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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー★★★・5

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「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に続く「スター・ウォーズ」スピンオフ・シリーズ第2弾。「スター・ウォーズ」シリーズの中でも屈指の人気を誇る銀河最速のパイロットにして愛すべきアウトロー、ハン・ソロの若き日に焦点を当て、伝説のヒーロー誕生までの知られざる物語を描き出す。主演は「ヘイル、シーザー!」「ハリウッド・スキャンダル」のオールデン・エアエンライク。共演にウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー。監督は「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」の巨匠ロン・ハワード。

<感想>本作が描くのはハン・ソロの知られざる過去。現代的にはシリーズ1作目「新たなる希望」の約10年前に当たる。それはつまり銀河帝国による圧政下の時代。銀河一のパイロットを目指すハン・ソロは帝国のアカデミー出身だったという驚きのエピソードも明かされる。「スター・ウォーズ」シリーズ屈指の人気を誇る“愛すべき悪党”ハン・ソロ。彼はいかにして銀河最速のパイロットになったのか。ルーク・スカイウォーカーやレイアに出会う前の、若き日の彼に何があったのか?シリーズ屈指のモテ男としても知られるハン・ソロ。「帝国の逆襲」における、レイアとの「愛してる」「知っているさ」というやり取りは、余りにも有名だが、今回はレイアとの前に恋に落ちていたとされる幼馴染の美女キーラとの関係も明らかにされる。

「フォースの覚醒」でも重要な役割を担ったハン・ソロの愛機ミレニアム・ファルコン。これはもともと悪友ランドの持ち物だったが、それがハン・ソロの手に渡る経緯も今回見どころとなる。先端部分の形状が今までに登場したファルコン号と少し異なる点にも注目したい。

ハン・ソロにとって幸運のお守りとなっているのが、鎖で繋がった2個のサイコロ。最初は「EP4」のミレニアム・ファルコン号のコックピットの場面で映し出されるが、後に「最後のジェダイ」でも、ハン・ソロを象徴するアイテムの一つとして登場した。このサイコロのおかげで、ランドからファルコン号を勝ち取ったとされているのだが?・・・。

若きハン・ソロという大役を射止めたのは「ヘイル、シーザー!」で脚光を浴びたオールデン・エアエンライク。ハン・ソロの幼馴染の女性キーラには、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のエミリア・クラーク。そして、ハン・ソロを導く師ベケットには「スリー・ビルボード」のウディ・ハレルソン。

それに、ハン・ソロの悪友としてお馴染みのランド・カルリジアンの若日を演じるのは、グラミー賞受賞アーチストで俳優のドナルド・グローヴァー。監督は「ビューティフル・マインド」でアカデミー賞監督賞を受賞した巨匠ロン・ハワード。また、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」からシリーズに携わっているローレンス・カスダンが本作でも脚本を担当している。

「スター・ウォーズ」史上に残る名コンビ、ハン・ソロとチューバッカ。二人の友情の原点も今回明らかになる。チューイを演じたヨーナス・スオタモは「気安く何でも言える二人の関係の始まりを見ることになるよ。あと、観たことも無いチューイも見られるかも」って気になるよね。

「スター・ウォーズ」に欠かせないのがR2―D2やC-3PO、BB-8など個性的で魅力的なドロイドたち。今回は中心キャラクターとしてシリーズ初となる女性型ドロイドの“L3-37”が登場する。ランドの相棒であり、「自分で自分を組み立てた」という設定になっている。

「スター・ウォーズ」のファン、さらにはハン・ソロのファンとして、観たかったシーンのオンパレードであり、まさにお腹一杯になる。

ランドとの賭けごことや、ミレニアム・ファルコン号との遭遇など、過去シリーズではセリフだけでしか語られなかったものが、ここでは映像となって観ることができるのだから。

何て言っても注目は、相棒チューバッカとの出会いと絆の深まり。シリーズ初めてのハンが、ウーキー語を話す場面では、思わず吹き出しそうになった。

一方で、彼らがファルコン号のコックピットに初めて並ぶシーンでは、胸が熱くなってしまった。さらには、命を救い、救われる、そんな展開を目の当たりにすると、この二人が切り離せぬ関係であることが良く分かる。

銀河系高速ミレニアム・ファルコンの速さを象徴するセリフとして、有名なのが「EP4」でのハン・ソロの「ケッセル・ランを12%で飛んだ」というフレーズ。ケッセル・ランというのは、惑星ケッセルの航路のことで、バーセクトは距離を表す言葉。これがどれだけ速いことを示している言葉なのか、本作でついに明らかになる。

強盗団ベケットのチームに加わったハン・ソロとチューバッカは、莫大な金を生む仕事に挑むことになる。その仕事は不測の事態で失敗に終わるが、強烈なカリスマ性を持つベケットを、ハン・ソロは師のように仰ぐようになる。

豪雪の惑星を走る列車でのガン・アクションのシーン、この特急列車は帝国軍の特殊車両のようで、ハンとチューバックがストームトルーパーらしき帝国軍兵士と激しく戦闘するシーンも見られる。列車に積まれているお宝を強奪するために、車両の連結部分を切り離すのもスリル満点だ。まるで西部劇のガンマンのようだ。強盗団を相手に対峙するシーンもあり、この場面だけみたら西部劇そのもの。

仕事に失敗をしたベケットたちに、依頼主である犯罪王のドライデン(ポール・ベタニー)は最後のチャンスとしてある任務を与える。ちなみに、幼馴染のキーラは、ドライデンとも恋仲のよう。

その任務には、危険な航路ケッセル・ランの横断が不可欠であり、そこで、彼らが“銀河系最速の船”を持つ男のもとへと向かう。それが、ハン・ソロの悪友としてお馴染みのランド・カルリジアンの持ち船である、ファルコン号なのだ。その時ハン・ソロは知らなかった。自らを待つ運命の出会いを、そして、その先にある想像を絶する大冒険を。

とにかく、「スター・ウオーズ」ワールドのヒーローの多くはジェダイ騎士だが、ハン・ソロはそうではない。フォースを使うには俗っぽすぎる。人として良い面も、悪い面も、強い面も弱い面もある。ジェダイには禁じられている恋もする。多くの観客を惹きつけたのは、そんな人間性があったのではないだろうか。

でも、これ1本では、正直のところ消化不良な部分が多いし、その解決編は続編にでも期待するしかないのかもしれない。

 

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