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ハンガー・ゲーム2 ★★★.5

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スーザン・コリンズのヒット小説を原作にした、サバイバルスリラーのシリーズ第2弾。少年少女たちが殺し合う「ハンガー・ゲーム」で勝ち残ったカットニスとピータが、新たなゲームに挑む姿を活写する。前作に引き続き、ジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソンが出演し、新たに名優フィリップ・シーモア・ホフマンが彼らを追い詰める悪役で共演。歴代ウィナーたちの参加で激しさを増す、ゲームの行方とアクションから目が離せない。
あらすじ:12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。男女ペアで勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)は、凱旋(がいせん)ツアーで各地区を回る中で、自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。同様に国民の変化を悟ったスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、カットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させる。

<感想>物語の舞台は北米大陸のパネム。前回大会で、くじ引きによって選ばれた幼い妹に代わって出場した勝者になったカットニス。狩猟で培った弓矢の腕と森でのサバイバル能力で、権力や逆境にも屈しない強い心をもつ女性。第12地区で唯一の女性勝者であるため、2度目のゲーム出場を余儀なくされる。
ゲームの有利に進めるため恋人同士を装っているカットニスとピーター。だが、嘘の関係を見抜いた大統領は、前回大会でゲームメーカーに対抗して生き抜いた2人が、国民の体制への反逆を煽ることを警戒し、愛ゆえの行為と国民に信じさせるように芝居を続けるように彼女を呼び脅迫する。

愛する家族と、恋人ゲイルを守るためカットニスはピーターと婚約をする。ゲイルへの思いは募るばかり、だが、ピーターの一途な思いに触れるたびに。彼女にとって、ピーターも大切な存在になっていく。ピーターが、民衆の前でカットニスが妊娠をしていると嬉しそうに告白するシーン。本当に愛しているのは、ピーターなのかもしれない。
前作より、面白かったです。毒の霧が覆うシーンと、試合会場がドームになっていて、至る所にバリア(電磁場)が張られているんですよ。最後に、カットニスが弓矢で、大空(天井)目がけて矢を射ると、天井に穴が開いてゲーム会場が壊れてしまうという、笑ってしまう落ちになってしまうとは。

始めの部分がカットニスと恋人のゲイル、リアム・ヘムズワースとの甘い逢瀬を楽しむところ。愛し合っても、どうにもならない2人である。ゲームにはカットニスとヘイミッチのウッディ・ハレルソンが選ばれたのだが、ピーターが代わりにかってでる。

豪華な列車移動に、ゴウジャスな衣装に身を包むカットニス。一番の美しいドレスは、なんといっても真っ白なウエディングドレスでしょう。そのドレスに炎が燃え移り紺色のドレスに早変わりという趣向。

特別ルールの設定によって、今回は12の各地区につき男女1名ずつ、年齢不問で歴代勝者の中から選出されるというのだ。誰もが強く優秀で戦い方を熟知しており、友人としても交流をつづけてきた者たちも多い。

最高年齢は第4地区の80歳のお婆ちゃんだ。名前はマグスお婆ちゃん、イケメンのフィニックと共に参戦。教育係の彼女は、フィニックの恋人の身代わりをもし出たのだ。背中に背負い森の中を走り、お婆ちゃんを守るフィニックは意外にいい男である。
で、やっとゲーム開始となって、やってきたのは巨大な円形のプールのような。そこで、またもや武器を調達すべく競争が始まる。
もちろん、カットニスは、弓矢をゲットする。そこは強力な電磁場で仕切られた巨大ドームの中に、ジャングルが広がり、その中央にある湖にはゲームに仕える武器が置かれている。
もちろんのこと、闘技場内の気候や、発動されるトラップは全てコンピューターによって操作されている。つまり、円形の湖は塩水で時計仕掛けになっており、時間で雷や雷雨、崖崩れに津波まで起きるのだ。
それでも、一番ひどかったのは、音もなく忍び寄る、触れると強烈な痛みと皮膚への致命的なダメージをもたらす毒の霧である。皮膚が硫酸を浴びたようにぶくぶくと膨れ上がり、痛みを伴うのだ、急いで海水に浸して痛みと吹き出物のようなものが綺麗にとれた。その後に、猿軍団が押し寄せてくる。狂暴で噛みつく猿たちには、弓矢や銃に斧で抗戦する。それに、おしゃべりの鳥が、カットニスの妹の声まねをして、助けてと叫ぶ。頭がおかしくなってしまうカットニス。
第3地区のコンビは、電子機器製造産業を担う地区代表の伝記に精通するビーティー(ジェフリー・ライト)。かつては敵を感電させて優勝した戦略家だったが、今回は、稲妻、雷轟く森に避雷針を立てて、コイルを伸ばして海へと、・・・そうこうしているうちに、経済的に豊かな第1地区&2地区の出場者が、マッチョな大男に牙のような歯を持つ女のコンビが襲ってくる。コイルを切られて、稲妻が避雷針に仕立てた木に落ちて、電気通のビーティーが感電死する。

それに、ゲームメーカーのプルタークには、フィリップ・シーモア・ホフマンが扮しており、最後には実は独裁者のスノー大統領に反旗を掲げる人物だったとは。
殺し合いのゲームは前作以上に壮絶になり、さらには、革命というテーマも盛り込まれた本作は、全4作で壮大な物語を紡ぐシリーズの、キー・エピソードになっている。
これで終わりではないので、さすがにシリーズ最終章は2部構成で、前編は2014年11月に、後編は2015年11月に公開予定だというのだ。革命のドラマが本格化するこの2作には、壊滅させられたはずの第13地区の女性指導者役で、ジュリアン・ムーアが出演するという。ご期待下され。
2013年劇場鑑賞作品・・・353 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

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