを独り占めしようとします。父親が地盤調査員の男性ともめて、拳銃を発砲。それでも、この男は腹を抱えながらなんとか最後まで頑張るのですが、夜明けを待たないで死んでしまいます。
山の途中にある養護施設に酸素ボンベを取りに入る一行。外へ出て、そこに硫黄の匂いがして、自分だけ助かろうとする父親に、すかさずライターの火を投げつけると、爆発が起きてその父親が死亡。自分の父親が病床で酸素ボンベで呼吸していたのを、外して持ってきた罰が当ったのでしょう。
最後に助かるのが、女2人と少年という。その少年がこの出来事を、大人になって小説に書いているという内容でした。他にも街で密閉された家の中で、じっとしていた人達とか、電気自動車で逃れた人たちが生き延びたそうです。
それにしても、なんと安上がりな撮影と知らない俳優さんたち。アジアン女優の企業の女と、地盤調査員の男とのベットシーンなどが途中で入り込み、これはいらないのでは。それに美人でもないのに、気性が荒いというか言葉が乱暴。一番しっかりしていた地盤調査員の若い女が、張り切ってみんなを誘導して生き延びるという、こんな時って必ず女が強いのよね。
なにしろ、全編盛り上がりに欠け、酸素ボンベを背負って、ぺちゃくちゃ喋り、観ていて緊迫感がなく、CO2が蔓延して酸欠状態になり、息ができなくなる恐怖とかもあまり画面からは感じられません。森の地下深くに貯蔵した企業の内容も、詳しく描写して無いので、環境汚染を考える映画なら、もっと真剣に取り組んで欲しかったと思います。
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