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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん★★★・5

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『ファイナルファンタジー』のオンラインゲームを通して父との絆を取り戻していく過程を綴り評判を呼んだ人気ブログを、ドラマ化に続いて映画化した感動ストーリー。主演は「今夜、ロマンス劇場で」の坂口健太郎と「嘘を愛する女」の吉田鋼太郎。共演に佐久間由衣、山本舞香、佐藤隆太、財前直見。監督はドラマ版に引き続き野口照夫。またゲーム・パートの監督も引き続き山本清史が担当。

あらすじ:広告代理店に勤めるアキオは、仕事人間だった父・暁とはほとんど会話らしい会話もなく、ずっとすれ違ったままだった。そんな父が突然会社を辞めて、一日中家にいて暇を持て余し始めた。何も語ろうとしない父に母も妹も困惑するばかり。そこでアキオは、父をオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』に誘い、本音を聞き出そうと考える。こうしてアキオからゲームソフトをプレゼントされた父は、戸惑いながらも自分のキャラクターに“インディ・ジョーンズ”と名付けてゲームを始める。一方、ゲームの中では“マイディー”という名でプレイしているアキオは、やがて正体を隠してインディに近づくと、一緒に冒険をこなしていくことで、少しずつ2人の距離を縮めていくのだったが…。

<感想>そこには、少しぎこちない《光の戦士》がいた。これはFFオンラインやゲームをプレイしたことない人、あるいはドラマ版の鑑賞経験の有無などに関係なく誰にでも楽しめる映画になっている点がいいですね。実は私もオンラインゲームなど一切したことのないので、どうかと思って観たのですが、父親と息子の心の触れ合いを描いている物語とでもいうのか、突然仕事を辞めて家へ帰って来て、1日中ごろごろしている父親をみたら、家族はどうしようと悩んでしまう。特にお母さんが一番に憂鬱になってしまう。

それに、父親は仕事に疲れて辞めたわけではなく、どうやら病気を初病しているらしいのだ。父親が自分から言ってくれたらいいのに。でもきっと今まで単身赴任をしていたので、家族には言いずらいのかもしれない。そこで、長男が子供のころに父親が買ってきて、一緒にオンラインゲームをしたことを想いだして、早速『ファイナルファンタジー』を買ってきたわけだ。

初めは躊躇していた父親も、家族と話をするわけでもなく無口な父親は、1日中TVを見てボーっとしているらしく、退屈まぎれにゲームを引っ張り出してやり始めたのだ。

それをサポートするのが息子の坂口健太郎くん。爽やかな青年でスキです。ゲームの中でアバターとして、女性の“マイディー”役でプレイして、父親の“インディ”を助けるのだ。

ゲームの中ではオンラインで、不特定多数のユーザーと繋がれるようになった時、可能性が無限に広がるのだ。プログラミングされたシナリオをこなしていってクリアする、という遊びの枠を超えて、リアルタイムでログインしている他のユーザーとコミュニケーションを筆頭に何かが生まれるという。

プログラムされたシナリオをなぞるのではなく、バーチャルな世界で起こるさまざまな出来事を経て、ユーザーが操るキャラクターが経験値を積み、成長していくことでストーリーが織りなされるのである。

それにアキオが、仲間の人たちにも連絡して、一緒にサポートをして怪物退治をしようというものだ。

アキオの仕事場でも、広告のプランを考える時に、ふと父親のことを思い出すのだ。

やっと父親が自分の病気を告白する日がやってきて、病院で手術をすることになり、母親も妹も甲斐甲斐しく病院へ足を運ぶのである。

単身赴任の父親は現在も多いのだろう。出世に遅れを取り、仕事に疲れ果て、定年退職まで頑張って働かなければ、老後の年金はもらえない。それに、専業主婦である妻と老後を暮らすのには、年金だけでは生活費が足りないのだ。

そういうことを考えると、父親というシガラミは、肩にずしりと重く潰れそうになるも、踏ん張ってガンバルしかないのだ。

これは、家族で鑑賞するといいと思いますね。いろいろと今後のことを話し合うきっかけにもなるかもしれませんもの。

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