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パシフィック・リム:アップライジング★★★

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鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が巨大怪獣と人型巨大ロボットとの戦いを描き世界的に大ヒットしたSFアクション・エンタテインメントの続編。前作から10年後を舞台に、再び出現した“KAIJU”に立ち向かうべく新世代の巨大ロボット“イェーガー”を操縦する若きパイロットたちの戦いを描く。主演は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のジョン・ボイエガ、共演にスコット・イーストウッド、ケイリー・スピーニー、ジン・ティエン。また日本からも前作に引き続いての登場となる菊地凛子に加え新たに新田真剣佑が参加。ギレルモ・デル・トロは製作に回り、監督は新たにTV「Marvel デアデビル」のスティーヴン・S・デナイトが務める。

<感想>人間が2人で組んで操縦する人型巨大兵器“イェーガー”と、“KAIJU”(怪獣)の過激なバトル、胸が熱くなる人間ドラマであり、そして日本のロボットアニメや特撮映画へのオマージュを満載した大ヒット作「パシフィック・リム」の続編が登場。その世界観はそのままに、ストーリーにサプライズも加えて、新たなパイロットたちの激闘を描く。結論から言うと、前作が大変良かったので、つい期待してたのか、あまり感動も熱くもなれなかったよ。

前作の監督・共同脚本・制作を務めたギレルモ・デル・トロは、続編も監督をする予定で、脚本やストーリーボード、クリーチャーのデザインも進めていたのだが、しかし、製作スタジオのレジェンダリーを中国の大連万達グループが買収した影響などで制作時期が遅れ、その間に別のスタジオで進めていた企画にゴーサインが出たため、本作の監督を降坂した。そして生まれたのがアカデミー賞を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」だった。

ただし、監督のギレルモ・デル・トロは本作に関わり続けた。彼は制作を担当して、全面的にバックアップ。新たに新監督のスティーヴン・S・デナイトに。ですが、新監督のスティーヴン・S・デナイトは、日本の特撮やアニメが大好きであり、ギレルモ・デル・トロと会った時も特撮話で盛り上がったそうです。

「機動戦士ガンダム」や「マジンガーZ」「キングコング対コジラ」など好きな作品は多いが、一番好きなのは「マグマ大使」であり、日本ではあまり有名でない作品が好きなところがマニアっぽい。

舞台は前作の10年後、2035年。この10年間は怪獣が出現しなかったが、環太平洋防衛軍PPDCは、新たなイェーガーを製造し、パイロット候補生たちを訓練していた。

一方、前作で英雄的な死を遂げたペントコスト司令官の息子ジェイクのジョン・ボイエガは、ある出来事からPPDCを離れ、今は破棄されたイェーガーの部品を盗んで売る違法売買に手を染めていた。

彼はその商売中に一人で独自に小型イェーガーを製造した15歳の少女アマーラ(ケイリー・スピーニー)と出会うが、2人は窃盗のために逮捕されてしまう。それを知ったジェイクの義理の姉であるマコ(菊地凛子)は、かれらを法的処罰から救う代わりに、イェーガーのパイロット訓練に参加することを持ちかける。

そんな折、イェーガーに乗ったジェイクの前に、謎の黒い“イェーガー”(オプシディアン・フューリーが出現してきて、イェーガー同士の戦いが勃発する。

このイェーガーの正体をめぐる驚愕の事実が判明していく。そしてついに、“KAIJU”たちが出現する。ここでも意外な展開が待っていた。

主人公には「スター・ウォーズ」シリーズのジョン・ボイエガが演じるジェイク。周囲からは“英雄スタッカー・ペントコスト司令官であるイドリス・エルバの息子として見られるが、「俺は父親とは違う」と宣言し、独自の道を歩んでいく。

そんなジェイクのライバルが、「ワイルド・スピードICEBREAK」のスコット・イーストウッド扮するパイロット、ネイサン。かつてジェイクのパートナーだった彼の、ジェイクに対する思いは複雑であります。

また、新人ケーリー・スピーニーが演じる15歳のハッカー少女アマーラは、ジェイクと心を通わせていく。さらには、世界各国から集まった個性的なパイロット訓練性たちが多数登場して、ドラマを盛り上げていく。

それに、前作の登場人物3人の、名パイロットである森マコ、怪獣オタクの生物学者ニュート、数学オタクの数理学者ハーマンが再登場する。博士2人、特にニュートは、予想をはるかに超える大活躍ぶりを見せてくれます。

気になるイェーガーは、新型が5体登場。装備武器も進化しており、エネルギー波“アークウィップ”などが新装備されている。そして、“KAIJU”は3体も出現して、ハクジャ、シュリケソーン、ライジンが登場するのだ。それぞれの形態やサイズ、能力、攻撃方法は観てのお楽しみ下さい。ラスト、クライマックスのバトルでは、東京が舞台となる。

特にお気に入りのイェーガー史上最も洗練されスピードが速い機体のセイバー・アテナ。操縦するのは、日本人パイロットのハタヤマこと、新田真剣佑と、17歳のチリ人女性レナータが、アクロバチックな戦闘でツイン・ブレードを振りかざすのだ。

そして、第5世代の凶暴性を新世代に活かして造られた機体のブレーサー・フェニックスだ。胸部から発射される強力ミサイルで敵を打ち砕く。

また、人類のために犠牲となったジプシー・デンジャーの後継機である、ジプシー・アベンジャー。第6世代軍のリーダーであり、全人類の希望の星でもある。人型巨大兵器イェーガーは、2人のパイロットによって操縦されるも、神経同調システムを通じて2人の脳波がシンクロするほど、能力を発揮する。つまりは、絆の強い恋人同士や、深く通じ合った2人にしかイェーガーを動かせないのだ。

今回は、中国の巨大企業シャオ社の幹部であるリウェン・シャオ(ジン・ティエン)が白いスーツで女性として上に立ち、人間が搭乗せずに遠隔操作する新方式のイェーガーを開発中であります。

確かに無人ロボットを遠隔操作で動かせば、人間が中へ入らずに死ぬこともなく、ロボットだけが崩壊するのだから、考えによってはいいかも。

まず最初に、謎の敵である黒いイェーガーの暗躍に始まり、イェーガー同士が何故に戦うことになるのかが疑問である。それに、巨大中国企業に巣くう陰謀。

そして、満を持して現れる大怪獣軍団。東京は「ウルトラマン」や「ゴジラ」の縄張りなのに、VFXでガンガンビルをぶっ壊すなんてね。それと、富士山が新宿の近くに出て来るのには驚いたし。まるで「エヴァンゲリオン」みたいで、スマートな4体のロボットがカッコ良かった。

凶暴なモンスター“KAIJU”が、今回では巨大な口のようになった特徴があるライジン、地底にもぐれるハクジャ、10個の目を持つシュライクソーンの3体が登場して、ある変化によって一体の超MEGA-KAIJUに合体するのだから。

イェーガーと“KAIJU”の壮絶なるバトルが、今回は画面に出て来る回数が多いのが良かった。

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