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Channel: パピとママ映画のblog
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ロスト・バケーション ★★★★

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「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」のジャウマ・コレット=セラ監督が、巨大ザメに追い詰められ、小さな岩場で絶体絶命の窮地を迎えたヒロインの決死のサバイバルの行方を描いた戦慄のサスペンス・スリラー。主演はTV「ゴシップガール」、「アデライン、100年目の恋」のブレイク・ライヴリー。
あらすじ:医学生のナンシーは、亡き母が教えてくれた地元のサーファーしか知らない秘密のビーチで休暇を満喫しようとしていた。美しいロケーションと理想の波に、時が経つのも忘れてサーフィンに興じるナンシー。すると突然、何かにぶつかり脚を負傷してしまう。慌てて近くの岩場に避難したものの、傷口からは大量の出血が。しかし何よりも彼女を恐怖のどん底に陥れたのは、目の前を悠然と泳ぐ巨大なサメの影だった。岸までの距離はおよそ200メートル。しかも徐々に潮が満ち始め、岩場の面積はみるみる狭まっていく。それでもラッシュガードで何とか止血し、生き残るための方策を必死で考え抜くナンシーだったが…。

<感想>主人公のブレイク・ライヴリーは、ライアン・レイノルズの奥さんであり、その相手役は獰猛なホオジロサメなんです。監督はホラーを得意としながらもサッカー映画とか、リーアム・ニーソン映画を撮ったりもするジャウム・コレット=セラ。

物語は、満ち潮になると水没する岩礁に一人取り残されたサーファー美女が、サメに襲われる極限のスリラーの展開であります。

足をサメに食われて血が吹き出すザックリ割れの脚の患部を、医学生だけに身に着けている耳たぶに沿った半月状のピアスを針に、ネックレスのチェーンを糸代わりに傷口を縫合したり、ウェットスーツの袖をペンダントで引き裂いて、壊死し始めた脚を圧迫したりなど。身に着けていた装飾品で麻酔無しの応急処置に悶絶する。まさか、サバイバルの道具になるなんて知らなった。

近くに浮かぶ錆びついたブイも利用して、必死に迎撃するブレイク・ライヴリーを応援する観客の目線。すでに男3人も餌食にして満腹なはずなのに、執拗に彼女を狙うのは何故なのか?・・・主人公は助かるのか?・・・結末はスクリーンでご覧ください。

かなり前だが、サメの恐怖映画というと「ジョーズ」を思い出すが、まさに、それと同じく美人の主人公一人で巨大なサメと戦うB級作品。久しぶりに観た趣向を凝らした86分の、脳みそ溶けそうな盛夏に短い構成と、うまい演出に拍手だ。
2016年劇場鑑賞作品・・・146映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

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