映画やアニメなどで度々映像化されてきた冒険小説を、『ハリー・ポッター』シリーズなどのデヴィッド・イェーツ監督が新たに生まれ変わらせた活劇。ジャングル育ちの英国貴族ターザンが、愛する妻と故郷のために過酷な試練に立ち向かう。主人公ターザンを、堂々たる肉体美を誇るアレキサンダー・スカルスガルドが熱演。妻ジェーンに『フォーカス』などのマーゴット・ロビーがふんするほか、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツが脇を固める。
あらすじ:生後間もなく国の反乱が原因で、コンゴのジャングルで動物たちに育てられた英国貴族ターザン(アレキサンダー・スカルスガルド)は、美しい妻ジェーン(マーゴット・ロビー)とロンドンで生活していた。ある日、政府の命令で故郷へ戻るがそれは巧妙なわなで、ジャングルを侵略された上に、妻がさらわれてしまう。愛する妻と故郷を取り戻すべく、ターザンは内なる野性を呼び覚まして戦うことを決意する。
<感想>主人公グレイストーク卿を演じた、スウェーデン生まれの北欧系の超美形アレキサンダー・スカルスガルド。194cmの長身で筋肉美のイケメン英国貴族である彼が、スーツをスタイリッシュに着こなし英国式のマナーや、上流階級の英語も習得し、聡明で思慮深い人物として誰からも愛される存在に。
ですが、コンゴでのジャングルの王者ターザンとして、ゴリラやムボロンガ族の族長と戦うシーンや、人質となった妻のジェーンを救うためにジャングルの中を駆け巡る華麗なシーンとかでは、ムキムキの筋肉美を披露してくれる。
今回はコンゴで奴隷制度が敷かれているという話で、米国大使のサミュエル・L・ジャクソンと一緒に幼いころに育ったコンゴのジャングルへと、それに、同じジャングルで育った妻のジェーンの懇願により同行することに。これが、厄介の種になりターザンを苦しめることになるとは。妻役にはマーゴット・ロビーが扮しており、気の強い女でジャングル育ちのアメリカ人という設定。
だが、これはベルギーの官史レオンに扮するクリストフ・ヴァルツが、ダイヤモンドの採掘権を得るための罠だったのだ。
実は、ターザンの育ての親であるゴリラの母親が、ムボロンゴ族の息子に毒矢で殺されてしまい、復讐としてターザンが族長ムボンガの息子を殺してしまう。息子を殺された恨みを持つムボロンガの族長(ジャイモン・フンスー)が、クリストフ・ヴァルツと取引してターザンをジャングルにおびき寄せるためだったのだ。
初めは英国貴族の恰好をしたアレキサンダー・スカルスガルドもいいなぁと思ってましたが、やっぱりジャングルでのターザンの姿が素敵ですね。
物語では、ターザンが文明社会に戻り、大きな屋敷で妻のジェーンと暮らしているシーンから始まり、回想シーンではターザンの生い立ちや、ジェーンとの出会いなどが語られていくので、“ターザンとは何者なのか”を知らない人でも分かるようになっています。
コンゴに行き、妻のジェーンを誘拐されてしまい、助けに行くターザンは、コンゴの河を船で下るクリストフ・ヴァルツのところへと、初めは列車に飛び乗り先回りしようと試みるわけ。ジャングルの中を蔦を利用して宙を舞うように移動して、下を走る列車に飛び移るシーンも凄いですが、列車の中では兵隊をターザン一人で殴り蹴るのアクションシーンにびっくりです。
それに、ジャングルでは、ゴリラの義兄弟・ボスのアクートとの闘いが待っていたのですね。森の掟であり対決は避けられないのだ。さすがに怪物なみのゴリラとの闘いではケガをして負けてしまう。蟻の鋭いあごを利用して傷をふさぐジャングル式の医療技術で応急処置する。
ターザンの傷の手当をする、サミュエル・L・ジャクソンが父親のように見えた。ですが、宿敵のムボンガの族長との一対一での闘いでは、負けてませんから。ですが、彼らが奴隷として連れていかれる列車を襲撃して、連れ戻すことを約束します。
何といっても見どころは、とある港町で大勢の部下たちに銃で武装させたクリストフ・ヴァルツの恐るべき野望。ですが、ターザンとサミュエルは奇策に打って出るわけ。文明の力には野生の力をとばかりに、物凄い数の、バッファローの群れを従えて港に突入する。
ラストのクライマックスでの野生動物の大爆走シーンで、バッファローを先頭に、ライオンや象やゴリラが物凄い数でスクリーンいっぱいに走り回るところです。しかも、このシーンに限らず、動物たちはすべてCGで描かれたもの。だから、どんな大胆な動きだってさせることができるところでしょうか。
毛並みや動きのリアルさは、CGとは信じがたい出来になっています。それだけじゃないんですね、象やゴリラの目の表情の見事なことといったらない。微妙な感情の変化すら観客に感じさせるんですから。CGもここまで来たかと感心せざるを得ない。
動物の部分だけじゃなく、ジャングルを縦横無尽に駆け巡ったり、飛びまわったりするアクションも爽快ですね。
悪人役のクリストフ・ヴァルツを、河の凶暴なワニに襲わせるところも、やっぱりそう来たかと、にやりとしてしまった。ラストではターザンとジェーンは、子供が生まれて、幸せにコンゴの村で暮らしてる様子が映し出されており、ロンドンの豪邸にはいつの日か帰ってくるのでしょう。
2016年劇場鑑賞作品・・・152映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:生後間もなく国の反乱が原因で、コンゴのジャングルで動物たちに育てられた英国貴族ターザン(アレキサンダー・スカルスガルド)は、美しい妻ジェーン(マーゴット・ロビー)とロンドンで生活していた。ある日、政府の命令で故郷へ戻るがそれは巧妙なわなで、ジャングルを侵略された上に、妻がさらわれてしまう。愛する妻と故郷を取り戻すべく、ターザンは内なる野性を呼び覚まして戦うことを決意する。
<感想>主人公グレイストーク卿を演じた、スウェーデン生まれの北欧系の超美形アレキサンダー・スカルスガルド。194cmの長身で筋肉美のイケメン英国貴族である彼が、スーツをスタイリッシュに着こなし英国式のマナーや、上流階級の英語も習得し、聡明で思慮深い人物として誰からも愛される存在に。
ですが、コンゴでのジャングルの王者ターザンとして、ゴリラやムボロンガ族の族長と戦うシーンや、人質となった妻のジェーンを救うためにジャングルの中を駆け巡る華麗なシーンとかでは、ムキムキの筋肉美を披露してくれる。
今回はコンゴで奴隷制度が敷かれているという話で、米国大使のサミュエル・L・ジャクソンと一緒に幼いころに育ったコンゴのジャングルへと、それに、同じジャングルで育った妻のジェーンの懇願により同行することに。これが、厄介の種になりターザンを苦しめることになるとは。妻役にはマーゴット・ロビーが扮しており、気の強い女でジャングル育ちのアメリカ人という設定。
だが、これはベルギーの官史レオンに扮するクリストフ・ヴァルツが、ダイヤモンドの採掘権を得るための罠だったのだ。
実は、ターザンの育ての親であるゴリラの母親が、ムボロンゴ族の息子に毒矢で殺されてしまい、復讐としてターザンが族長ムボンガの息子を殺してしまう。息子を殺された恨みを持つムボロンガの族長(ジャイモン・フンスー)が、クリストフ・ヴァルツと取引してターザンをジャングルにおびき寄せるためだったのだ。
初めは英国貴族の恰好をしたアレキサンダー・スカルスガルドもいいなぁと思ってましたが、やっぱりジャングルでのターザンの姿が素敵ですね。
物語では、ターザンが文明社会に戻り、大きな屋敷で妻のジェーンと暮らしているシーンから始まり、回想シーンではターザンの生い立ちや、ジェーンとの出会いなどが語られていくので、“ターザンとは何者なのか”を知らない人でも分かるようになっています。
コンゴに行き、妻のジェーンを誘拐されてしまい、助けに行くターザンは、コンゴの河を船で下るクリストフ・ヴァルツのところへと、初めは列車に飛び乗り先回りしようと試みるわけ。ジャングルの中を蔦を利用して宙を舞うように移動して、下を走る列車に飛び移るシーンも凄いですが、列車の中では兵隊をターザン一人で殴り蹴るのアクションシーンにびっくりです。
それに、ジャングルでは、ゴリラの義兄弟・ボスのアクートとの闘いが待っていたのですね。森の掟であり対決は避けられないのだ。さすがに怪物なみのゴリラとの闘いではケガをして負けてしまう。蟻の鋭いあごを利用して傷をふさぐジャングル式の医療技術で応急処置する。
ターザンの傷の手当をする、サミュエル・L・ジャクソンが父親のように見えた。ですが、宿敵のムボンガの族長との一対一での闘いでは、負けてませんから。ですが、彼らが奴隷として連れていかれる列車を襲撃して、連れ戻すことを約束します。
何といっても見どころは、とある港町で大勢の部下たちに銃で武装させたクリストフ・ヴァルツの恐るべき野望。ですが、ターザンとサミュエルは奇策に打って出るわけ。文明の力には野生の力をとばかりに、物凄い数の、バッファローの群れを従えて港に突入する。
ラストのクライマックスでの野生動物の大爆走シーンで、バッファローを先頭に、ライオンや象やゴリラが物凄い数でスクリーンいっぱいに走り回るところです。しかも、このシーンに限らず、動物たちはすべてCGで描かれたもの。だから、どんな大胆な動きだってさせることができるところでしょうか。
毛並みや動きのリアルさは、CGとは信じがたい出来になっています。それだけじゃないんですね、象やゴリラの目の表情の見事なことといったらない。微妙な感情の変化すら観客に感じさせるんですから。CGもここまで来たかと感心せざるを得ない。
動物の部分だけじゃなく、ジャングルを縦横無尽に駆け巡ったり、飛びまわったりするアクションも爽快ですね。
悪人役のクリストフ・ヴァルツを、河の凶暴なワニに襲わせるところも、やっぱりそう来たかと、にやりとしてしまった。ラストではターザンとジェーンは、子供が生まれて、幸せにコンゴの村で暮らしてる様子が映し出されており、ロンドンの豪邸にはいつの日か帰ってくるのでしょう。
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