韓国人アイドル・グループJYJのメンバーで、日本のテレビドラマ「素直になれなくて」などにも出演したキム・ジェジュンが主演するラブ・サスペンス。伝説の女殺し屋がトップスターを拉致したことから巻き起こる、スリリングな誘拐劇やさまざまな人間模様が描かれる。キム・ジェジュンが人気歌手を演じ、対する天然な殺し屋を『背景、愛してます』のソン・ジヒョが熱演。メガホンを取るのは、『彼女を信じないで下さい』のペ・ヒョンジュン。“壊れた姿”を披露するなど、キム・ジェジュンが演技で見せる新たな一面はファン必見だ。
あらすじ:ある日、トップスターのチェ・ヒョン(キム・ジェジュン)が拉致される。連れ去ったのは、伝説の女殺し屋ジャッカル(ソン・ジヒョ)。ジャッカルはチェ・ヒョンを殺害しようとするが、周囲の人々の思惑が絡み合い、遂には警察が出動し、事態は思わぬ方向へと進んでいく。
<感想>びっくりです、韓国アイドルのジェジュンファンの若い女の子でいっぱいでした。地方でも彼のファン(女子高校生)がたくさんいるんだ。
謎の暗殺者「ジャッカル」というと、1997年アメリカ、ジャッカルを演じたブルース・ウィリスと、元スナイパーのリチャード・ギアの競演を思い出す。古くはジャッカルと聞いて浮かぶのは、F・ジンネマンのやはり暗殺者「ジャッカルの日」が有名。しかし、この映画は韓国アイドルのキム・ジェジュンが主演なので、彼を狙う殺し屋の名前が「ジャッカル」なのである。それも若い女、ソン・ジヒョが変装して殺し屋を熱演しています。
若いジェジュンは歌手で、スポンサーに金持ちのおばさんが付いており、この日も高級時計をプレゼントするわけ。そして、ホテルでその見返りにいいことしましょ、という感じなんですね。そのホテルが、高級とはいえない場末の元ラブホテル。
さっそくホテルへ入っていくのに、後ろから日本人ファンに化けて付いていく女ジャッカル。主演のジェジュンは、要潤(私にはそう見えた)似のイケメン優男。女殺し屋は、アフロヘアーの鬘を被って青い革ジャン着て、すぐには殺さない。
ホテルの中でドタバタコメディが展開し、ジェジュンの元カノが出てきて、ストーカーまがいを展開。ドッタンバッタンと笑えるかと言えば、ノーですから。やはり韓国人アイドルキム・ジェジュンが、縛られたり、困った顔をしたり、挙句にパトロンおばさんとブチュとキスを濃厚にするんですね。これはキモかった。日本人の金持ちおばさんも、きっとホテルでこんなことしてんのかなぁ?・・・ゲロゲロ。
殺し屋を雇ったのは、このおばさんの亭主で、やはり以前から若い男に入れあげている事を知っていたのですね。それにですよ、「ジャッカル」の他に、もう一人男の殺し屋も雇うわけ。この人はいかにも暗殺者という風貌でした。ですが、女殺し屋「ジャッカル」の方が上手だったのですね。頭がいいんですよ、ジェジュン部屋でパトロンのおばさんと「ジャッカル」が鉢合わせして、殺すつもりがなかったのに、はずみでナイフでパトロンのおばさんを刺してしまうんです。
そこへ、もう一人の殺し屋がホテルへやって来て、ソン・ジヒョがこの男を利用して、警察に殺させていかにも「ジャッカル」を捕まえたりと手柄をたてたように見せかけるんです。
ホテルのフロントにいたドラ息子は、馬鹿なのか、いいやつなのか、お笑いの演技は良かったです。女「ジャッカル」の正体も最後まで表に出さず、殺されたということにして、クライマックスに明かされるわけ。全編、イケメン韓流アイドル、ジェジュン中心にスクリーンいっぱいに映して、内容なんて関係ないぞ、というようなドタバタ作品。アイドルスター・ジェジュンあってのこの映画ですね。
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