『ポリス・ストーリー/レジェンド』のディン・シェン監督と、ジャッキー・チェンが再び組んだアクション。ジャッキー演じる男のチーム「レイルロード・タイガース」が橋の爆破というミッションに挑む姿を活写する。K-POPグループEXOのメンバーだったファン・ズータオや『私の少女時代-Our Times-』のワン・ダールーらが共演。痛快アクションとコメディー要素満載の内容が見どころ。
あらすじ:1941年、中国の鉄道で働くマー・ユエン(ジャッキー・チェン)と仲間たちは、何度も日本軍の目を盗んでは物資の略奪などを行っていた。またたく間にうわさは広がり、彼らは“レイルロード・タイガース”と呼ばれ日本軍から敵視されることになる。ある日、マーは日本軍に追われた負傷兵ダーグオー(ワン・ダールー)を助ける。ダーグオーは、日本軍による物資輸送を妨害すべく橋を爆破しようとして失敗していた。
<感想>アジアを代表するアクション・スターのジャッキー・チェンが、ディン・シェン監督と3度目のタッグを組んだ、痛快アクション・コメディ映画。
ごく普通の庶民たちが、日本軍の物資輸送を阻止するため、橋の爆破計画に挑むという物語。中国では本作を“抗日映画”とジャンル分けする人もいると言うが、私にはただただ、ジャッキーファンということで鑑賞。
この映画でジャッキーは、日本軍の物資を盗み出す義賊“レイルロード・タイガース”のリーダーであるマー・ユエンを熱演。なんとジャッキー・チェンはもう63歳!全く衰えを感じさせないジャッキーに拍手です。彼のキレのあるアクションとユーモアたっぷりの演技で、俳優としての健在ぶりをアピールする。
本作では、息子のジェイシー・チャンとまさかの“兄弟役”で初共演。これもすべて、ジャッキーの若々しさが成せるわざなのかもしれない…。そんな2人は『1911』で親子出演を果たすも、同じシーンで共演するのは今回が初めてだそうです。息子であるジェイシーは“レイルロード・タイガース”のメンバーの1人、マー・ユエンの弟ルイを演じ、“そっくり”な顔で父親との相性も抜群な好演を見せてくれる。それにしても、あれだけ厳しい言葉をかけていた息子ジェイシーを、自身の映画で完全復帰させたジャッキーの親バカっぷりには呆れ返ってしまった。
そうそう、若い女子がたくさん見に来ていたが、K-POPグループEXOのメンバーだったファン・ズータオが出演しているんですね。彼はイケメン青年で、無精ひげをはやしたオジサン軍団に混ざって、主人公の座をかっさらって行きますからね。
他にも中国のイケメン演技派俳優のワン・カイが、凄腕スナイパーという役どころも、アジアのイケメン達を堪能できるのも本作の大きな見どころ。
また、彼らの最大の敵となる日本人指揮官役に池内博之が大抜擢。不気味な演技で存在感を発揮し、ジャッキーとの1対1のアクションシーンにも挑んでいる。というか、コメディ・アクション映画なので、殺伐としたところは無く、和気あいあいと演技をしているのも好感がもてた。女子の憲兵隊長に、日本人女優さんでなかったのが残念でした。
売りである列車アクションもド派手だが、どこが単調でキレがない。観たことのある竹を使っての列車に飛び乗り作戦とか、「シャンハイ・ヌーン」の列車シーンを思い出した。列車の中を右往左往するシーンも、敵に見つかってしまい戦うシーンとか、相手が日本軍のデブ兵隊なので、ギャグ満載での攻防戦だ。
本物の機関車を使った終盤のスペクタクルなアクションは迫力満点であり、倉庫で爆薬を盗む場面でのドタバタや、その前のハシゴのやりとりは前にも観たことのあるいつものコミカル演技でジャッキーらしさがあってとても良かった。
ジャッキーたちが橋を爆破するために、日本軍の爆薬を盗んで爆破するという計画。ところが、その計画も日本軍に知られてしまい、ドタバタ喜劇の橋の爆破のシーンはしどろもどろでつまらなかった。空飛ぶタイガーのマークを置き土産に描いていくのは、面白半分なんですかね。
エンドロールでの、いつものお楽しみNGシーンが、とっても面白くて良かった。そういえば、還暦を過ぎても、俳優のみならず、監督、プロデューサーと多彩な活動を続けているジャッキーが、2016年に映画業界の発展に寄与した人物に贈られるアカデミー賞名誉賞を受賞したというから、これからもますます映画界で活躍し、たくさんの映画を作って、ファンを楽しませてくれるといいですね。
2017年劇場鑑賞作品・・・140映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/
あらすじ:1941年、中国の鉄道で働くマー・ユエン(ジャッキー・チェン)と仲間たちは、何度も日本軍の目を盗んでは物資の略奪などを行っていた。またたく間にうわさは広がり、彼らは“レイルロード・タイガース”と呼ばれ日本軍から敵視されることになる。ある日、マーは日本軍に追われた負傷兵ダーグオー(ワン・ダールー)を助ける。ダーグオーは、日本軍による物資輸送を妨害すべく橋を爆破しようとして失敗していた。
<感想>アジアを代表するアクション・スターのジャッキー・チェンが、ディン・シェン監督と3度目のタッグを組んだ、痛快アクション・コメディ映画。
ごく普通の庶民たちが、日本軍の物資輸送を阻止するため、橋の爆破計画に挑むという物語。中国では本作を“抗日映画”とジャンル分けする人もいると言うが、私にはただただ、ジャッキーファンということで鑑賞。
この映画でジャッキーは、日本軍の物資を盗み出す義賊“レイルロード・タイガース”のリーダーであるマー・ユエンを熱演。なんとジャッキー・チェンはもう63歳!全く衰えを感じさせないジャッキーに拍手です。彼のキレのあるアクションとユーモアたっぷりの演技で、俳優としての健在ぶりをアピールする。
本作では、息子のジェイシー・チャンとまさかの“兄弟役”で初共演。これもすべて、ジャッキーの若々しさが成せるわざなのかもしれない…。そんな2人は『1911』で親子出演を果たすも、同じシーンで共演するのは今回が初めてだそうです。息子であるジェイシーは“レイルロード・タイガース”のメンバーの1人、マー・ユエンの弟ルイを演じ、“そっくり”な顔で父親との相性も抜群な好演を見せてくれる。それにしても、あれだけ厳しい言葉をかけていた息子ジェイシーを、自身の映画で完全復帰させたジャッキーの親バカっぷりには呆れ返ってしまった。
そうそう、若い女子がたくさん見に来ていたが、K-POPグループEXOのメンバーだったファン・ズータオが出演しているんですね。彼はイケメン青年で、無精ひげをはやしたオジサン軍団に混ざって、主人公の座をかっさらって行きますからね。
他にも中国のイケメン演技派俳優のワン・カイが、凄腕スナイパーという役どころも、アジアのイケメン達を堪能できるのも本作の大きな見どころ。
また、彼らの最大の敵となる日本人指揮官役に池内博之が大抜擢。不気味な演技で存在感を発揮し、ジャッキーとの1対1のアクションシーンにも挑んでいる。というか、コメディ・アクション映画なので、殺伐としたところは無く、和気あいあいと演技をしているのも好感がもてた。女子の憲兵隊長に、日本人女優さんでなかったのが残念でした。
売りである列車アクションもド派手だが、どこが単調でキレがない。観たことのある竹を使っての列車に飛び乗り作戦とか、「シャンハイ・ヌーン」の列車シーンを思い出した。列車の中を右往左往するシーンも、敵に見つかってしまい戦うシーンとか、相手が日本軍のデブ兵隊なので、ギャグ満載での攻防戦だ。
本物の機関車を使った終盤のスペクタクルなアクションは迫力満点であり、倉庫で爆薬を盗む場面でのドタバタや、その前のハシゴのやりとりは前にも観たことのあるいつものコミカル演技でジャッキーらしさがあってとても良かった。
ジャッキーたちが橋を爆破するために、日本軍の爆薬を盗んで爆破するという計画。ところが、その計画も日本軍に知られてしまい、ドタバタ喜劇の橋の爆破のシーンはしどろもどろでつまらなかった。空飛ぶタイガーのマークを置き土産に描いていくのは、面白半分なんですかね。
エンドロールでの、いつものお楽しみNGシーンが、とっても面白くて良かった。そういえば、還暦を過ぎても、俳優のみならず、監督、プロデューサーと多彩な活動を続けているジャッキーが、2016年に映画業界の発展に寄与した人物に贈られるアカデミー賞名誉賞を受賞したというから、これからもますます映画界で活躍し、たくさんの映画を作って、ファンを楽しませてくれるといいですね。
2017年劇場鑑賞作品・・・140映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/