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アサシン クリード★★★

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世界的なヒットを記録したゲーム「アサシン クリード」を、新たなキャラクターとストーリーで実写映画化したミステリーアクション。遺伝子操作によって、スペインでアサシンとして活躍した祖先の記憶を追体験させられる男が、歴史に隠された謎に挑む姿を描く。主人公とその祖先をマイケル・ファスベンダーが演じるほか、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズらが共演。監督は『マクベス』でマイケル、マリオンとタッグを組んだジャスティン・カーゼルが務める。

あらすじ:人間の自由意思をコントロールできるという“エデンの果実”を巡り、“アサシン教団”と“テンプル騎士団”の間で長年にわたる暗闘が繰り広げられてきた――。2016年。一人の殺人犯カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)に死刑が執行される。ところが、実際にはその身柄は生きたままアブスターゴ財団の研究所へと運ばれていた。そこでは、遺伝子に刻まれた記憶を辿ることができる特殊な装置“アニムス”が開発されていた。実はカラムは、“エデンの果実”の秘密を守るアサシン教団の伝説のアサシン、アギラールの末裔だったのだ。

研究所は“エデンの果実”を狙うテンプル騎士団によって運営されており、研究者のソフィア・リッキンは、アニムスを使ってカラムにアギラールの人生を追体験させることで“エデンの果実”の秘密に迫ろうとしていたのだった。こうして遺伝子の記憶を介して自らの先祖アギラールとなり、ルネサンス期のスペインへと舞い降りたカラムは、アサシン教団とテンプル騎士団の壮絶な抗争の渦へと巻き込まれていくのだったが…。

<感想>もともと世界的な人気を誇る同名ゲームをベースにしているそうで、アサシン教団とテンプル騎士団の闘いを、15世紀と現代を行き来して描く壮大なるドラマであり、アクションがリアルで大迫力なのが一番の見どころの一つです。

とにかくアサシンの運動能力表現するのに、壁や地形を活かし、走る、跳ぶ、登るなどの動作を複合的に実践するスポーツの“パルクール”を取り入れているのが大きな特徴。建物から建物へと移動したり、壁をよじ登るシーンなどもCGに頼らないで実際にスタントで再現しいる。世界的パルクール選手ダミアン・ウォルターズが振り付けを担当している。リアルを追求したアクション、劇中でセリフに出て来る“イーグルダイブ”、空中で縦方向に回転し、背中から落下するダイブに目が釘付けになりましたね。

アルハンブラ宮殿で撮影された、まるで絵画のような世界感。わずかな光が差し込むだけの暗い空間で、暗殺者が静かに動く。まるで舞踊っているような動きが美しかった。とにかく現代と15世紀ルネサンス期のスペインを舞台に、人類を支配する謎の秘宝“エデンの果実”(人間の自由意志をコントロール出来る秘宝)の行方を巡って、主人公が壮絶な戦いを強いられる。

主人公のカラム・インチと、15世紀の伝説のアサシン(暗殺者)アギラールには、マイケル・ファスベンダーが演じており制作も務めているという力の入れよう。それに、ジャスティン・カーゼル監督は、「マクベス」の監督を務めたことで、そのセンスや大胆さを評価されたことで指名されたそうで、リアルなアクションへのこだわりは彼ならではだったそうです。

それに、現代ではジェレミー・アイアンズが支配し、娘のマリオン・コティヤールが研究者を務めるテンプル騎士団の組織も、今の時代に存在するという話なので、もう少し詳しく説明が必要だと思った。そのジェレミー・アイアンズが“エデンの果実”を手に入れ、世界支配を目論むテンプル騎士団のメンバーであり、その陛下には、「さざなみ」のシャーロット・ランブリングが出演していた。

ちなみに「マクベス」では、マリオン・コティヤールも出演していたので、本作では主演俳優とヒロイン、監督の再タッグとなっている。とにかく、死刑因のカラムがアサシン教団のただ一人の末裔だということ。DNAに眠る記憶を呼び覚まされたカラムは、祖先のアギラールの記憶を追体験し、“エデンの果実”の真実を解き明かすことになる。

それは、マリオン・コティヤー演じる博士のソフィアが開発した装置(アニムス)に接続されて、15世紀に生きた自らの祖先アギラールの人生を追体験するという。だからカラムが現代と15世紀を行き来するうちに、自らの父親が母親を殺した過去の真相にも気づくのであります。それにしても、アニムスという特殊な装置に、ブンブンと振り回されている半裸のファスベンダーの姿が、何だか滑稽に映っていた。しかし、カラムの体は現代のリハビリ施設にあり、カラムだけでなく他にも大勢の男女がいるのだ。アニムスの被験者だった大勢の男女、ムサたちが反乱を起こし、研究所の警備兵を倒しながら、アニムスの部屋へと傾れ込む。

じゃあ、どうやって15世紀にある“エデンの果実”をカラムが手に入れるのか?・・・それはソフィアが、アニムスに接続されているカラムの横に付いていて、15世紀のテンプル騎士団と戦うアギラールが見つけるのだが、それはコロンブスが、持ち帰ったということに。現代のコロンブスの墓に行き、その“エデンの果実”の入った古い箱を見つけるソフィアの父親。

その“エデンの果実”の奪い合いで、狭い空間や上下のラインを活かしたチェイス、敵と対峙しての殺陣など、様々な種類のスピーディなアクションに目を奪われます。それに、何といってもマイケル・ファスベンダーの肉体美も堪能できるというお得感も満喫できますので、損はないと思いますね。
2017年劇場鑑賞作品・・・50映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/

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