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Channel: パピとママ映画のblog
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ジャーロ ★★★

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「サスペリア・テルザ 最後の魔女」のダリオ・アルジェント監督による猟奇スリラー。60〜70年代にかけてイタリアで流行した古典作品を現代風にアレンジ、連続殺人鬼と彼を追う警部の姿を描く。出演は「プレデターズ」のエイドリアン・ブロディ、「潜水服は蝶の夢を見る」のエマニュエル・セニエ、「スネーク・フライト」のエルサ・パタキなど。
あらすじ:北イタリアの都市・トリノで、美しい外国人女性ばかりを狙う連続誘拐殺人事件が発生。犯人は改造タクシーを用いて、乗車してきた被害者を秘密の隠れ家に拉致、執拗なまでに拷問を行い、鋭利な刃物で切り苛むという残虐な行為を繰り返していた。
そんなある日、スチュワーデスのリンダ(エマニュエル・セニエ)は、ファッションモデルの妹・セリーヌ(エルサ・パタキ)と共に休日を過ごすためトリノを訪れるが、約束の時間になってもセリーヌは現れない。心配したリンダは地元の警察に出向き、猟奇殺人専門のエンツォ警部(エイドリアン・ブロディ)を紹介される。共に捜査を開始した二人は、事件の被害者が死の間際に残した「彼は黄色い」という不可解な言葉から、謎の殺人鬼“ジャーロ(イエロー)”の正体に迫っていく。暗い過去を持つジャーロはその時の疎外感から、完璧な美貌に激しい憎悪を燃やし、美しい女性をさらっていたのだった……。
<感想>以前にレンタルして観たDVDの記事をアップしているのだが、たいしてファンでもないエイドリアン・ブロディの作品が多い。この作品もそう。この作品はイタリアン・ホラー界の巨匠ダリオ・アルジェントが、60〜70年代にかけてイタリアで流行した古典作品を現代風にアレンジし、より過激な猟奇殺人鬼を描いたサスペンス・ホラーで、劇場未公開作品。
もちろんエイドリアンが主人公で、子供の頃に母親を目の前で殺され、犯人を刺し殺したという眉つばものの、そんな経験があり刑事になるんですね。
そして連続殺人事件を追っていく内に被害者が「彼は黄色い」という言葉が気になりました。よく外国人は日本人のことを「イエロージャップ」と馬鹿にして表現するので、もしかして犯人はアジア系なのかと勘繰りましたが、イタリア語でジャーロ=黄色いというそうです。それがどうやら犯人は病気(黄疸症状)で顔色が黄色かったようですね。
しかし、最初の犠牲者は日本人で、連続殺人鬼は美人しか狙わない。モデルとかね、それも殺す前に被害者の顔を切り裂く卑劣な猟奇殺人鬼。ですから犯行後発見される被害者の遺体をアップされるので、見るに耐えかねるシーンも多々あります。
話はオーソドックスな作りで、美女ばかりを狙って拉致・監禁、そして顔を切り裂いた挙句に殺害・遺棄を繰り返す変態シリアルキラーと、それを追う刑事&妹が拉致された姉という展開。

登場人物は少ないし、犯人も比較的早く顔出しするので、それに犯人はブ男でその容姿のコンプレックスから美人ばかり狙って、顔をナイフで切り裂く異常な人物なのです。
ですから当然ファッションモデルのセリーヌが犯人に狙われるわけで、それを姉がエイドリアンに逮捕するように依頼するのですが、このお姉さん勝気な性格で自分で探すというんですね。
もちろんエイドリアンも猟奇殺人専門の刑事なので張り切って捜査するのですが、それが病院で犯人を追いつめては逃げられ、犯人にもてあそばれているようなそんな感じがしました。
最後だって、セリーヌがまだ生きているのに全然関係ないところ探して、セリーヌは駐車場の車のトランクの中に拉致されていたという最後。トランクの中から外を歩く人にサインを送るのですが気が付いて貰えず、見つけてもらえて助かるのか分からないオチで終わります。
サスペンス・ホラーにはなってますが、全篇ハラハラしながら見てましたが、最後がこれでは情けないですよ。
2014年DVD鑑賞作品・・・4  映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

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