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先生! 、、、好きになってもいいですか?★★★

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河原和音の人気少女コミックスを「土竜の唄」「彼らが本気で編むときは、」の生田斗真と「海街diary」「ちはやふる」の広瀬すずの主演で実写映画化した純愛ラブ・ストーリー。女子高生と先生の不器用で純粋な恋の行方を切なくも瑞々しいタッチで綴る。共演は竜星涼、森川葵、健太郎。監督は「僕等がいた」「青空エール」の三木孝浩。

あらすじ:弓道部に所属する高校2年生の響。内気でまだ本当の恋を知らない彼女だったが、ボサボサ頭で愛想のない世界史教師・伊藤貢作にいつしか恋心を抱くように。そして根がまっすぐゆえに、伊藤への素直な気持ちをためらいなく伝える響。しかし教師が生徒の想いに応えられるわけもなく、最初はつれない態度をとっていた伊藤。それでも一途で不器用な響のアプローチが、次第に伊藤の心を動かしていくのだったが…。

<感想>誰にでもある高校生のころの淡い恋の想いを、この作品の主人公である響に広瀬すずの熱演でさらに盛り上がって、とてもいい映画になっていました。しかし、高校生の生徒にスキだ、と真剣になられても、こういうことって先生なら誰にでも経験があると思う。そういうことって、先生でなくても同級生とか上級生を対象にして、それが実らない恋でも、片思いでも、とっても素敵な青春の想い出として心の奥に取ってあるから。

原作漫画は未読ですが、生田斗真さんは、ぶっきらぼうの中にさりげない優しさを持つ世界史の教師を、受け身の静かな優しい人柄を上手く演じていましたね。居残りさせられた響が、「終わるまで帰れないです」と言うのを、先生は、ため息をつき、一緒に残って勉強を見てやる優しさとか、学校の中庭で、響に告白されて、ため息をつくところとか、「こういう大人しい先生っているよね」って、本当は厳しく窘められるのがオチなのにね。

それに、階段で響とぶつかってメガネを落としてレンズを割ってしまい、その後に、目が見えない先生を部室まで連れて行く響の、嬉しそうな顔ったらない。はっきりと断らないところとか、何を考えているのか分からないところ、そんな感じが女の子をドキドキさせるんですよね。

それにしても、高校生って一番恋に敏感なお年頃で、この作品の中でも同じ弓道部に所属する千草恵は、人気教師の関矢(中村倫也)先生に恋をしていたが、美術の中島先生とデートをしているところを見てがっかり。それに、クラスメートの川合浩介(竜星涼)は美術の先生にぞっこんで、関矢先生と付き合っていてもあきらめない。

一途に純粋な想いをぶつける響と、それをかわし続ける伊藤先生。ついに先生に「迷惑だと」きっぱり断られる響、落ち込んでいる彼女を励ましてくれたのは、密かに響に好意を持っている他校の弓道部の部長・藤岡勇輔(健太郎)だった。

そこまではいつもの高校生ラブストーリーになってましたが、それから文化祭の時に、女子が仮装で、ウェディングドレスを着るというシーンで、響も真っ白いレースのドレスを着て、屋上にいる伊藤先生のところへ、もう一度ちゃんとフラれて諦めようと、告白しに行ったのですが、それが何と、、、優しく顔を包み込みキスをしてくれたんですよ!!

これには驚きましたね、先生も本気で響のことが好きなのかと、勘違いしてしまいますから。それに、そのキスシーンを見ていた生徒が、写メに撮りネットで流してしまったから大変なことになってしまう。今時ですかねこれって、昔なら口伝えに拡散するんだけど。それに、先生と生徒の恋愛ってあり得なかったことなので。

伊藤先生は退職処分になるし、響はクラスの仲良しが家へ帰るようにと、退学にならなければいいのだが。伊藤先生が、自分が一番悪いと、責任を取るからと言って学校を辞めることになるとは。

先生に謝りに行かなければ、響が伊藤先生の寮に行くと荷造をしていて、「響が卒業するまで待っているよ」と、優しく答えてくれるのでした。男らしいね、伊藤せんせいって。もう、胸キュンどころか、涙が零れてしまい、こんな結果が出るなんて、”絶対”にあり得ないことなんで、広瀬すずちゃんが最初から最後まで可愛いすぎで、それに、伊藤先生の生田斗真さんイケメンたるや、このハッピーエンドに拍手ですよね。あと、スピッツによる主題歌「歌ウサギ」も良かったです。

2017年劇場鑑賞作品・・・260アクション・アドベンチャーランキング


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