韓国の人気グループSUPER JUNIORのリードボーカル、イェソンを主演に迎えて贈るラブコメディ。共演は「呪怨 -終わりの始まり-」「さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~」の佐々木希。監督は「釣りバカ日誌」シリーズ、「愛を積むひと」の朝原雄三。
あらすじ:東京に来て3年になるイ・ヨンウン(イェソン)は、恋人に捨てられ、勤めていた会社をリストラされ、出張先の沖縄で途方に暮れていたところを、外国語学校の経営者に拾われ、いきなり韓国語の先生になる。そんな彼の前に現われたのが、幼い息子を抱えたシングルマザーの山城さくら(佐々木希)。彼女は韓国語ができると嘘をついてようやく旅行会社に仮採用されたばかり。そこへきて、大きな取引がかかった韓国の旅行会社の社長が来日することになり、追い詰められたさくらはヨンウンに個人レッスンを頼むのだったが…。
<感想>この邦題のタイトルだけ見ると、恋愛ものだと思い半分観るのやめようかと思った。魅力に欠けるタイトルだが、「愛を積むひと」の朝原雄三監督だけあってか演出で見せてくれる。
主人公にあのSUPER JUNIOR のイェソンが出ていると思って鑑賞。酷いイェソンの恋人が、男を部屋に引っ張り込んでHしているところへ、ばったりとイェソンが帰って来る辺りには、韓国のイケメン歌手をぞんざいに扱っているなぁと、それでも主人公が沖縄へ行った辺りからは、それなりに見られました。
ちょっと、頼りなげな主人公のイェソンでしたが、さすがに人気グループのボーカリストだけあってか、「勝手にしやがれ」をカラオケで熱唱するところは良かった。彼を韓国語の教師に仕立てて、外国語塾の二人組の老人?と3人で、韓国から来た社長を沖縄観光に案内する佐々木希扮するさくらに、遠隔から韓国語の通訳をするため追いかけて行くシーンなどは、コミカルに飛んでいて面白かった。
パターン通りの再会や別れのシーンをどんどん省略するのは小気味がいいが、米軍機や雇用問題など沖縄の現実をさりげなく提示することも忘れていないところもいい。ですが、韓国語もあまり話せないさくらに、商談の相手の接待と通訳を任せ、挙句に強姦されそうになるパワハラ&セクハラを古めかしい笑いに利用するのはいけ好かない。
旅行会社のデブ社長が、通訳のさくらに韓国の旅行会社との接待に、若い女を当てがったということも含めて、いくらイケメンの青年実業家でも許せませんからね。それでも佐々木希は、1カ月弱で韓国語のセリフをマスターしたそうです。イェソンも日本語のセリフを流暢に喋ってたしね。
沖縄のバーのマスターに扮する吹越満さん、見た感じがそう見えませんからね。そのマスターがさくらを助けるために、妙な発明品を持ち出すあたりから面白くなってくるんですよね。
無線を使って通訳作戦を活かすために、かなり喋ることができたはずのさくらが、日常会話までロクに分からなくのはちょっとご都合主義かも。レイプされるところを、イェソンに助けられたからいいものを。
それでも、さくら役の佐々木希は前にも「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」で、シングルマザー役を上手く演じていたから、違和感がなかった。イェソンが、さくらの息子を自転車に乗せて保育園の送り迎えまでするなんて、微笑ましい場面も見られ、二人が上手くいきそうになったところへ、逃げて行った子供の父親が帰って来るなんてね。いくら子供の父親だからって、こういう男を許してはダメですから。
仕方なく、イェソンが韓国へ帰るも、韓国へ帰れば、父親が癌で入院しているし、頑固な父親に反発して家出して日本へ来たイェソン。お互いに意固地になっていたんですね。父親の会社を継ぐ決心をして、沖縄のさくらと韓国のホテルでばったり再会するとは、・・・。このシーンは、冒頭で描かれており、そして3年前に戻ります。
観客が3人ぐらいで寂しいかぎりで、とても軽やかなコメディであり、沖縄の魅力がぎゅっと詰まっている映画なので、それにラストに流れるイェソンの歌声がとにかく痺れさせてくれますからね。
2016年劇場鑑賞作品・・・240映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:東京に来て3年になるイ・ヨンウン(イェソン)は、恋人に捨てられ、勤めていた会社をリストラされ、出張先の沖縄で途方に暮れていたところを、外国語学校の経営者に拾われ、いきなり韓国語の先生になる。そんな彼の前に現われたのが、幼い息子を抱えたシングルマザーの山城さくら(佐々木希)。彼女は韓国語ができると嘘をついてようやく旅行会社に仮採用されたばかり。そこへきて、大きな取引がかかった韓国の旅行会社の社長が来日することになり、追い詰められたさくらはヨンウンに個人レッスンを頼むのだったが…。
<感想>この邦題のタイトルだけ見ると、恋愛ものだと思い半分観るのやめようかと思った。魅力に欠けるタイトルだが、「愛を積むひと」の朝原雄三監督だけあってか演出で見せてくれる。
主人公にあのSUPER JUNIOR のイェソンが出ていると思って鑑賞。酷いイェソンの恋人が、男を部屋に引っ張り込んでHしているところへ、ばったりとイェソンが帰って来る辺りには、韓国のイケメン歌手をぞんざいに扱っているなぁと、それでも主人公が沖縄へ行った辺りからは、それなりに見られました。
ちょっと、頼りなげな主人公のイェソンでしたが、さすがに人気グループのボーカリストだけあってか、「勝手にしやがれ」をカラオケで熱唱するところは良かった。彼を韓国語の教師に仕立てて、外国語塾の二人組の老人?と3人で、韓国から来た社長を沖縄観光に案内する佐々木希扮するさくらに、遠隔から韓国語の通訳をするため追いかけて行くシーンなどは、コミカルに飛んでいて面白かった。
パターン通りの再会や別れのシーンをどんどん省略するのは小気味がいいが、米軍機や雇用問題など沖縄の現実をさりげなく提示することも忘れていないところもいい。ですが、韓国語もあまり話せないさくらに、商談の相手の接待と通訳を任せ、挙句に強姦されそうになるパワハラ&セクハラを古めかしい笑いに利用するのはいけ好かない。
旅行会社のデブ社長が、通訳のさくらに韓国の旅行会社との接待に、若い女を当てがったということも含めて、いくらイケメンの青年実業家でも許せませんからね。それでも佐々木希は、1カ月弱で韓国語のセリフをマスターしたそうです。イェソンも日本語のセリフを流暢に喋ってたしね。
沖縄のバーのマスターに扮する吹越満さん、見た感じがそう見えませんからね。そのマスターがさくらを助けるために、妙な発明品を持ち出すあたりから面白くなってくるんですよね。
無線を使って通訳作戦を活かすために、かなり喋ることができたはずのさくらが、日常会話までロクに分からなくのはちょっとご都合主義かも。レイプされるところを、イェソンに助けられたからいいものを。
それでも、さくら役の佐々木希は前にも「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」で、シングルマザー役を上手く演じていたから、違和感がなかった。イェソンが、さくらの息子を自転車に乗せて保育園の送り迎えまでするなんて、微笑ましい場面も見られ、二人が上手くいきそうになったところへ、逃げて行った子供の父親が帰って来るなんてね。いくら子供の父親だからって、こういう男を許してはダメですから。
仕方なく、イェソンが韓国へ帰るも、韓国へ帰れば、父親が癌で入院しているし、頑固な父親に反発して家出して日本へ来たイェソン。お互いに意固地になっていたんですね。父親の会社を継ぐ決心をして、沖縄のさくらと韓国のホテルでばったり再会するとは、・・・。このシーンは、冒頭で描かれており、そして3年前に戻ります。
観客が3人ぐらいで寂しいかぎりで、とても軽やかなコメディであり、沖縄の魅力がぎゅっと詰まっている映画なので、それにラストに流れるイェソンの歌声がとにかく痺れさせてくれますからね。
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