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ダークタワー★★・5

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スティーヴン・キングのライフワークともいわれる一大巨編を「パシフィック・リム」のイドリス・エルバと「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーの共演で映画化したファンタジー・アクション。主人公の少年ジェイク役には映画初出演のトム・テイラー。監督は「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のニコライ・アーセル。

あらすじ:ニューヨークに暮らす少年ジェイクは、毎夜おなじ悪夢にうなされていた。それは巨大な暗黒の塔を舞台に、それを護る拳銃使い(ガンスリンガー)の戦士と、破壊しようとする黒衣の男の戦いが繰り広げられているというもの。塔の破壊が現実世界の荒廃をもたらしていると気づいたジェイクだったが、誰にも信じてもらえずにいた。そんなある日、ジェイクはこの世界と夢で見た“中間世界”と呼ばれる異界を繋いでいる場所を発見する。そして中間世界で最後のガンスリンガー、ローランドと出会うジェイクだったが…。

<感想>全7部作からなるスティーヴン・キングの連作小説を映画化した話題作であります。次元を超えて世界を守る“塔=ダークタワー”を破壊すべく闇の勢力の、魔道士ウォルターが動き出したとき、孤独な少年ジェイクと、凄腕の拳銃使いのガンスリンガーが立ち上がるという、ファンタジー・アクション。

 

キング原作というと、ホラーのイメージが強いが、この映画は本格派のファンタジー・アクション映画であり、アクロバティックなガン・ファイトや、妖術使いに扮したイドリス・エルバと、妖術を操る悪の魔道士“黒衣の男”を演じたマシュー・マコノヒーの対決も見応え十分でした。中には、妖怪のような人間でないゾンビとは違う怪物がチラっと顔を覗かせたりします。

 

ダークタワー:現実や中間世界を含めたあらゆる世界を結びつけて均衡を保ち、それらを外宇宙の魔物から守り続ける巨大な塔。それが、ある子供の心によって崩れると言われている。

ポータル:現実世界と中間世界を行き来するための装置。NYで暮らすジェイク少年は、街の廃屋でこれを見つけ、悪夢で見ていた中間世界に移動する。

中間世界:現実とは別次元に存在する異世界で、拳銃使い=ガンスリンガーが“塔”の破壊を目論む黒衣の男、ウォルターたちと戦っている世界。

本作の舞台となる“中間世界”はスティーヴン・キングの他の作品とも繋がっていて、ここで異変がそれぞれの作品の怪奇現象の原因という設定になっている。

ジェイクは「シャイニング」の少年と同じ能力を持ち、予知夢にも似た能力を持っている。「ミスト」で霧の中からやってきた怪物、名前だけだが「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のペニーワイズも登場。ファンには見逃せないものになっている。

それにしても、そんな長編を95分でまとめるなんて到底無理なことで、2つの世界のバランスを保つ、巨大な塔ダークタワーの破壊を目論む黒衣の男・ウォルターと、ダークタワーの守護者でガンスリンガーと呼ばれているガンマンの戦いを見せているのに、この1作で完結というのだ。

確かに、ガンスリンガーのイドリス・エルバは、サブマシンガンで武装した特殊部隊を相手に、2丁拳銃でキメキメに戦うという。クールに決めた銃撃シーンは見もので、魔道士ウォルターとの戦いもジェイクの能力の助っとで決着をつけてしまう。

マシュー・マコノヒーが出るというので観たのに、何故かイドリス・エルバの活躍のカッコ良さに惚れてしまいました。

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