カプコンの人気サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズをもとにしたフルCG長編アニメの第3弾。「呪怨」シリーズの清水崇が製作総指揮、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の辻本貴則が監督を務め、歴代シリーズの人気キャラクターやオリジナルの新キャラクターたちが繰り広げる死闘を描く。
あらすじ:武器密売組織の拠点となっている洋館に突入した対バイオテロ組織「BSAA」のクリスは、国際手配犯アリアスと対峙するが、信じられない光景を目の当たりにし、取り逃がしてしまう。一方、特殊部隊「S.T.A.R.S.」の元隊員である大学教授レベッカは、よみがえった死者が凶暴化する謎の現象に新型ウィルスが関係していることを突き止め、治療薬の開発に成功する。その直後、研究所は何者かに襲撃されるが、駆けつけたクリスたちがレベッカを救出。事件を熟知する大統領直轄組織「DSO」のエージェント、レオンに協力を求めたクリスたちは、アリアスの真の目的がバイオテロだと知り、阻止するべく奔走する。
<感想>サバイバル・ホラー「バイオハザード」ファンの注目のフルCG映画です。本作を手掛けたのは「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の辻本貴則監督。「バイオハザード」の世界観を基に、歴代主人公で人気の男気溢れるクリスと、イケメンクールなレオンが、謎の武器商人と命がけの戦いを繰り広げるフルCG長編アニメ。
劇場アニメの第3弾となる本作では、W主役のバディぶりや成長したレベッカの参戦、見通しが悪い不気味な洋館や長い通路に部屋が並ぶ研究所など、本作ではザ・バイオハザードなホラーを舞台を多数用意している。
不気味な洋館での激恐怖ホラーが展開して、ゾンビや犬など鉄板の敵、アンデッドとのバトルシーンなど心臓がバクバクして、ファンが納得のバイオ要素が満載でありました。クリス自身も何人もの部下を失うという負荷を、冒頭で味わっているのだ。
クリスは汗臭いやつだけど分かりやすい性格だから嫌いじゃない。色恋沙汰には縁遠く、むしろ部下や後輩たちと絡むことの方が多い。一方のレオンは、逆に優男だから、男でレオンを好きなやつは少ないのじゃないかと思う。実に好対照であり、性格的にも正反対であります。お互いが気に食わないから喧嘩や対立もするけれど、最終的には協力して敵を倒すってことなのよ。だから、この2人のバディムービーになっている。
冒頭ではホラーになっているから、原点では回帰しようという感じは伝わって来る。バディ・ムービーはアクション映画の王道ですものね。だからこそ、辻本監督の手腕が存分に生きた作品になっている。
もし、これが恋愛が絡むエイダやジェイクを出していたら、逆に手に負えなかったかも。ヒロインのレベッカは恋愛対象にはならない女の子だから、彼女を選んだのは結果的に大正解でした。
ゲームでも部隊のアイドル的な妹キャラだから、レベッカを巡ってクリスとレオンが牽制しあったり、どっちがものにするって話にはなり得ないと思う。悪女とも言えるエイダとは真逆ですよね。
アクション映画のヒロインって、守るべき者か、色っぽいお姉さんか、強烈なおばさんか、の3パターンしかないのでね。優しい奥さんとかは、アクション映画にとってはブレーキにしかならないから。
つまり、今作では結果的には、良いキャラクター3人を選んだのではないかと思います。分かりやすい展開で、ホラーではなく王道のアクション映画になっている。
ですが、ホラーの醍醐味でもある人間が噛まれるグロいシーンなど、ゾンビが死肉を食らうという、そのさじ加減はうまくて、少しなのでグロくはなかった。
一番の見せ場は、重火器&肉弾戦満載のバイオ・アクション、3DCGらしくド派手にビジュアル化。特に高層ビルで展開するレオンのバイクアクションと、ガンアクションが最大の見どころといっていいでしょう。やっぱり、レオンのド派手なバイク・アクションでしょうかね。衣装も分かりやすくバイカー・スタイルになっている。2・3匹のゾンビ犬とハイウェイでチェイスさせるシーンです。
そして、新キャラとして登場する武器商人アリアスの切ない過去エピソードや、ヒロイン、レベッカの身体を張った活躍など主要キャラたちのドラマも濃厚であります。何故にレベッカが純白のドレス姿なのかというと、お姫様なのだから。反目しあっていたはずの2人の騎士が、悪魔の城からお姫様を救いだすという話。だからあの白いドレスが効いているのだ。
ラストでアリアスが、進撃の巨人のようなバケモノに変身していくところとか、クリスとレオンがその巨人に向かっていくところなんかも良かった。
2017年劇場鑑賞作品・・・139映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/
あらすじ:武器密売組織の拠点となっている洋館に突入した対バイオテロ組織「BSAA」のクリスは、国際手配犯アリアスと対峙するが、信じられない光景を目の当たりにし、取り逃がしてしまう。一方、特殊部隊「S.T.A.R.S.」の元隊員である大学教授レベッカは、よみがえった死者が凶暴化する謎の現象に新型ウィルスが関係していることを突き止め、治療薬の開発に成功する。その直後、研究所は何者かに襲撃されるが、駆けつけたクリスたちがレベッカを救出。事件を熟知する大統領直轄組織「DSO」のエージェント、レオンに協力を求めたクリスたちは、アリアスの真の目的がバイオテロだと知り、阻止するべく奔走する。
<感想>サバイバル・ホラー「バイオハザード」ファンの注目のフルCG映画です。本作を手掛けたのは「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の辻本貴則監督。「バイオハザード」の世界観を基に、歴代主人公で人気の男気溢れるクリスと、イケメンクールなレオンが、謎の武器商人と命がけの戦いを繰り広げるフルCG長編アニメ。
劇場アニメの第3弾となる本作では、W主役のバディぶりや成長したレベッカの参戦、見通しが悪い不気味な洋館や長い通路に部屋が並ぶ研究所など、本作ではザ・バイオハザードなホラーを舞台を多数用意している。
不気味な洋館での激恐怖ホラーが展開して、ゾンビや犬など鉄板の敵、アンデッドとのバトルシーンなど心臓がバクバクして、ファンが納得のバイオ要素が満載でありました。クリス自身も何人もの部下を失うという負荷を、冒頭で味わっているのだ。
クリスは汗臭いやつだけど分かりやすい性格だから嫌いじゃない。色恋沙汰には縁遠く、むしろ部下や後輩たちと絡むことの方が多い。一方のレオンは、逆に優男だから、男でレオンを好きなやつは少ないのじゃないかと思う。実に好対照であり、性格的にも正反対であります。お互いが気に食わないから喧嘩や対立もするけれど、最終的には協力して敵を倒すってことなのよ。だから、この2人のバディムービーになっている。
冒頭ではホラーになっているから、原点では回帰しようという感じは伝わって来る。バディ・ムービーはアクション映画の王道ですものね。だからこそ、辻本監督の手腕が存分に生きた作品になっている。
もし、これが恋愛が絡むエイダやジェイクを出していたら、逆に手に負えなかったかも。ヒロインのレベッカは恋愛対象にはならない女の子だから、彼女を選んだのは結果的に大正解でした。
ゲームでも部隊のアイドル的な妹キャラだから、レベッカを巡ってクリスとレオンが牽制しあったり、どっちがものにするって話にはなり得ないと思う。悪女とも言えるエイダとは真逆ですよね。
アクション映画のヒロインって、守るべき者か、色っぽいお姉さんか、強烈なおばさんか、の3パターンしかないのでね。優しい奥さんとかは、アクション映画にとってはブレーキにしかならないから。
つまり、今作では結果的には、良いキャラクター3人を選んだのではないかと思います。分かりやすい展開で、ホラーではなく王道のアクション映画になっている。
ですが、ホラーの醍醐味でもある人間が噛まれるグロいシーンなど、ゾンビが死肉を食らうという、そのさじ加減はうまくて、少しなのでグロくはなかった。
一番の見せ場は、重火器&肉弾戦満載のバイオ・アクション、3DCGらしくド派手にビジュアル化。特に高層ビルで展開するレオンのバイクアクションと、ガンアクションが最大の見どころといっていいでしょう。やっぱり、レオンのド派手なバイク・アクションでしょうかね。衣装も分かりやすくバイカー・スタイルになっている。2・3匹のゾンビ犬とハイウェイでチェイスさせるシーンです。
そして、新キャラとして登場する武器商人アリアスの切ない過去エピソードや、ヒロイン、レベッカの身体を張った活躍など主要キャラたちのドラマも濃厚であります。何故にレベッカが純白のドレス姿なのかというと、お姫様なのだから。反目しあっていたはずの2人の騎士が、悪魔の城からお姫様を救いだすという話。だからあの白いドレスが効いているのだ。
ラストでアリアスが、進撃の巨人のようなバケモノに変身していくところとか、クリスとレオンがその巨人に向かっていくところなんかも良かった。
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