「AKIRA」「スチームボーイ」の大友克洋監督を筆頭に、森田修平、安藤裕章、カトキハジメの4人の監督が、それぞれ「日本」をテーマに手がけた4つの短編と、森本晃司によるオープニングアニメーションで構成されるオムニバス。
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3作目は、「GAMBO」戦国時代末期、東北地方の山中に恐ろしい鬼が出現し、近くの村の娘たちをさらっていく。最後に残された村の娘カオは、人の言葉を理解する白い熊のガンボに鬼を退治してくれと救いを求める。空から現れた鬼に似た化け物と神秘的な白熊が激突する。
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監督:安藤裕章 原案・脚本・クリエイティブディレクター:石井克人
キャラクターデザイン原案:貞本義行 脚本:山本健介
キャラクターデザイン・作画監督:芳垣祐介
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鬼VS白熊&侍が繰り広げるバトルなど、4作品中で最も荒々しいバイオレンウが展開する。「新世紀エヴァンゲリヲン」の貞本義行原案によるキャラが魅力的ですね。
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何だか宮崎駿監督作品の「もののけ姫」に似ているような、少女と獣の交流、かつては敵同士であった白熊と人間が手を組み、宇宙からの化け物(赤鬼)と闘う展開には、神秘的というよりも血飛沫飛び散るプロレス決戦となり、見応え十分でした。
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4作目は「武器よさらば」 近未来の廃墟と化した東京の町に、武装した5人の小隊がある任務を帯びてやってくる。しかし、戦車型無人兵器と遭遇したことから戦闘状態に突入し、小隊の運命は狂い始める。
脚本・監督:カトキハジメ 原作:大友克洋
キャラクターデザイン:田中達之 メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利 CGI監督:若間 真 作画監督:堀内博之 美術監督:小倉宏昌
演出:森田修平
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伝説のFSコミックが、さらに濃厚なメカ&アクション描写を加えて復活。現代的に洗練された様々な兵器のデザインも必見ですぞ!
この「武器をさらば」が描かれた81年では、まだSF・メカアニメがほとんどなく、「機動戦士ガンダム」でようやく始まったような時代。その時点で、すでに今と変わらないパワードスーツの表現を描いていた。だから、今のパワードスーツの表現の原点はこれだったのですよ。
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登場人物が正規の軍人っぽくなく描かれていて、最近でいう軍事委託会社のように見えたり、「RPV」という無人偵察機を打ち上げているところは、まさに今の現実の戦争のよう。30年前の作品なのに、そういう先見性もあったのですね。
実際のロケットランチャーは、敵に気付かれないように煙は少な目でほぼ見えないという話を聞いて、アニメだとモクモクと発射した軌跡を描いた煙にするのに、再度アニメとして構築したそうです。
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無人歩行戦車のゴンク、四つ足で床を動きながらパワードスーツを着た人間を認知して攻撃してくる。それに認識票のメダルも破壊する。こんなボロイ機械ごときに人間が殺されるとは思ってもみなかった。
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最後がいかにも人間らしい戦い方で、素っ裸の兵士がミサイルを手に持ち、ゴンクに向かって走っていくところで終わります。舞台が未来の東京ということなので、富士山を噴火させ、灰がいっぱい積もった廃墟化した東京都市部が印象的でした。
さて、4本を見て一番印象に残った作品は、2作目の「九十九」です。物が豊富になった現代社会でも、こんな風に物を捨てては新しい物を買い求める人間たちに、民話の様式で子供たちにも知らしめるように、戒めのような制裁が下されることがあってもいいのではないかと思うのです。
2013年劇場鑑賞作品・・・235 Image may be NSFW.
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3作目は、「GAMBO」戦国時代末期、東北地方の山中に恐ろしい鬼が出現し、近くの村の娘たちをさらっていく。最後に残された村の娘カオは、人の言葉を理解する白い熊のガンボに鬼を退治してくれと救いを求める。空から現れた鬼に似た化け物と神秘的な白熊が激突する。
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監督:安藤裕章 原案・脚本・クリエイティブディレクター:石井克人
キャラクターデザイン原案:貞本義行 脚本:山本健介
キャラクターデザイン・作画監督:芳垣祐介
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鬼VS白熊&侍が繰り広げるバトルなど、4作品中で最も荒々しいバイオレンウが展開する。「新世紀エヴァンゲリヲン」の貞本義行原案によるキャラが魅力的ですね。
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何だか宮崎駿監督作品の「もののけ姫」に似ているような、少女と獣の交流、かつては敵同士であった白熊と人間が手を組み、宇宙からの化け物(赤鬼)と闘う展開には、神秘的というよりも血飛沫飛び散るプロレス決戦となり、見応え十分でした。
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4作目は「武器よさらば」 近未来の廃墟と化した東京の町に、武装した5人の小隊がある任務を帯びてやってくる。しかし、戦車型無人兵器と遭遇したことから戦闘状態に突入し、小隊の運命は狂い始める。
脚本・監督:カトキハジメ 原作:大友克洋
キャラクターデザイン:田中達之 メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利 CGI監督:若間 真 作画監督:堀内博之 美術監督:小倉宏昌
演出:森田修平
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伝説のFSコミックが、さらに濃厚なメカ&アクション描写を加えて復活。現代的に洗練された様々な兵器のデザインも必見ですぞ!
この「武器をさらば」が描かれた81年では、まだSF・メカアニメがほとんどなく、「機動戦士ガンダム」でようやく始まったような時代。その時点で、すでに今と変わらないパワードスーツの表現を描いていた。だから、今のパワードスーツの表現の原点はこれだったのですよ。
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登場人物が正規の軍人っぽくなく描かれていて、最近でいう軍事委託会社のように見えたり、「RPV」という無人偵察機を打ち上げているところは、まさに今の現実の戦争のよう。30年前の作品なのに、そういう先見性もあったのですね。
実際のロケットランチャーは、敵に気付かれないように煙は少な目でほぼ見えないという話を聞いて、アニメだとモクモクと発射した軌跡を描いた煙にするのに、再度アニメとして構築したそうです。
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無人歩行戦車のゴンク、四つ足で床を動きながらパワードスーツを着た人間を認知して攻撃してくる。それに認識票のメダルも破壊する。こんなボロイ機械ごときに人間が殺されるとは思ってもみなかった。
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最後がいかにも人間らしい戦い方で、素っ裸の兵士がミサイルを手に持ち、ゴンクに向かって走っていくところで終わります。舞台が未来の東京ということなので、富士山を噴火させ、灰がいっぱい積もった廃墟化した東京都市部が印象的でした。
さて、4本を見て一番印象に残った作品は、2作目の「九十九」です。物が豊富になった現代社会でも、こんな風に物を捨てては新しい物を買い求める人間たちに、民話の様式で子供たちにも知らしめるように、戒めのような制裁が下されることがあってもいいのではないかと思うのです。
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