反抗期を迎えた高校生の娘への仕返しとして、愛情溢れる“嫌がらせ弁当”を3年間作り続けたシングルマザーが綴った人気ブログを篠原涼子と芳根京子の共演で映画化したコメディ・ドラマ。監督は「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「レオン」の塚本連平。
あらすじ:八丈島のシングルマザーかおりは、次女の双葉と2人暮らし。高校生になってからすっかり反抗期となり、話しかけても返事すらしてくれない娘に困り果てたかおりは、いまや母娘の唯一の繋がりとなっているお弁当でコミュニケーションを取ろうと思い立つ。さっそく仕事で忙しいにもかかわらず、娘の嫌がるキャラ弁づくりに奮闘するかおり。一方の双葉は、すっかりクラスの注目の的となった“嫌がらせ弁当”を迷惑がりながらも、一口も残さず食べ続けるのだったが…。
<感想>生意気でも、反抗期でも、あなたが娘でよかった。良く解りますよ、家でも娘が2人いるので、反抗期は娘2人共ではなくて、妹の双葉ちゃんだけなのね。姉ちゃんは、自活をして別に暮らしているから。
弁当作りには、本当に悩まされましたね。冬はいいのですが、梅雨時と夏ですね、傷みやすいおかずは入れられません。揚げ物も、毎日だと飽きて嫌だといいます。だから、キャラ弁なんて作ったことありませんね。
毎日同じような塩鮭焼き、卵焼き、ウィンナー(タコなんて作りません)ブロッコリーにミニトマト(夏はダメ)。で、夏はかんぴょう巻きとか、のりまき、梅干しのおにぎり、いなりずしなどです。最近では冷凍品で、とても便利な食品がありますよね。
この娘は幸せ者ですよ、母親に感謝しなさい。それに、キャラ弁だと教室の同級生に羨ましがられるね。こんな母親になりたかったです。今更ながら後悔しても遅いちゅうのに、苦笑。
この作品ではシングルマザーで、働かなければ食べていけない。それなのに、朝早く起きて、娘のためにキャラ弁作って、偉いったらない。
佐藤隆太扮するシングルファザーから、キャラ弁を毎日写真に撮り、載せているブログにコメントがきた。どうやったら、このようなキャラ弁が作れるのかと。息子に試行錯誤して作ったキャラ弁に、恥ずかしいとか、美味しくないとか、食べてくれなかったのだ。これには、返事に困ってしまった。かおりママのように、器用に海苔を切って、ご飯に張り付けて、おかずもたくさん作っているので。無理してキャラ弁作らなくてもいいのに。いつものオニギリに、鳥から揚げ、ウィンナーでいいのにね。
途中で、日頃の疲れから母親が倒れて病院へ入院することになる。これで、やっと娘たちも、母親のありがたみが分るのだ。
それに、自分が結婚をして、夫や子供の弁当を作る時に、あの時の母親のありがたみが手にとるように分るのだ。私もそうだったように、子供も大人になり、結婚をして子供を産み、育てて、弁当を作り、やっとこさ親の有難みが分るのだ。映画の中の母親は、重い病気でなくて良かった。
そして、娘の卒業式での弁当の立派なことといったら、クラス全員で食べれるようにと、たくさんのおかずに、黒い海苔で描いた卒業おめでとうの言葉に、溢れるほどの母親の愛を感じました。
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