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アントマン&ワスプ★★★★

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マーベルの人気キャラクターにして異色の“最小”ヒーロー、アントマンの活躍を描くアクション・アドベンチャー大作のシリーズ第2弾。アントマンの前に、アントマンスーツの開発者ピム博士の研究所を狙う謎の美女“ゴースト”が現われ、アントマンは完璧すぎるヒロイン“ワスプ”とともに世界を守るための戦いに身を投じていく。主演はポール・ラッド、共演にマイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、ミシェル・ファイファー。監督は引き続きペイトン・リード。

あらすじ:バツイチで無職、愛娘のキャシーにもなかなか会えない運に見放された冴えない男スコット。ピム博士が開発した特殊スーツを身にまとうことで、身長1.5cmのヒーロー“アントマン”として活躍するも、ある事件のせいでFBIの監視下に置かれるハメに。そんな中、ピム博士から新たな任務が与えられる。アントマンの秘密が詰まった博士の研究所が、あらゆるものをすり抜ける謎の美女“ゴースト”などに狙われているというのだ。博士の娘で自らも最小最強のヒロイン“ワスプ”となって戦うホープと力を合わせ、研究所を守るべく危険な敵に立ち向かっていくアントマンだったが…。

<感想>「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の衝撃がいまだに消えていないので、アントマンの本作を待っていました。2年前に勝手に「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」に参加したスコットがFBIに逮捕され、司法取引の結果、FBIの監視つきで自宅軟禁生活を送っていた。そこにピム博士とホープのために、消えた妻ジャネットの母親探しを手伝わなくてはいけない任務が。スコットは自宅軟禁中のため、外出したらFBIにすぐ連絡がいくように足に追跡装置をつけて生活しているんですね。

その一方で、拡大・縮小スーツを開発したピム博士は、スーパーパワーの無許可所持利用のかどでお尋ね者となっていたわけ。しかし、博士は娘のホープと共に潜伏しつつ、30年間に極小の別次元「量子世界」へと消えた妻のジャネットを取り戻すための、量子トンネルを開発していたのですね。

あと3日で軟禁生活から解放されるスコットも、罪悪感から彼らに協力することになる。ですが、そこへピム博士の量子技術を横取りする悪いギャングのソニー・バーチが、さらには、同じく横取りを狙って忽然と現れた謎のヴィラン「ゴースト」が、さらにはFBIから追われることに。

三方から敵に狙われる中、果たして彼らは無事母親のジャネットを生還させることが出来るのでしょうか?・・・。

舞台となる西海岸の小さな町の風景や、坂道が多いサンフランシスコでの車とのカーチェイス、アントマンたちは車の下をくぐったり、サイズを様々に変えての活躍は、とてもユーモラスでした。

そして、サンフランシスコの港にスコットが超巨大化して20mをも超す巨人となって現れるなど、SF的な現実離れした設定はあれど、映画の中身はぎゅっと詰まって面白かった。

今回の悪党のバーチにしかり、物質をすり抜ける凶暴な敵ゴーストにも同情せざるを得ない身の上話があるのでした。

前作に続いてスコットと愛娘のキャッシー、スコットの元妻マギーとその現夫らが、理想どおりではなくても充分温かさに満ちた家族愛を見せてくれる。それに、こうした家族の繋がりはなくても、スコットの友人ルイス、カート、デイヴの仲良しコンビや、ヴィランのゴーストとピム博士の友人のなど、形は違えど純粋に相手を思いやる絆が、さまざまな姿で描かれていく。

もちろん目玉は、スコットのスリリングな拡大・縮小能力を使いこなしてのアクションであり、全てのシーンに奇抜なアイデアがてんこ盛り状態でワクワクの連続が止まりません。機知で難所をすり抜けるアントマンと、冷静にして大胆な活躍を見せる女性ヒーロー「ワスプ」となったホープとの、ペアによる戦闘場面は見事なくらいにスカットしますからね。

時には対立しながらも敵に立ち向かうアントマンとワスプ。実は惹かれ合っている2人の絶妙なコンビネーションとバディ感は今作ならでは。彼らが大きくなったり小さくなったりするだけではなく、あらゆる物のサイズを自在に操るトリッキーなアクションに加えて、スコットの悪友たちが織りなすユーモラスなドタバタ劇もあります。悪いやつらに捕まって、自白剤飲まされたりして、これ笑えます。

ラストのゴーストとの戦闘シーンでは、「拡大・縮小」と物質(車や建物)をすり抜ける能力がぶつかり合い、ピム粒子の研究の格段の進歩によって、ミニカーを巨大化して人間が乗れるサイズにしたり、研究所のビルを小さくしてキャリーケースのようにして持ち運ぶことが出来るとは。今までに、観たことのないアクションが展開されますから。

主人公アントマンのポール・ラッドに、2代目ワスプとして本格的始動するホープのエヴァンジェリン・リリー、初代ワスプのジャネットにはミシェル・ファイファーが、未だに量子の世界で生きていると思われる。そして、父親ピム博士のマイケル・ダグラスの、爺様らしからぬ若さに惚れ惚れしますから。

それに、ピム博士の同僚だった優秀な科学者のビル・フォスターに、ローレンス・フィッシュバーンが、物体をすり抜ける「ゴースト」のハンナ・ジョン・カメンを、娘のように可愛がり助けて上げようとする。

で、今回アントマンが戦わなければいけない敵が、ハンナ・ジョン・カメン演じる「ゴースト」という敵。博士がビルという旧友をクビにしたことで、助けられなくなった少女がその正体だったわけです。

2人が奪われた素材とラボを「ゴースト」から奪還し、ピム博士がいざ量子トンネルを解放したけどうまくいかない。困惑するピム博士でしたが、いつの間にかスコットがPCをたたきいじり回す姿が、何とスコットの中身は母親のジャネットではないか。

そして、ピム博士がトンネルをくぐって量子の世界へと、妻を迎えにいくのですが、そこにはまるで未知の宇宙でありクマムシがたくさんいるし、でも、妻と無事再会できるのですからね。行きはヨイヨイで、帰りが大変なんですよ。

夫婦が乗った宇宙船が、量子、粒子、元素の世界とくぐって、現在の世界へと戻って来るのには、現在の世界には、敵がその未知なるラボを奪還すべくの戦いが勃発してました。アントマンとワスプが協力して、何とか無事にラボを手に入れて研究所を大きくしてと、トンネルから両親が無事に生還するという感激シーンもあります。

ラストでは、またもやアントマンがトンネルをくぐって、未知なる世界・量子の世界へと旅立ちますが、それは「ゴースト」を元の身体に戻すための物質を手に入れるためだったのですよ。でもね、帰ってこれるのかが心配です。

2018年劇場鑑賞作品・・・171 アクション・アドベンチャーランキング

 

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