1984年に世界的大ヒットとなった「ゴーストバスターズ」を、女性を主人公にしてリブートした痛快ホラー・コメディ。専門の会社を立ち上げ幽霊退治に乗り出した個性的なダメダメ女子4人組が、ニューヨークを跋扈するゴーストたちを相手に自作の武器を駆使して立ち向かうさまを、コミカルかつ軽快なテンポで描き出す。主演の4人組には「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」で共演したメリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグと「サタデー・ナイト・ライブ」で活躍中のケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ。共演にクリス・ヘムズワース。監督は「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「デンジャラス・バディ」のポール・フェイグ。
あらすじ:ニューヨーク。名門大学で真面目に教鞭をとる物理学教授のエリン(クリスティン・ウィグ)。ところが、彼女がかつて書いた心霊現象に関する本がネットに出回り、それがバレて最終的に大学を追われるハメに。原因はエリンの昔なじみで女性科学者のアビー(メリッサ・マッカーシー)。今も天才で変人の女性エンジニア、ジリアンをアシスタントに心霊研究を続けていた。そんな3人はたまたま調査に向かった屋敷でついに本物の幽霊と遭遇、それがきっかけで幽霊退治専門の会社“ゴーストバスターズ”を立ち上げることに。そこへニューヨークの街を知り尽くす地下鉄職員のパティ(レスリー・ジョーンズ)と、受付係としてボンクラだけどイケメンのケヴィン(クリス・ヘムズワース)を加え、いよいよ本格的な幽霊退治に乗り出すゴーストバスターズだったが…。
<感想>27年前だから全然覚えていない前作の「ゴーストバスターズ」。確かビル・マーレイやダン・エイクロイド、ハロルド・スミス、アニー・ハドソンという最高に愉快なメンバーが揃っていたと思う。残念ながら、2014年にハロルド・スミスは亡くなったそうです。昔だからCGなんて無いしテクノロジーを駆使してゴーストたちと戦うというものだったようだ。
続編も舞台はNYで、ちょっと違うのが、都市の危機を救うべく立ち上がったのは4人の女たちなんです。今度は少しおばちゃんたちのオカルトマニアが、お化け退治でニューヨークを救ってリア充しちゃう話なんですよ。
それに彼女たちの秘書には、オツムが足りないイケメンのクリス・ヘムズワース。「マイテイ・ソー」「アベンジャーズ」で活躍したムキムキ筋肉の俳優さん。それが、体が引き締まって細マッチョになり、伊達メガネをかけてイケメンになって登場している。ですが、ゴースト退治はしない、デスクワークの仕事ですから。
そして、幽霊退治のリーダー役だったビル・マーレイは、オカルト現象を全否定する科学者で登場して、ダン・エイクロイドはタクシーの運転手で出演していた。それに、アニー・ハドソンが葬儀屋の叔父さん役でラストにちょいと出番が、ホルツマンの上司でシガニー・ウィバーも出ていた。その他にゴーストななんて信じないNY市長役で、アンディ・ガルシアが貫禄たっぷりで出ていた。
あの大好きだった映画の世界に再び飛び込む続編の楽しみでワクワクしますから。数々の仕掛けに満ちた飛びっきりのブロックバスターが、またやってきたんですね。
超常現象のエキスパートであるアビーは、ゴーストの研究に人生を捧げてきた。そこに科学的な根拠を加えようとする物理学者のエリンである。そしてエンジニアのホルツマンは、アビーとエリンが思いつくコンセプトをかたちにして、ゴーストと戦うための装備を作り上げるというわけ。最後に参加したパティは、NYの街を隈なく知っている地下鉄職員。彼女の知識が、ゴーストたちの居場所やマンハッタンに何が起きているのかを解き明かす鍵となるのですね。
クリステンは抑制の利いた神経症的なギャグで笑わせてくれるし、ケイトはフィジカルコメディが得意だけど、彼女の中にある奇妙さが風変わりなエネルギーを作品に与えてくれるのだ。レスリーは、爆発的エネルギーをセットにもたらしてくれるし、メリッサは彼女たちのリーダー的存在になっている。4人とも実に個性的なキャラの持ち主で、さらにはゴーストたちをコテンパンにやっつける能力まで持っているのだから。
映画の中のゴーストたちは全て伝統的な撮影技師やトリックを使って撮影されたそうです。今回の作品では、現代的な視覚効果が使われているのはもちろんのこと、オリジナル版の伝統的なスタイルも踏襲されているのだ。だから、シリーズの名物キャラクターである、スライミーも最新のVFX技術でよみがえっている。
そして、今作のスライマーはフルCGだが、セットでは1984年のオリジナル版の時と同様、パペットが使われた。最後のクライマックスの場面では、NYの街に1000体以上のゴーストが現れます。そのゴーストたちの種類は無限に広がっている。
そして、小道具やガジェットに車など、まるで電気屋や、大学のゴミ箱からあさってきたパーツで作られたように見える。ホルツマンが、路上で古いパイプを見つけたら、それを銃身にしようと考えるタイプ。だから彼女たちが使っている武器を見ると、空き缶みたいに見えるけど、どこかに手が加えられているのだ。
それに、バスターズが乗る車が、パティが容易した叔父さんの葬儀社の車、霊柩車“エクト1“。オリジナル版では救急車を改造したものが使用されたが、本作でも同じようにレトロカーが選ばれました。
テンションが高くて頭がおかしい、ぶっ飛んだキャラ、それが「ゴーストバスターズ」ではクールに活かされていて、鳥肌が立つほどかっこよくて、すごく良かった。後半では、とある企みによってNYの街がゴーストたちに占領されるシーン、CGの臨場感も良かったけれど、4人のキャストたちの存在感も負けてなかった。
エンドロールで彼女たちの事務所の秘書をしている、クリス・ヘムズワースがジョン・トラボルタよろしく「サタデー・ナイト・フィバー」のダンスをナイスボディで披露する。これは、4人の名コメディアンを輩出したあの老舗のお笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクした女コメディアンたちが主人公を演じているのだから。お笑い系じゃないクリス・ヘムズワースが、一番おいしい役を演じていたと思うよ。
2016年劇場鑑賞作品・・・160映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:ニューヨーク。名門大学で真面目に教鞭をとる物理学教授のエリン(クリスティン・ウィグ)。ところが、彼女がかつて書いた心霊現象に関する本がネットに出回り、それがバレて最終的に大学を追われるハメに。原因はエリンの昔なじみで女性科学者のアビー(メリッサ・マッカーシー)。今も天才で変人の女性エンジニア、ジリアンをアシスタントに心霊研究を続けていた。そんな3人はたまたま調査に向かった屋敷でついに本物の幽霊と遭遇、それがきっかけで幽霊退治専門の会社“ゴーストバスターズ”を立ち上げることに。そこへニューヨークの街を知り尽くす地下鉄職員のパティ(レスリー・ジョーンズ)と、受付係としてボンクラだけどイケメンのケヴィン(クリス・ヘムズワース)を加え、いよいよ本格的な幽霊退治に乗り出すゴーストバスターズだったが…。
<感想>27年前だから全然覚えていない前作の「ゴーストバスターズ」。確かビル・マーレイやダン・エイクロイド、ハロルド・スミス、アニー・ハドソンという最高に愉快なメンバーが揃っていたと思う。残念ながら、2014年にハロルド・スミスは亡くなったそうです。昔だからCGなんて無いしテクノロジーを駆使してゴーストたちと戦うというものだったようだ。
続編も舞台はNYで、ちょっと違うのが、都市の危機を救うべく立ち上がったのは4人の女たちなんです。今度は少しおばちゃんたちのオカルトマニアが、お化け退治でニューヨークを救ってリア充しちゃう話なんですよ。
それに彼女たちの秘書には、オツムが足りないイケメンのクリス・ヘムズワース。「マイテイ・ソー」「アベンジャーズ」で活躍したムキムキ筋肉の俳優さん。それが、体が引き締まって細マッチョになり、伊達メガネをかけてイケメンになって登場している。ですが、ゴースト退治はしない、デスクワークの仕事ですから。
そして、幽霊退治のリーダー役だったビル・マーレイは、オカルト現象を全否定する科学者で登場して、ダン・エイクロイドはタクシーの運転手で出演していた。それに、アニー・ハドソンが葬儀屋の叔父さん役でラストにちょいと出番が、ホルツマンの上司でシガニー・ウィバーも出ていた。その他にゴーストななんて信じないNY市長役で、アンディ・ガルシアが貫禄たっぷりで出ていた。
あの大好きだった映画の世界に再び飛び込む続編の楽しみでワクワクしますから。数々の仕掛けに満ちた飛びっきりのブロックバスターが、またやってきたんですね。
超常現象のエキスパートであるアビーは、ゴーストの研究に人生を捧げてきた。そこに科学的な根拠を加えようとする物理学者のエリンである。そしてエンジニアのホルツマンは、アビーとエリンが思いつくコンセプトをかたちにして、ゴーストと戦うための装備を作り上げるというわけ。最後に参加したパティは、NYの街を隈なく知っている地下鉄職員。彼女の知識が、ゴーストたちの居場所やマンハッタンに何が起きているのかを解き明かす鍵となるのですね。
クリステンは抑制の利いた神経症的なギャグで笑わせてくれるし、ケイトはフィジカルコメディが得意だけど、彼女の中にある奇妙さが風変わりなエネルギーを作品に与えてくれるのだ。レスリーは、爆発的エネルギーをセットにもたらしてくれるし、メリッサは彼女たちのリーダー的存在になっている。4人とも実に個性的なキャラの持ち主で、さらにはゴーストたちをコテンパンにやっつける能力まで持っているのだから。
映画の中のゴーストたちは全て伝統的な撮影技師やトリックを使って撮影されたそうです。今回の作品では、現代的な視覚効果が使われているのはもちろんのこと、オリジナル版の伝統的なスタイルも踏襲されているのだ。だから、シリーズの名物キャラクターである、スライミーも最新のVFX技術でよみがえっている。
そして、今作のスライマーはフルCGだが、セットでは1984年のオリジナル版の時と同様、パペットが使われた。最後のクライマックスの場面では、NYの街に1000体以上のゴーストが現れます。そのゴーストたちの種類は無限に広がっている。
そして、小道具やガジェットに車など、まるで電気屋や、大学のゴミ箱からあさってきたパーツで作られたように見える。ホルツマンが、路上で古いパイプを見つけたら、それを銃身にしようと考えるタイプ。だから彼女たちが使っている武器を見ると、空き缶みたいに見えるけど、どこかに手が加えられているのだ。
それに、バスターズが乗る車が、パティが容易した叔父さんの葬儀社の車、霊柩車“エクト1“。オリジナル版では救急車を改造したものが使用されたが、本作でも同じようにレトロカーが選ばれました。
テンションが高くて頭がおかしい、ぶっ飛んだキャラ、それが「ゴーストバスターズ」ではクールに活かされていて、鳥肌が立つほどかっこよくて、すごく良かった。後半では、とある企みによってNYの街がゴーストたちに占領されるシーン、CGの臨場感も良かったけれど、4人のキャストたちの存在感も負けてなかった。
エンドロールで彼女たちの事務所の秘書をしている、クリス・ヘムズワースがジョン・トラボルタよろしく「サタデー・ナイト・フィバー」のダンスをナイスボディで披露する。これは、4人の名コメディアンを輩出したあの老舗のお笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクした女コメディアンたちが主人公を演じているのだから。お笑い系じゃないクリス・ヘムズワースが、一番おいしい役を演じていたと思うよ。
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