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ラザロ・エフェクト ★★

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「ラザロ徴候」をモチーフに、『二郎は鮨の夢を見る』のデヴィッド・ゲルブがメガホンを取ったホラー。死者のよみがえりという禁断の研究に挑んだ研究者たちを襲う恐怖と絶望、そして生き返った人間が体験する恐怖を描く。『インシディアス』シリーズなどに携ったジェイソン・ブラムが製作を担当。主演は俳優、製作者として活躍するマーク・デュプラス、死からよみがえったヒロインを、『トロン:レガシー』などのオリヴィア・ワイルドが演じる。

あらすじ:フランク(マーク・デュプラス)と婚約者のゾーイ(オリヴィア・ワイルド)が所属する研究者チームは、死者を復活させる「ラザロ血清」の研究に奮闘していたが、実験中の事故でゾーイが感電し亡くなってしまう。フランクは仲間の反対を押し切りラザロ血清を投与し、ゾーイは奇跡的に息を吹き返す。彼女の蘇生を喜んだのもつかの間、ゾーイの体にさまざまな異変が起こり始め、チームを絶望が襲い……。

<感想>死ぬより怖いのは、生き返ること。B級のホラー映画ですが、そんなに怖くありません。内容は大学の研究者たちが、究極の再生「死からの蘇り」のラザロ血清を作り、動物(犬)実験で成功します。ところが、蘇った動物のその後のケアをしないので、大変なことになります。まるで狂犬病みたいな凶暴な犬に変身したり、おとなしくなったりと。まるで、人間たちを見据えているかのような。
主人公ヒロインには「サード・パーソン」(13)「クーパー家の晩餐会」(15)オリヴィア・ワイルドが演じており、綺麗ですよね彼女は。

もう一度別の動物で実験をしようとして誤って感電死してしまい、恋人のフランクが研究をしていた蘇りの「ラザロ血清」を彼女に投与してしまうのです。
すると、目覚めたゾーイは人間でもあり、物体を動かすことができたり、他人の考えていることが聞こえてしまったりする超能力者でもあるような、目は真っ黒で悪魔の化身にでもなったかのようでした。

次々と仲間がゾーイに殺されていく中、恋人のフランクがゾーイに睡眠剤か何かを注射しようとするも、ゾーイがフランクの頭の中を読み取り、反対に殺されてしまう。

それに、ゾーイの脳裏に、時折フラッシュバックのようによぎる暗く恐ろしい出来事が。それは、幼いころに住んでいたアパートが火事になり、近隣の人たちが焼け死んでしまったという。生き残ったのは彼女だけだった。その悪夢が蘇るのだ。これの意味することが、この作品のラストで明かされます。

最後に生き残ったのが、エヴァという女性一人で、エヴァもゾーイに抑制の注射をしようと待ちかまえますが、ゾーイはこれも彼女の頭の中を読み取り彼女を殺そうとしますが、エヴァはゾーイの子供の頃の意識の世界へと入っていきます。それは、幼いころアパートで火事にあった場面であり、幼いゾーイの手には「マッチ」が握られており、つまり火事を起こしたのはゾーイであり、それを悔やんでいたわけ。まだ善の心が残っていたんですね。だから、エヴァは、幼いゾーイの手を引き救いの扉を開けさせるわけ。

すると、エヴァが現実の世界と戻ってくる。そして、ゾーイの胸に注射を打ち込むのだ。そこへ、レスキュー隊が駆けつける。助かったと思ったエヴァだが、実はそのレスキュー隊はゾーイの化身でした。だから、エヴァも殺されてしまう。

さて、ラストは、ゾーイが死んだフランクを自分と同じ蘇りのラザロ血清を投与して、生き返らせるところで終わる。
ゾーイを演じたこオリヴィア・ワイルドは、この作品の中では、「X―MEN」のジーン・グレイ役のように超能力を発揮します。だから悪魔の手先になるオリヴィアに、あまり共感しません。それに、こういうお話って、何度も造られているしね。あまり目新しさは感じませんでした。
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