『ドライヴ』監督ニコラス・ウィンディング・レフン×『ダークナイト ライジング』出演トム・ハーディが描く超絶バイオレンスアクション!
あらすじ:最高に最低な生きざま。1974年、19歳のマイケル・ピーターソンは有名になりたかった。
お手製の散弾銃を作り、郵便局を襲った彼はあっさり捕まり、7年間の刑務所暮らしを宣告される・・・。マイケルは自分を俳優の【チャールズ・ブロンソン】の分身であると主張、そのキャラクターを通し、その後、34年間に渡り刑務所生活をおくることとなった「イギリスで最も有名な犯罪者」を描くバイオレンスアクション!
【キャスト】トム・ハーディ(『Black & White/ブラック&ホワイト』『インセプション』『ダークナイト ライジング』)ルイ・アンドリュー(『バトル・シップ』)マット・キング
ジェームス・ランス (『マリー・アントワネット』)
監督・脚本 ニコラス・ウィンディング・レフン『ドライヴ』
<感想>「昔から有名になりたかった。でも、俺には歌の才能も演技の才能もなかった」と、そう叫ぶブロンソン。本名はマイケル・ゴードン・ピーターソン。彼は74年、19歳で郵便局に強盗に押し入る。7年間の獄中生活が決まった彼は、看守だろうが相手かまわずぶん殴る。エクストリームに暴力的悪名高い囚人?1に浮上、遂に精神病院に送り込まれ薬漬けにされる。
だが、今度はそこで大暴動を起こし、こんな無法者に税金を使いたくない政府は、「彼は正常」だと適当に理由をつけて、マイケルはシャバに舞い戻る。叔父の誘いで参戦したファイトクラブばりの闇ボクシングで、プロモーターから彼は「チャールズ・ブロンソン」というリング名、新しい名前とアイデンティティを獲得するも、たった69日間で刑務所へ逆戻りするという破天荒な男の話。
監督はニコラス・ウィンディング・レフンで、本作で名前を上げ、1作を挟んであのライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」で、世界に名前を轟かせたのが記憶に新しいですね。
主演のトム・ハーディも、「インセプション」に「ダークナイト ライジング」のベイン役をゲット、現在撮影中の「マッドマックス」最新作で主役のマックスに抜擢されるなど、今や大スターの仲間入りをした。
そんな2人が組んだ本作は、実話がベースで本人は現在も刑務所暮らしをしているらしく、トム・ハーディは刑務所に収監されている本物のブロンソンと対面したという。
全身凶器の狂気なバイオレンス野郎ブロンソンは、イギリスで最も有名な囚人。人生の36年以上を刑務所で過ごすという、誰も近寄りたくないカリスマ暴力男なのだ。
あの有名な映画スターにちなんだ、チャールズ・ブロンソンというオルターエゴを獲得し、変異を遂げていく波乱に満ちた人生の道のりを、キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」ばりの、怒涛のバイオレンスで描いて、しかも時には全裸の真っぱだかで熱演しつつも、シリアスにより過ぎない、コミカルな芝居がかったシュールな構成で描いている。劇中で顔を白く塗りたくり、まるでピエロのような話術でユニークな半伝記映画でもあるようだ。本人は、やはり精神病患者なのか、それとも自暴自棄にならざるを得ない何かがそうさせるのか、映画を観てもなにも分からない。
「Black & White/ブラック&ホワイト」のハーディの面影がないですよね。
強靭な肉体改造を施したハーディの筋肉美と、大熱演がインパクト大で、未だ獄中のマイケル本人は知らないが、本当のこういう成りきり演技では、「ダークナイト ライジング」のベインよりも役にハマって見えましたね。
常にバイオレンス作品を描き続けてきたレフン監督にとって、格好の題材だったのには間違いないが、暴力行為を使命とする男の生き様は面白くても、同時になんかしら切なく感じた。
2012年DVD鑑賞作品・・・12 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
あらすじ:最高に最低な生きざま。1974年、19歳のマイケル・ピーターソンは有名になりたかった。
お手製の散弾銃を作り、郵便局を襲った彼はあっさり捕まり、7年間の刑務所暮らしを宣告される・・・。マイケルは自分を俳優の【チャールズ・ブロンソン】の分身であると主張、そのキャラクターを通し、その後、34年間に渡り刑務所生活をおくることとなった「イギリスで最も有名な犯罪者」を描くバイオレンスアクション!
【キャスト】トム・ハーディ(『Black & White/ブラック&ホワイト』『インセプション』『ダークナイト ライジング』)ルイ・アンドリュー(『バトル・シップ』)マット・キング
ジェームス・ランス (『マリー・アントワネット』)
監督・脚本 ニコラス・ウィンディング・レフン『ドライヴ』
<感想>「昔から有名になりたかった。でも、俺には歌の才能も演技の才能もなかった」と、そう叫ぶブロンソン。本名はマイケル・ゴードン・ピーターソン。彼は74年、19歳で郵便局に強盗に押し入る。7年間の獄中生活が決まった彼は、看守だろうが相手かまわずぶん殴る。エクストリームに暴力的悪名高い囚人?1に浮上、遂に精神病院に送り込まれ薬漬けにされる。
だが、今度はそこで大暴動を起こし、こんな無法者に税金を使いたくない政府は、「彼は正常」だと適当に理由をつけて、マイケルはシャバに舞い戻る。叔父の誘いで参戦したファイトクラブばりの闇ボクシングで、プロモーターから彼は「チャールズ・ブロンソン」というリング名、新しい名前とアイデンティティを獲得するも、たった69日間で刑務所へ逆戻りするという破天荒な男の話。
監督はニコラス・ウィンディング・レフンで、本作で名前を上げ、1作を挟んであのライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」で、世界に名前を轟かせたのが記憶に新しいですね。
主演のトム・ハーディも、「インセプション」に「ダークナイト ライジング」のベイン役をゲット、現在撮影中の「マッドマックス」最新作で主役のマックスに抜擢されるなど、今や大スターの仲間入りをした。
そんな2人が組んだ本作は、実話がベースで本人は現在も刑務所暮らしをしているらしく、トム・ハーディは刑務所に収監されている本物のブロンソンと対面したという。
全身凶器の狂気なバイオレンス野郎ブロンソンは、イギリスで最も有名な囚人。人生の36年以上を刑務所で過ごすという、誰も近寄りたくないカリスマ暴力男なのだ。
あの有名な映画スターにちなんだ、チャールズ・ブロンソンというオルターエゴを獲得し、変異を遂げていく波乱に満ちた人生の道のりを、キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」ばりの、怒涛のバイオレンスで描いて、しかも時には全裸の真っぱだかで熱演しつつも、シリアスにより過ぎない、コミカルな芝居がかったシュールな構成で描いている。劇中で顔を白く塗りたくり、まるでピエロのような話術でユニークな半伝記映画でもあるようだ。本人は、やはり精神病患者なのか、それとも自暴自棄にならざるを得ない何かがそうさせるのか、映画を観てもなにも分からない。
「Black & White/ブラック&ホワイト」のハーディの面影がないですよね。
強靭な肉体改造を施したハーディの筋肉美と、大熱演がインパクト大で、未だ獄中のマイケル本人は知らないが、本当のこういう成りきり演技では、「ダークナイト ライジング」のベインよりも役にハマって見えましたね。
常にバイオレンス作品を描き続けてきたレフン監督にとって、格好の題材だったのには間違いないが、暴力行為を使命とする男の生き様は面白くても、同時になんかしら切なく感じた。
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