ディズニー・アニメ不朽の名作「美女と野獣」を「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化したファンタジー・ラブ・ロマンス。魔女の呪いで醜い野獣に変えられた王子と、聡明で心優しきヒロインの真実の愛を、アニメ版の名曲の数々に加え、新たに書き下ろされた新曲とともに絢爛豪華なヴィジュアルで描き出す。共演はダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ケヴィン・クライン、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン。監督は「ドリームガールズ」「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」のビル・コンドン。
あらすじ:美しいが傲慢だった王子が魔女の呪いによって醜い野獣に変えられてしまう。呪いを解くためには、魔女が残したバラの花びらがすべて散る前に、誰かと心から愛し合わなければならなかった。以来、王子は城に籠り、絶望の中で心を閉ざして時を過ごしていた。一方、田舎の小さな村で父モーリスと暮らす美しい女性ベル。
読書家で進歩的な考えを持ち、広い世界を見たいと願う彼女は、周囲から変わり者と見られてしまう。そんなある日、モーリスが森で遭難し、迷い込んだ城で野獣に捕らえられてしまう。モーリスを探して城までやってきたベルは、野獣の姿におののきながらも、父の身代わりとなり城に留まることを決意する。そんなベルを、呪いで家財道具に変えられてしまった城の住人たちが優しくもてなすのだったが…。
<感想>2014年フランス版のバンサン・カッセルとレア・セドゥの「美女と野獣」は、イマイチでしたが、今回のは実写ならではの魅力も盛り込んでいて、IMAXで鑑賞したので素晴らしかった。愛情深い女性ベルが、魔女の呪いで野獣となってしまった王子の心を溶かしていく様をファンタジックに描くラブストーリー。
何といっても主人公ベル役のエマ・ワトソンのハマリ度には驚いたわ。ベルの“変わり者”と村の人に言われてもブレない芯の強さや、美しさがエマにぴったりで、ダンスのシーンでは野獣を見つめながら『美女と野獣』の曲と共に踊るところは、2人が恋に落ちて、恋愛関係が始まるシーン、二人の踊る姿が美しすぎて、いつの間にかスクリーンに吸いつけられていました。主演のエマ・ワトソンの、優しさや芯の強さがベル役にぴったりでしたね。
野獣役の「ザ・ゲスト」のダン・スティーヴンスは、野獣の王子の心の変化や感情はアニメより深く描かれており、村人たちが城へ押し寄せて来る時にダンが歌う『ひそかな夢』まさに現代版『美女と野獣』でした。野獣を演じるダンが、鋼鉄の高い靴を履き演技する中で、ダンスが一番難しかったそうです。それに、ラストで魔女の呪いがとけて王子になるダンのハンサムぶりも良かった。ですが、イケメンの王子に戻ったのに何故か、ベルが「髭をはやしたら」何て王子に言うのです。きっと野獣の王子に惚れたのが良かったのでしょうかね。
そして、城の使用人たちは魔女の呪いで家具や調度品に姿を変えられており、しょく台のルミエール(マクレガー)、置き時計のコグスワース(マッケラン)、ティーポットのポット夫人(トンプソン)の姿が描かれていた。ポスターでは羽ぼうきのプリュメット(ググ・バサ=ロー)、洋服ダンスのマダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド)、ハープシコードのカデンツァ(スタンリー・トゥッチ)も登場しており、ベルと野獣の恋路を見守る屋敷の住人たちが勢ぞろいしている。
脇を固める芸達者な名優たちもまた 歌や会話のやり取りを楽しませるなかでも、野獣の城の給仕頭ルミエールは、魔法でろうそくの燭台にされてしまったものの色男ぶりは健在で、アニメーション版でも「ひとりぼっちの晩餐会(Be Our Guest)」を魅力たっぷりに歌い上げたユアン・マクレガーが、野獣の城で心細く思っていたベルを豪華なディナーでもてなし勇気づけていた。
ところが、実写版でも同じように、魔法で燭台にされたルミエールをユアンくんが歌ってくれてやっぱり巧いと頷き、他の野獣に仕える城の住人たちも、イアン・マッケランの(置時計の執事コグスワース役)、エマ・トンプソンの(ポット夫人役)ポット夫人役のエマ・トンプソンが歌う主題歌「美女と野獣」は優しく響いて格別ですね。それに驚いたのが、オペラ歌手と思えるほどの歌唱力で歌う、オードラ・マクドナルドの素晴らしさにうっとり。
村娘のベルに言い寄るイケメンの青年役のルーク・エヴァンスが、ベルにフラれてしまうも、何度もベルにアタックするところとか、それに、野獣の城の中の図書室で、ベルがパリの写真を見てベルの母親と、彼女が亡くなってしまった理由の部分を知る辺りとか、アニメーションでは、字も読めなかった野獣が、実写版では教養があり読書好きな男に変更され、彼が我儘ほうだいに育った背景にも触れられます。特に、野獣とベルが城の庭で雪合戦をするシーンとかは微笑ましかった。
新たな魔法の道具には、望んだものが見られる鏡や、野獣のバラのほか、行きたいところへ連れて行ってくれる魔法の道具が登場します。
18世紀のフランスと言う設定をベースにセットや豪華絢爛の衣装、ダンス・シーンのボールルームは、人工大理石を敷き詰めた巨大セットが組まれ、ベルの黄色いドレスには、2160個のスワロフスキーが施されているというから、来年のアカデミー賞では、何部門かノミネートされ、エマが主演女優賞を獲得するのは間違いないでしょうね。
2017年劇場鑑賞作品・・・88アクション・アドベンチャーランキング
あらすじ:美しいが傲慢だった王子が魔女の呪いによって醜い野獣に変えられてしまう。呪いを解くためには、魔女が残したバラの花びらがすべて散る前に、誰かと心から愛し合わなければならなかった。以来、王子は城に籠り、絶望の中で心を閉ざして時を過ごしていた。一方、田舎の小さな村で父モーリスと暮らす美しい女性ベル。
読書家で進歩的な考えを持ち、広い世界を見たいと願う彼女は、周囲から変わり者と見られてしまう。そんなある日、モーリスが森で遭難し、迷い込んだ城で野獣に捕らえられてしまう。モーリスを探して城までやってきたベルは、野獣の姿におののきながらも、父の身代わりとなり城に留まることを決意する。そんなベルを、呪いで家財道具に変えられてしまった城の住人たちが優しくもてなすのだったが…。
<感想>2014年フランス版のバンサン・カッセルとレア・セドゥの「美女と野獣」は、イマイチでしたが、今回のは実写ならではの魅力も盛り込んでいて、IMAXで鑑賞したので素晴らしかった。愛情深い女性ベルが、魔女の呪いで野獣となってしまった王子の心を溶かしていく様をファンタジックに描くラブストーリー。
何といっても主人公ベル役のエマ・ワトソンのハマリ度には驚いたわ。ベルの“変わり者”と村の人に言われてもブレない芯の強さや、美しさがエマにぴったりで、ダンスのシーンでは野獣を見つめながら『美女と野獣』の曲と共に踊るところは、2人が恋に落ちて、恋愛関係が始まるシーン、二人の踊る姿が美しすぎて、いつの間にかスクリーンに吸いつけられていました。主演のエマ・ワトソンの、優しさや芯の強さがベル役にぴったりでしたね。
野獣役の「ザ・ゲスト」のダン・スティーヴンスは、野獣の王子の心の変化や感情はアニメより深く描かれており、村人たちが城へ押し寄せて来る時にダンが歌う『ひそかな夢』まさに現代版『美女と野獣』でした。野獣を演じるダンが、鋼鉄の高い靴を履き演技する中で、ダンスが一番難しかったそうです。それに、ラストで魔女の呪いがとけて王子になるダンのハンサムぶりも良かった。ですが、イケメンの王子に戻ったのに何故か、ベルが「髭をはやしたら」何て王子に言うのです。きっと野獣の王子に惚れたのが良かったのでしょうかね。
そして、城の使用人たちは魔女の呪いで家具や調度品に姿を変えられており、しょく台のルミエール(マクレガー)、置き時計のコグスワース(マッケラン)、ティーポットのポット夫人(トンプソン)の姿が描かれていた。ポスターでは羽ぼうきのプリュメット(ググ・バサ=ロー)、洋服ダンスのマダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド)、ハープシコードのカデンツァ(スタンリー・トゥッチ)も登場しており、ベルと野獣の恋路を見守る屋敷の住人たちが勢ぞろいしている。
脇を固める芸達者な名優たちもまた 歌や会話のやり取りを楽しませるなかでも、野獣の城の給仕頭ルミエールは、魔法でろうそくの燭台にされてしまったものの色男ぶりは健在で、アニメーション版でも「ひとりぼっちの晩餐会(Be Our Guest)」を魅力たっぷりに歌い上げたユアン・マクレガーが、野獣の城で心細く思っていたベルを豪華なディナーでもてなし勇気づけていた。
ところが、実写版でも同じように、魔法で燭台にされたルミエールをユアンくんが歌ってくれてやっぱり巧いと頷き、他の野獣に仕える城の住人たちも、イアン・マッケランの(置時計の執事コグスワース役)、エマ・トンプソンの(ポット夫人役)ポット夫人役のエマ・トンプソンが歌う主題歌「美女と野獣」は優しく響いて格別ですね。それに驚いたのが、オペラ歌手と思えるほどの歌唱力で歌う、オードラ・マクドナルドの素晴らしさにうっとり。
村娘のベルに言い寄るイケメンの青年役のルーク・エヴァンスが、ベルにフラれてしまうも、何度もベルにアタックするところとか、それに、野獣の城の中の図書室で、ベルがパリの写真を見てベルの母親と、彼女が亡くなってしまった理由の部分を知る辺りとか、アニメーションでは、字も読めなかった野獣が、実写版では教養があり読書好きな男に変更され、彼が我儘ほうだいに育った背景にも触れられます。特に、野獣とベルが城の庭で雪合戦をするシーンとかは微笑ましかった。
新たな魔法の道具には、望んだものが見られる鏡や、野獣のバラのほか、行きたいところへ連れて行ってくれる魔法の道具が登場します。
18世紀のフランスと言う設定をベースにセットや豪華絢爛の衣装、ダンス・シーンのボールルームは、人工大理石を敷き詰めた巨大セットが組まれ、ベルの黄色いドレスには、2160個のスワロフスキーが施されているというから、来年のアカデミー賞では、何部門かノミネートされ、エマが主演女優賞を獲得するのは間違いないでしょうね。
2017年劇場鑑賞作品・・・88アクション・アドベンチャーランキング