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九月の恋と出会うまで★★

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松尾由美の同名小説を「嘘を愛する女」の高橋一生と「一週間フレンズ。」の川口春奈主演で映画化したファンタジック・ラブストーリー。不思議なマンションに引っ越してきたヒロインとその隣人で小説家志望の青年が、ヒロインを救った“未来からの声”の謎や“タイムパラドクス”による消滅の危機に立ち向かう中で織りなす切ないすれ違いの恋模様とその顛末を描く。監督は「グッモーエビアン!」「わたしに××しなさい!」の山本透。

あらすじ:オーナーの意向でアーティストしか入居できない風変わりなマンションに引っ越してきた志織。ある日エアコンの穴から、一年後の未来から話しかけているという不思議な声を聞く。声の主は志織に危険が迫っていると語り、謎めいた指示を伝える。半信半疑ながらもその指示に従うと、危ういところで強盗殺人を免れるのだった。隣人の平野はそのことで相談を受け、助かった志織に“タイムパラドクス”が生じることに気づく。このままだと、志織は一年後に消えてしまう運命にあった。それを回避するためには声の主を探す必要があり、平野は志織に協力を申し出る。そして一緒に声の主を探すうち、いつしか志織に心惹かれていく平野だったが…。

<感想>運命の人が僕じゃなくても、僕はあなたを守りたい。この映画も原作小説は読んでいません。SF的なサスペンス的な“タイムパラドクス”もの、大好きです。主人公の志織に川口春奈さんと、お相手には高橋一生さんという二人のラブロマンスものでした。

志織が引っ越してきたアパートの大家さんに、ミッキー・カーチスが、そのアパートの住人には、浜野謙太、中村優子、川栄李奈、古舘佑太郎、など俳優陣たちが。

引っ越した部屋のクーラ-の引き込み穴から声が聞こえるという、不思議な現象に襲われる。その声の主に、「あなたに危険が迫っています」と言う不思議な声に助けられる志織は、強盗に遭うところを助けられるのだった。

その声の主は時空を超えて、未来からやってきた男の声だった。それに「1階の部屋の小説家志望の平野の行動を追跡せよ」という命令が下される。始めは志織も暇なので、平野の尾行をして楽しんでいるようだった。

どうしてこんなにもねじれたラブストーリーの映画なのか、不思議な作品でした。壁の穴から聞こえて来る声は、未来を知る男の声。その声に従って尾行を続け写真を撮る志織。

いくら運命の人だからって、信じてしまう女もどうかと思った。その時間の逆行も何が何だかあほらしい。そのアパートの家主が、趣味で芸術家ばかりを入居させているというのだ。

だからなのか、住人たちも何故か浮世離れをしているような、一事が万事、観ていて何だかつまらないのだ。まぁ、高橋一生さんの頭の毛の寝ぐせが、毎日見られるのも微笑ましくて、本当の一生さんは違うのだろうが。おたく的な早口と挙動不審でありながら、高橋一生以外の何者でもないあたりなど笑えた。

つまり、女の部屋の穴から聞こえてくる声の男の言う通りにする女が、いつの日かその男を想い人として慕うのだ。名前をシラノと名づけて、1階の男、平野の高橋一生のなよなよとしたところ、自分はそのシラノではないと言う、けんもほろろの扱いに志織が気の毒だ。

ほのぼのとした胸キュンストーリーだが、ミステリアスであり、平野に惹かれてゆく志織が良くわかる。

結局二人の純粋な強い想いが、一年後の潮風が吹き荒ぶ九月の海岸へと誘ってくれたのでしょうね。3月に観る作品なのに、「9月の恋と出会うまで」とはね。平野の志織への強い愛情が、志織を救うという勇気に、二人が再び会えるという奇跡を起こしたのですよね。

2019年劇場鑑賞作品・・・36  アクション・アドベンチャーランキング

 

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