1914年に開業した東京駅が2014年12月に100周年を迎えることを記念し、クリスマスの同駅で繰り広げられる男女の恋や家族のドラマを描いたオムニバスストーリー。
人間不信に陥ったウェブデザイン会社の社長、仙台と東京で遠距離恋愛中のカップル、意中の先輩に告白できない女子大生、余命半年を宣告された新幹線運転士、母親と過ごすクリスマスを夢見る少女など、10人の男女が織りなす6つのエピソードが描かれる。JR東日本が全面協力し、東京駅でロケを敢行。
12年に復元された3階建ての丸の内駅舎や東京ステーションホテル、新幹線での撮影などが行われた。出演は玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、本田翼ら若手から、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子らベテランまで多数。「犬と私の10の約束」「ゲゲゲの鬼太郎」の本木克英監督がメガホンをとった。
<感想>出演が玉木宏、木村文乃、東出昌大、本田翼ら若手から、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子ら、若手注目株や実力派のベテランまで多数出演している、切なくもロマンティックな群像劇になってます。
クリスマスを迎えた東京駅が舞台に、さまざまな想いや悩みを抱える、年齢も職業も違う男女10人の恋模様や人生模様が描かれている。クリスマスの東京駅に交錯する男女の6つのストーリーになっており、見た目は甘ったるいデコレーションケーキのような感じなんだが、食べて見ると案外イケるというか、そんな感じです。
例えば、劇団女優に舞い降りる幸運は、いささかファンタジックすぎるけれど、養護施設で上演するぐらいしかない現実が、「いい話」と「売れてないショボサ」に描かれていたり、被災地では復興建設に関わる男が、恋人のアパレル仕事をつい、ディスってしまったり、そうした仕事にまつわるブルースがステレオタイプに体が暖かくなるように通わせているのもいい。
DVD鑑賞が趣味のイヤミな社長と、女優になる夢をあきらめた劇団員が最悪の出会いをする「イヴの恋人」は、捻りがあって面白かった。
来年の東京駅開業100周年を記念して、ちょいといい話を集めたらこんな映画になりました、という感じの作りでしょうか。
東京版「ラブ・アクチュアリー」らしいですが、しかしながら、本家の軽妙な持ち味が出し切れてなく、とことん軽薄短小な仕上がりになっているようです。復元後の、東京駅は本当に絵になるが、なんてことのない土手なんかも平然と映し出すものだから、トキメキ感は粉々に崩れてしまう。
お気軽に被災地を引っ張り出すのにも興ざめし、玉木宏、倍賞智恵子など、お忙しそうな方や、大御所のフィチャー度が異様に足りないのも何だか寂しいですよね。
それでも、さすがに小林稔侍さんが、倍賞智恵子さんの前に現れるステンカラーコート姿が渋くて、つい涙がこぼれて来て、私も年を取ったものだと思いながら、ここ何年か、クリスマスだなんてお祝いしてないもんだから、今年はケーキとシャンペンでも買って祝ましょう。
ですが、10人の男女の人間ドラマが、同時進行する構成と編集が目まぐるしくて、感情移入が何度も寸断されるのが残念でした。
登場人物の年齢や職業の幅広さは、マーケティング優先の結果だったのか、可もなし不可もなしの平均点に留まった感じですね。
2013年劇場鑑賞作品・・・341 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
人間不信に陥ったウェブデザイン会社の社長、仙台と東京で遠距離恋愛中のカップル、意中の先輩に告白できない女子大生、余命半年を宣告された新幹線運転士、母親と過ごすクリスマスを夢見る少女など、10人の男女が織りなす6つのエピソードが描かれる。JR東日本が全面協力し、東京駅でロケを敢行。
12年に復元された3階建ての丸の内駅舎や東京ステーションホテル、新幹線での撮影などが行われた。出演は玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、本田翼ら若手から、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子らベテランまで多数。「犬と私の10の約束」「ゲゲゲの鬼太郎」の本木克英監督がメガホンをとった。
<感想>出演が玉木宏、木村文乃、東出昌大、本田翼ら若手から、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子ら、若手注目株や実力派のベテランまで多数出演している、切なくもロマンティックな群像劇になってます。
クリスマスを迎えた東京駅が舞台に、さまざまな想いや悩みを抱える、年齢も職業も違う男女10人の恋模様や人生模様が描かれている。クリスマスの東京駅に交錯する男女の6つのストーリーになっており、見た目は甘ったるいデコレーションケーキのような感じなんだが、食べて見ると案外イケるというか、そんな感じです。
例えば、劇団女優に舞い降りる幸運は、いささかファンタジックすぎるけれど、養護施設で上演するぐらいしかない現実が、「いい話」と「売れてないショボサ」に描かれていたり、被災地では復興建設に関わる男が、恋人のアパレル仕事をつい、ディスってしまったり、そうした仕事にまつわるブルースがステレオタイプに体が暖かくなるように通わせているのもいい。
DVD鑑賞が趣味のイヤミな社長と、女優になる夢をあきらめた劇団員が最悪の出会いをする「イヴの恋人」は、捻りがあって面白かった。
来年の東京駅開業100周年を記念して、ちょいといい話を集めたらこんな映画になりました、という感じの作りでしょうか。
東京版「ラブ・アクチュアリー」らしいですが、しかしながら、本家の軽妙な持ち味が出し切れてなく、とことん軽薄短小な仕上がりになっているようです。復元後の、東京駅は本当に絵になるが、なんてことのない土手なんかも平然と映し出すものだから、トキメキ感は粉々に崩れてしまう。
お気軽に被災地を引っ張り出すのにも興ざめし、玉木宏、倍賞智恵子など、お忙しそうな方や、大御所のフィチャー度が異様に足りないのも何だか寂しいですよね。
それでも、さすがに小林稔侍さんが、倍賞智恵子さんの前に現れるステンカラーコート姿が渋くて、つい涙がこぼれて来て、私も年を取ったものだと思いながら、ここ何年か、クリスマスだなんてお祝いしてないもんだから、今年はケーキとシャンペンでも買って祝ましょう。
ですが、10人の男女の人間ドラマが、同時進行する構成と編集が目まぐるしくて、感情移入が何度も寸断されるのが残念でした。
登場人物の年齢や職業の幅広さは、マーケティング優先の結果だったのか、可もなし不可もなしの平均点に留まった感じですね。
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