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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム★★★・5

トム・ホランドがスパイダーマンを演じたアクション・アドベンチャー「スパイダーマン:ホームカミング」に続くシリーズ第2弾。「アベンジャーズ/エンドゲーム」のその後の世界を舞台に、アイアンマンを師と仰ぎ、真のヒーローを目指して奮闘する高校生ピーター・パーカーが、ニック・フューリーの下で新たな脅威に立ち向かうさまを描く。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、マリサ・トメイ。また異次元から現われ、ピーターと共闘する謎多き男ミステリオ役でジェイク・ギレンホールがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品初参戦。監督は引き続きジョン・ワッツ。

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あらすじ:あまりにも大きな代償を伴う壮絶な戦いが過ぎ去り、その大きすぎる喪失感に苦しみながらも、“スパイダーマン”としてニューヨーク市民を守るために活躍を続けてきたピーター。心身共に疲れ果てた彼は、ネッドやMJら学校の仲間たちとヨーロッパ旅行を計画する。しかし楽しいバカンスを満喫しようとした矢先、元S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーにつかまってしまう。新たな脅威が迫っていて、どうしてもスパイダーマンの力が必要だというのだった。そんな中、“エレメンタルズ”という自然の力を操る複数の敵がヨーロッパ各地に出没し、猛威を振るい始める。ニックはピーターに異次元から来たというミステリオを引き合わせ、2人は共闘して敵に立ち向かっていくのだったが…。

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<感想>スパイダーマンが帰って来る。ホームタウンのニューヨークを離れ、ヨーロッパに。物語は「アベンジャーズ/エンドゲーム」のその後。彼らはスクールトリップでベネチア、プラハなど、ヨーロッパの代表的な都市を回る。15歳だった前作からあまり変わらないピーターは、まだまだ友たちと遊びたい無邪気なハイスクール・キッズだが、ニックにリクルートされ、ミステリオと組んでヨーロッパを攻撃する新たな敵と戦うように言われる。原作ではミステリオは悪役だが、本作のなかでは善玉なのだ。

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夏休みに友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたスパイダーマンこと高校生のピーター・パーカー(ホランド)の前に、かつてアベンジャーズを率いていたニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れる。それに、トニー・スタークから預かって来た黒縁のメガネを渡す。それは父親と慕っていたスタークの分身のようなもので、AIナビゲートで数えきれない機能を備えている。イーディスは、命令すれば何でもやってしまう優れものだ。

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フューリーからの依頼を受けたピーターは異次元から来た男ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と協力し、伊ベネチア、独ベルリン、英ロンドンを襲う、自然の力を操るクリーチャーに立ち向かっていく。実はミステリオは、ピーターがアイアンマンから貰った黒縁のメガネを狙っていたのだ。

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今回の最強の敵は、ザ・エレメンタルズと呼ばれる、火、水、風(空気)、土の4つのクリーチャーたち。ピーターたちが、呑気にベネチアの観光を楽しんでいるときに突如街を襲うのが、水のクリーチャーなのである。

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撮影現場に足を踏み入れるや目に入ったのは、ベネチアのランドマークのひとつであるリアルト橋のセット。橋の上には土産もの屋が立ち並び、途中でブルーバックに変わっていなければ、本物と見紛うほど細部まで凝っている。

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前作から続投するジョン・ワッツ監督のかけ声とともにカメラが回ると、モーターによってタンクの水に波が沸き起こり、橋のたもとにいたピーターや親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)、MJ(ゼンデイヤ)らが、見えない敵を見上げながら叫び声をあげて逃げ出す。クリーチャーはすべてCGで作られるため、かなりスペクタキュラーなシーンになっていた。

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一方、エレメンタル・クリーチャーズとの壮絶な戦いとパラレルに進行する、ピーターとMJの接近も気になる。ヒーロー活動は小休止して、意中のMJへの告白を計画。スパイダースーツは置いていくつもりだったのに、メイ叔母さんに持たされてしまう。高層ビルのないヨーロッパの街で彼は活躍できるのだろうか。MJに告白すべく念入りなプランを立てたピーターは、そのことで頭がいっぱい。フューリーの要請などそっちのけだ。つい、MJと仲良くしている男にヤキモチを焼き、メガネを使ってしまい、大変なことになってしまう。

一方、彼の親友でヒーロー活動をサポートするネッドは、旅行を通じて学園の美女ベティ(アンガーリー・ライス)とイイ仲になってしまう。

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やがてエレメンタルズによって、ネッドやMJらも脅威にさらされる。ピーターは新しいスパイダースーツに着替えて、彼らの命を守るために全力で立ち向かうが、まったく予期しない事態が彼を最大の危機へと導くのだった。

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通常の赤いスーツでは目立ちすぎると思ったフューリーが、開発させた黒いステルス・スーツ。ブラック・ウィドウと同じものを使っている。寄生エイリアンが憑依して生まれた「スパイダーマン3」のブラック・スーツとは異なる。

今回のヴィランは、“エレメンタル・クリーチャーズ”といい、もの凄くエキサイティングなのだ。水の都であるベネチアでは、水を使った怪物が襲って来る。

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スーパーヒーローとしては華奢な体つきだが、極めてパワフル。マグワイヤ版では暴走する列車を止めるし、ホランド版ではフェリーの船体が裂けるのを糸と怪力で食い止めるのだ。これは直後にアイアンマンの助けも借りたのだが。スタミナがあり、肉体の回復力も高いのだ。しなやかでタフな体、華麗なスィングも、糸と俊敏性があればこそ。研ぎ澄まされた五感+スパイダーセンス。第六感的な能力も備え、宇宙船の襲来に腕の産毛が逆立つ形で反応を示す。

プラハの街では、黒のステルス・スーツで活躍する。巨大な炎のエレメンタルを相手に、このスーツで立ち向かう。

そして、岩と砂の大地メキシコ郊外に、サンドマンが出現。強力な掃除機で吸い込むといった強敵である。ラストではエレメンタルが合体するってことになるわけ。

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だが、騙しのミステリオがヒーローとして抜擢されるが、ミステリオの存在そのものが、彼お得意の“騙し”だと確信せざるを得ない。原作のビジュアルを忠実に再現し、球体型のマスクも着けている。果たして彼の正体が、予想通りに“嘘”であるか、それともそうした心理を逆手にとった“騙しの騙し”であるかは、映画を観てのお楽しみということに。

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“師匠”として、そして“保護者”として、トニーがピーターに教え、託した“ヒーローの生きざま”が、彼の死後ピーターにどう受け継がれていくのか? 本作でピーターは、どのような“成長”を遂げるのか? 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」――その言葉の本当の意味を、我々は目の当たりにすることになる!

2019年劇場鑑賞作品・・・99  Image may be NSFW.
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