「LUCY/ルーシー」のリュック・ベッソン監督が、「フィフス・エレメント」にも関わったバンド・デシネの巨匠ジャン=クロード・メジエールの伝説的グラフィック・ノベル『ヴァレリアンとローレリーヌ』シリーズを、長年の悲願を実現させ、ついに実写映画化したSFアドベンチャー超大作。様々な種族が共生する28世紀のアルファ宇宙ステーションを舞台に、宇宙の平和を守る特殊エージェント、ヴァレリアンとローレリーヌの活躍を壮大なスケールで描き出す。主演は「クロニクル」「ディーン、君がいた瞬間(とき)」のデイン・デハーンと「天使が消えた街」「スーサイド・スクワッド」のカーラ・デルヴィーニュ。共演にもクライブ・オーウェン、イーサン・ホーク、ルトガー・ハウアー、歌手のリアーナら豪華メンバーが顔をそろえる。
あらすじ:西暦2740年。宇宙連邦捜査官のヴァレリアンは、平和を守るべく銀河を飛び回りながらも、相棒のローレリーヌを口説くことに余念がない忙しい日々を送っていた。そんな中、“千の惑星の都市”と呼ばれる超巨大宇宙ステーション“アルファ”で銀河を揺るがす恐るべき陰謀が明らかとなり、その解決に乗り出したヴァレリアンとローレリーヌだったが…。
<感想>フランス産伝説的コミックが、ヒットメイカー、リュック・ベッソンの手で完全映画化!ある惑星の消滅と2人の主人公が絡み合うSFアドベンチャーであります。主人公のエージェント、ヴァレリアンには「アメイジング・スパイダーマン2」のデイン・デハーンが、銀河パトロールの任務に就いている。プレイボーイだがローレリーヌにぞっこんですからね。
それに美人で気の強い相棒には、「スーサイド・スクワッド」のデルビーニュが才色兼備のローレリーヌを演じ、屈強な敵もあっと言う間にやっつけてしまう。
どんなものにでも姿を変えられる能力を持つダンサーのバブルには、リアーナが。ステージに登場したリアーナは、黒の踊り子衣装からセクシーなナース服、ツインテールのロリータ風衣装、ファンキーなスパンコールの衣装、メイド服、クレオパトラ風コスチューム、さらにボディラインが際立つ“黒ヒョウ”など何度も変身する。リアーナのアクロバティックなダンスと“七変化”するさまを堪能できる。
エキセントリックな演技を披露するイーサン・ホークといった演技派のレアな表情を楽しめます。
様々な種族が共生する28世紀のアルファ宇宙ステーションを舞台に、宇宙の平和を守る特殊エージェント、ヴァレリアンとローレリーヌの活躍を壮大なスケールで描き出している本作。
デヴィッド・ボウイの歌声で始まる冒頭に魅せられるなか、宇宙ステーションがだんだんと巨大になって、最後は全宇宙の生命体が集まるアルファ宇宙ステーションになっていくのは面白い。
銀河パトロールの任務に就いている連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌは、砂漠の惑星の闇のマーケットで、不思議な生物の奪還を命じられる。それは莫大なエネルギーを生み出す“ミュール変換器”の最後の1匹なんですね。
それはカメレオンみたいな小さな動物で可愛らしくて、パールを飲ませるとたくさんの小さなパールを生み出す力があるんですよ。
宇宙海賊のボス(グッドマン)まるで「スター・ウォーズ」に出て来るボスのジャバみたいにデブっていてカエルのバケモンのよう。
その海賊のボスから返還器を取り返した二人は、超巨大宇宙ステーション“アルファ”の司令官のクライブ・オーウェンのもとにそれを届けるわけ。
ところが、滅びたはずの幻の惑星ミュールに住んでいたパール人の一団が出現して、司令官をさらっていってしまう。彼を救出するため、“アルファ”の最深部“レッドゾーン”に向かったヴァレリアンとローレリーヌは、そこで全宇宙を揺るがす巨大な陰謀と秘密に直面するのです。この後は、劇場でご覧くださいな。
それにしても、凝りに凝った映像や、多種多様なエイリアンにクリーチャーの造形、リアーナ演じるグラムポッドの変幻自在のポールダンサーなど、お楽しみの場面も多いので目が釘付け状態になりますから。ですが肝心なお話はというと、そんなに目新しい展開ではありません。
色々な異星人や環境が同じの「フィフス・エレメント」を観ている人たちには、この映像美は見事というしかありません。大いに楽しめることでしょう。
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